先日、山で乗らなくなった少し古いMTBをリジットフォークにして街乗り仕様にしたいというご相談を承りました。
サスペンションフォークからリジットフォークにすると全長が短くなるので、どうしてもハンドル位置が低くなり乗車姿勢がイマイチしっくりこない事があります。
そういう場合は物理的にハンドル位置を上げるしかない!という事で、ご用意したのが画像のライザーバーです。
DA BOMB/TACTIC-Ⅱ
御覧の通り今時珍しいハイライズ。メーカーサイトにはライズ3”=76.2㎜とあり、かなりのアップライズ。しかもクランプ径が31.8㎜というのも珍しいと思います。
近年のMTB用ライザーバーはこんなに上がっていませんからシルエット的に好き嫌いはあると思いますが、ある意味レアなハンドルです。
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ハンドル幅
あとはハンドルの幅です。このハンドル、幅が760㎜もあります。山で乗る場合はこの位のハンドル幅が普通なんでしょうが、街中を流すにはちょっとね…普通自転車歩道通行可の歩道を走行する際でもハンドル幅に規制がありますから。
アルミなので比較的簡単にカット出来ますが、MTBのハンドル幅を狭くし過ぎるとバランス的にカッコ悪いんですよね~。たまに未舗装路を走る時なんかもハンドリングしにくくなりますし。ハンドル幅は悩みどころです。
今回はハンドル形状で対応する方法としてハイライズ・バーを御紹介しましたが、他にもフォークコラムを長めに取ってステム位置を高めに設定したり、そもそもステムを上向きの物にする…なんて方法もありますよね。
山で乗ら無くなったMTBをリジットフォーク化して街乗りするのは個人的にアリだと思うので、もしそんな希望がございましたら店頭にてお気軽に御相談下さい。