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【スズカエンデューロ対策】150周以上走って分かった、鈴鹿サーキットの攻略法を伝授します!

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名古屋本館】星野 将宏 24年11月01日

DSC03406ホッシー、完全に忘れていたのですが、明日スズカ8時間エンデューロなんですね(^^;)
毎年、秋のスズカはもう1~2週ほど遅いイメージだったので忘れておりました。
2年くらい前にもご紹介しましたが、鈴鹿サーキットを速く走るコツと言いますか、オススメの走り方・走行ラインを伝授したいと思います。

鈴鹿サーキットを150周以上走った経験

今までたくさん参加させて頂いた鈴鹿サーキットでのロードレース。STRAVAで履歴を見るとGARMINのサイコンを使い始めてからの記録だと99周。それ以前のエンデューロや120ソロに出た時の記録を足せば、150周以上走ってきました。調べた自分が一番驚いてます(笑)

もはや目を瞑っていても走れるくらい頭にコースが焼き付いております。
何も考えずにただ周回数を重ねた訳ではありません。一番疲れずに楽に走れないか、脚が攣っていていかにごまかして走るかなど‥色々経験したり考えながら走ってきました。

 

最速で走るライン取り

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150周も走ると分かってくることが有ります。最速で走るライン取りが。
どっかの公道最速理論みたいなことになってますが( ´∀` )

やはり体で思えるんでしょうか。日頃から楽に速く走る方法を常に考えて走っていますので、鈴鹿サーキットでもレースしながら多少リスクがあっても、速く走るための走行ラインを導き出していました。

プロ選手との集団走行ではありますが、自己ベストが「6分56秒」という記録が出ました。

このタイムは2016年に出したものですが、STRAVA上で当時だと全体6位、現在でも20位内の記録です。どれほど速いのかは、タイムを計ってみて下さい。そうそう出せるタイムではないと思います。

 

サーキットコースの走り方

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鈴鹿サーキットはフルコースの全長は5.807kmです。

サーキットコースは、レーシングカー用に設計されています。道幅は一般道よりはるかに広く、路面もグリップ力が高くなる様に設計されています。鈴鹿にはコーナーごとに名称があり「9つ」あります。

速く走るコツですが、いかに自分のペースを守り、思い通りに走るかです。他の人の邪魔にならないようにするのが前提ですが(^^;)

蛇行や無理やりな車線変更をしないという事です。自己中心的な走りはやめましょう。
追い抜き・追い抜かれる時や、コーナーへの進入時に俺が俺がと先にラインを塞いだり、自分勝手な走りをされている方を大変よく見かけますが、無駄が多すぎます。普段以上に体力を使ってしまい自滅(体力切れ)してしまいます。

相手に、コーナーを曲がれる余地を与えてしまった、という事で潔く走行ラインを譲りましょう。

レース展開では加減速があるので、それに応じてペース配分を乱されてしまいます。急な加速をしてもコーナーが来てしまうと減速、立ち上がりで置いて行かれないように焦ってまた加速、、、相手にペースを合わせていたらキリがありません。

サーキットであれば、次のコーナー(減速ポイント)が分かった状態で走れます。短いストレートなら立ち上がりで少し離れても、焦って追いかけず次のコーナーへの進入時にブレーキングポイントを少し遅らせて、平均速度を落とさないようにすることで以外と追いつけます。
むしろ少し前との間隔を開けてコーナーに入った方が追突の心配もなく、上手く走ればペース配分を守って走れます。
焦らず得意な部分で相手より有利な条件で走りましょう。

 

鈴鹿攻略には右側走行

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ホッシーは鈴鹿サーキットでは基本右側を走行します。理由を簡単にまとめると、大事なポイントが「右カーブ」だからです。
しかし、速い集団が通過する場合は右側を走るため、集団に追いつかれたら道を譲ってください。

自転車のレースやイベントでは、鈴鹿サーキットは逆回りで行われます。ロードレースは下りゴールが禁止されているからです。(海外の一部レースは例外です。)
なので、ホームストレートは3~4%?くらいの登り坂になります。逆に、バックストレート(西ストレート)は下り基調となります。メチャクチャ道幅広いので安心して走れます!

重要なポイントを分けてご紹介します!

 

シケイン

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まずスタートしてすぐに来るのが直角コーナーが連続する、落車の名所??「シケイン」です!

ここをクリアするには右側を走行することです。

シケインの左側を走行していて、右側で落車や何かトラブルが発生して左に避難・逃げたとしても道がありません。あるのはガードレール(壁)だけのため、停車or急ブレーキを余儀なくされます。
減速しすぎると、ここは登り基調なので加速で上手く速度が出ず大幅なロスになります。

 

西ストレート

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シケインを抜けると、ホッシーが思う第一無駄足使うポイントの「西ストレート(バックストレート)」が来ます。
右にラウンドしているので、ここでも右側走行が望ましく、ここから先に続くカーブも右カーブなので、少しでも脚を使わないように最短距離で走れます。

この西ストレートは、飛び抜けて速い速度で走らない限り集団を引き離すのは難しいのでアタックポイントではありませんし、下りはテクニカルではないので力量に差が無い限り置いて行かれる心配もありません。

なので、シケインで多少出遅れても焦らず、西ストレートでは脚を使わずに集団の力を利用しつつゆっくり集団に追い付きましょう。

 

スプーンカーブ

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西ストレートの次は「スプーンカーブ」です。

こちらも右カーブなので右側がオススメ!ここは若干、登りの勾配が上がるので、急激にペースダウンが起こります。前方を走る選手に追突しないように、少し車間を取り安全にクリアすることが望ましいです。
車間が空いていればブレーキかけず、勾配による自然な減速に合わせてギアを軽くしていけば脚にかかる負担を最小限に抑えれます。

レース中に思うのが「周りの選手のギアチェンジが遅い」ことです。

ブレーキして減速した後が軽く登りなのに速度があまり出ておらず、ケイデンスも低いままギアチェンジしても変速のリアクションが遅れます。
勾配での減速が必要以上に発生して速度か落ちすぎるので後方が渋滞しますし、前方からは置いて行かれてまた加速をしないといけなくなるので無駄足になってしまいます。

話しを戻しますが、集団から置いて行かれそうorもし逃げるためアタックをするならスプーンカーブを抜けた瞬間、ここが頑張りポイントです!勾配が緩くなった瞬間が皆が一番油断しているタイミングです。
集団走行時にここで加速が遅れた場合、この先は少し下って速度が乗ったまま上り返して、次のヘアピンカーブ手前でまた下る高速区間なので、単独だとかなり脚を使うことになります。
タイミングを見て踏み出して流れに乗るように加速しましょう。

 

ヘアピンカーブ

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次が「ヘアピンカーブ」

ここも右カーブなので右側の走行がオススメ。
毎年毎年、気をつけてとアナウンスでうるさく言われているのに、絶対に落車する人いるんですよね。
オーバースピードでヘアピンに進入してオーバーランだったり、スリップして単独落車、減速が足りず追突・・・などなど、注意が足りなさすぎる方が毎年一定数おります。
このブログを読んで頂いた方は、ヘアピンカーブはお気を付け下さい_(._.)_(フラグでも何でもありませんからね!)

シフトダウンしながら慎重にカーブを終えましょう。

 

25R+デグナーカーブ

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ヘアピン抜けてから集団が急加速します。
何故でしょうね、次に「25R」待ってるのに・・・絶対に減速するのに。
その為にも重いギアではなく少し軽めのギアで加速して、無駄にパワーを使い過ぎないようにしましょう !

ヘアピンカーブ後の加速時には車線変更はNGです!!危険極まりないです!走行ラインは守りましょう!!
急激な速度変化なので皆さん吊られて全力で加速なさりますが、前方との車間を詰め過ぎないようにしてください!

25Rは直角に曲がるカーブですが、ここの攻略法は『どれだけブレーキをしないか』です!チキンレースみたいなこと言ってますが、高速コーナリングは『アウト・イン・アウト』が鉄則なのでやはり右側走行がイイです。
ホッシーはこのカーブで絶対にイン側(左側)に選手が来て欲しくないので、手信号で後方にイン側に入られないように・自分がインに攻める事を合図して進入します。

25Rの攻略は、進入する直前にギアを3速軽くします。曲がった後から若干登り基調になるからです。
カーブ後にギアチェンジしていたらギアが重いことに気づくでしょう!カーブ前にシフトダウン・・・気分はF1やSUPER GTです(笑)

立ち上がりは減速を最小限にしたおかげで加速をスムーズに行えて、速度を上げたまま次のデグナーカーブに突入します。ホッシーはこの方法で自然と5~6人追い抜きます。

因みにこれらの事は前方との車間距離がある程度開いている前提での走り方です。
色々なテクニックを駆使して走っていますので、危険を感じたら安易に真似されないように(笑)

 

ダンロップカーブ

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ダンロップカーブでは次の高速下り連続「S字カーブ」の位置取りをする為の準備をします。

前に何人選手がいてS字カーブ1つ目に進入するまでに「どこに選手をすり抜けるラインが空いているか」を下りながら見晴らしがいいタイミングで状況を事前に把握します。

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無理ない程度に選手の間を減速せずにカーブ中に追い抜きを行います。

 

S字カーブ

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ここからがホッシーの真骨頂!お得意の「S字カーブ」。

ここでのホッシーの走りを真似することはなかなか難しいと思います…勇気がいりますので。出来ないと思ったらやらない事をオススメします…

ホッシー・・・S字カーブの下りを全力で攻めます!!!

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下りほど体力を使わず簡単に、スピードと順位を上げられるポイントは無いので、いかに省エネに前に出るか皆が苦手と思い、激しい順位変動が少ないタイミングを狙います。
皆が怖くてスピードを出さないなら、ここで頑張って+5~10km/h速く走るだけでスイスイ前に行けます。

ちなみに…ホッシーは本気の時は65~70km/hを目安に走っています(笑)

一番楽に大人数を追い抜けるポイントは正直ここしかないと思っています。下りが苦手で、登りが得意な方はホームストレートの「シケイン」手前の勾配が上がる所でごぼう抜きすることをオススメします。

S字カーブを攻略するには度胸デス!バイクとタイヤを信じて走る事です。

失敗すればコース外に吹っ飛ぶリスクしかないので、ホッシーこの瞬間は、キレそうなくらい集中して走っています(笑)

 

第2・第1コーナー

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あとは「第2・第1コーナー」です。

このコーナーは、ペダリングをすると車体を倒しこんでいるので、ペダルを地面に引っ掛けるかもしれません。

ここで重要なのが、いかに減速せずに突っ込んで、コーナリングにより発生する遠心力を利用して若干加速させながら攻めれるかです!

とてもスリリングで、これこそサーキット走行です!サーキットの路面ならではなので、同じことを一般道でやったら間違いなくスリップしてコーナーの外に飛んで行きます(笑)

 

ホームストレート

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最後は「ホームストレート」!第1コーナー立ち上がりで維持した速度をいかに持続させるかがタイム短縮の鍵です!!SUPER GTなら280km/hほどで走り抜けるストレートですから(;^ω^)

一応逆回りなので登りなんですが、スピードはスタート・ゴールラインまで下げないように意識しましょう!
そこからは惰性で集団の力で走ると良いです!!

 

最後に

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とまぁザックリとこんな感じです!

ポイントとしてはできるだけ右側走行。右カーブを最短で走り、高速コーナーは左カーブがほとんどなので、アウト・イン・アウトをする為に右側を走ることが、安定したタイムと無駄な動きの少ない走りになります!

本来なら実際に走りながらレクチャーしたいんですが、文字に起こすと感覚的なものは表現しにくいので、これくらいがホッシーの語彙力の限界です(*_*;

これらの情報を頭に入れながら実際に走って対応してみて下さい。レーサーは皆すごく考えながら、かなり神経を使って走っていることが体感できると思います。

文字ばっかりになってすみませんでした_(._.)_

皆さん、ケガなく楽しく鈴鹿サーキットを楽しんでください!

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