MTB欲しいっス ゴシマさん!by前井
こんにちは!
ワイズロード新宿ウェア館
唯一のマウンテンバイカー ゴシマ カイです♪
さて今回はタイトルの通り、
当店のお隣【ワイズロード新宿本館】に勤務する
’’ロードバイカー系’’社員に
MTBでダウンヒルさせてみました!
今回、記念すべき初MTBに挑んだのはこの男!
前井翔伍
社歴3年目で新宿本館所属。
ワタシと同い年の22歳。
お互い年上だと思ってたら現地でタメって判明してメッチャ盛り上がりました。
この歳でなんと転職組。
前職は車関係とワイズロードあるあるな職歴。
いつもはCINELLI PRESSUREを乗り回し、
その前はTREK MADONEに乗っていたという
エアロ大好き、スピード大好きな
優しそうな見た目に反して結構ハングリーな男。
⇩前井さんの愛車はコチラ⇩
ワタシは以前からさり気なく前井さんに、
「MTBはいいぞぉ、楽しいぞぉ……」
「ゲレンデ行って、リフト券買えば登り無いぞぉ……」
と、楽しい楽しいMTB沼へ誘っていたのですが、
いつもいつもテキトーにあしらわれていました(笑)
しかし今年の1月に変化が訪れます!
なんと!
前井さん、MTBのブログ書いてるじゃん!
しかもワタシの推しブランド’’NESTO’’のPULSAR PRO!
しかもハッキリ「欲しい」って書いてあるし!
もうね、目の色変えて猛プッシュですよ、はい。
直後は案の定ロードバイカーらしく、
「重量が軽いからクロカンが良い」だの
「フルサスがいいんですよね??」だの
「でも登りが辛いの嫌だ……」だの
タラタラと能書きを垂れるフェーズを無事迎え……
「MTBは下りがご褒美で、多少重い位じゃ
ロードバイク程には困らないんだよ~」とか
「フルサスの自走性能は低すぎて、
乗るのが億劫になって売り払っちゃう人が多いから
まずはハードテールを買いな~」とか
「登りは作業、ご褒美を得る為の作業!
作業の為の性能なんかちょっとで良い!」とか
「登り向きのクロカンじゃ初心者は富士見で散るぞ」とか
「MTB買ってまで登りたいんか????」とか
「そもそも登りが好きなら
MADONE買わねぇだろ(巻き舌)!
’’スピード’’が好きなら
下れぇぇぇぇええええ!!!」
と少しずつ、少しずつ言い聞かせて軌道修正を図り……
9ケ月の時を経て、
遂に今回「ふじてん」へ連れ出す事が叶いました!!!!
その一部始終と感想をお送りします!
集合
今回はワタシの都合もありつつ、
初めてのゲレンデは数本でもめっちゃ消耗するので
午後集合で3時間走る事にしました。
麓のコンビニで食べ物と飲み物を調達し、
ふじてんの駐車場へ向かいます。
準備
先に着いていた仲間と合流し、
雑談をしながらテキパキ準備します。
前井さんはあくまで、
「MTBでオフロードを走る」事が初めてなのであって
「MTBに乗る、触る」のが初めてではありません。
組み立てや納車説明でしっかり触ってるし、
ブレーキ、変速、ドロッパーシートポストetc......
MTBの基本的な構造と操作方法は
バッチリ知ってるのでその辺の説明は不要。
「ペダルつけといて~」
「ハンドル固定して~」とお願いして、
サクッとやってくれるので助かりました。
その間にワタシは前井さんの装備を準備。
調子の良いハードテールと、
ガッチガチに全身を覆うプロテクター、
安心と信頼のフルフェイス、
メガネユーザーでも安心のゴーグル。
初心者は落車する可能性、
落車した際に負傷するリスク、
どちらも高いので装備は’’マジ’’なヤツです。
ちなみに
・ハードテール
・各種プロテクター
・ゴーグル
は新潟旅行で不在だった
府中多摩川店 池田 アキラの提供です。
フルフェイスとジャージはワタシの私物。
レクチャー
ここは写真を撮り忘れました(笑)
前述した通り機械の操作方法は説明不要なので、
乗り方、曲がり方、止まり方を説明して実践。
駐車場が広いので練習しやすいですね。
かつてのワタシも含めロードバイカーは
フロント荷重がクセになっている事が多く、
やはり前井さんも例外ではありませんでした。
「ドロップにフロント荷重で突っ込むと爆ぜるぞ!」
「コーナーでリーンインしたら確実に滑る!」
「とにかくリア荷重、リーンアウト!」
と、ロードとは全く違う’’乗り方’’を
頭と身体に叩き込んで頂きます。
レッツダウンヒル!
初MTBで初ゲレンデ、かなり緊張気味の前井さん。
と、1カ月ぶりのふじてんで浮かれてるゴシマ
軽快ヘラヘラトークで緊張を解します。
今回のじゃないし、画質終わってるけど【ローラーコースター】の写真です。
まずは初心者向けでコーナーもドロップも少なく、
距離も短めの【ローラーコースター】へ。
初心者接待用超ゆっくりモードで降ります。
ガッチガチに力みまくって、
身体がとてつもなく硬くなってましたが
落車も負傷も無く無事に下山。
人生1本目、上出来です!
全然ピンピンしてるので休まず即2本目へ、
そしてリフトに乗ってすぐ気が付きました。
前井さんの口数が増えている。
こいつ、たった1本で’’High’’になってんじゃん!
人が沼にハマったその瞬間です。
「マウンテンバイクヤバいっすね!」
「スリル!スリルがヤバいっス!」
「ヤバい!ヤバすぎる!」
「いつもこんなヤバい事やってんスか?」
と、アドレナリン全開の笑顔と
ドン底まで落ち切った語彙力で、
たった今自身が感じた事を
必死に語る、若人前井翔伍。言うて僕とタメだけども
「あぁ、MTB向いてるタイプだ、きっと。」
ギラギラした目を見てワタシはそう感じました。
記念すべき初落車
前井さんが中々向いてそうな雰囲気があったので、
今度はちょっと難しい【馬車道】へ。
【ローラーコースター】に比べ傾斜がやや緩く、
その分コーナーやドロップが多いコース。
慣れてないとめっちゃ怖いですが、
ワタシは一番好きなコースです♪
またもや今回のじゃない写真ですが、【馬車道】です。
リフトを降りて軽く身体を解したらLet’s GO!
人生2本目の前井さん、
先刻と同じく身体が強張っています。
「肩の力抜いて!」
「とにかくリア荷重!」
というワタシの叫びも虚しく……
「落車ぁぁぁああああ‼‼」
ワタシ達が以前落車した所と同じ場所。
前井さん、【馬車道】の中腹、
名物の【4連ドロップ】にて初落車。
耳のタコでたこ焼き作れるくらい
しつこくしつこく彼に唱えた「リア荷重」
「ドロップにフロント荷重で突っ込むと爆ぜるぞ!」
と講習時に言ったことが早くもフラグとなり、
そして無事に回収してしまいました。
がしかし、
前井翔伍氏は非凡な身体能力を持っていた様で、
ドロップ落下時にフロント荷重でバランスを崩し
そのまま着地してペダルから足が完全に離れたが、
なんとそのまま地面に両足で着地して踏み止まり、
’’落車はしたが転ばない’’という
お手本の様な素晴らしいリカバリーを見せてくれました。
「〇〇打ちましたー!」だそう、痛そうですね。
が、都合よく代償なしとはならず、
トップチューブかステムに
大事な大事な所を打ってしばし悶絶。
とはいえ大きな怪我も機材の破損も無かったので
申し訳ありませんが、笑ってしまいました(笑)
ナイストライ!前井さん!
初めてで良く分からないし、
怖くて身体も強張ってるし、
なんかゴシマは浮かれてるし、
そんな中果敢に挑んだからこその落車。
挑戦した証に他ありません。
笑いつつも
「よくやった!ナイストライ!」
とみんなで拍手を送りました!
落車後の調子
MTBの落車後って、
調子が上がる時と、下がる時と両方あるんです。
今回の前井さんはというと……
調子、上がったんですよ~
落車時のショックで
逆にスイッチが入ったのかと思いきや、
「普通に慣れてきただけっすね」との事。
以外に図太くて、機材や身体に被害がなければ
落車なぞ意に介さないこの感じ。
やっぱりMTB向いてそうです、前井さん。
爆走!前井さん!
この後ワタシは取引先の嘘みたいに速い方や
DHのエリートライダーとエンカウントして
2本ほど別行動していましたが、
その間に前井さんはメキメキ上達。
彼を預けていたワタシの友人曰く、
「結構速度域上げても普通に走れてるよ」
とのこと。
んじゃ、時間的に最後だろうし
ラストに【馬車道】行っとくか!という事で……
その模様がコチラ。
まだ身体の強張りは抜けないものの、
速度に対する恐怖心が薄らぎ
それなりに楽しい速度域で走れてます。
小さいコブやギャップ位はお茶の子さいさい。
本人のセンスなのか、コツを掴むのは早め。
けど怪我をする様な無茶はしない。
素晴らしいです。
もう少し後ろに荷重しながら
肩、肘、膝を脱力できればなお良し。
ですが今回が初回なので、
楽しく走れれば万事OKでしょう!
無事に完走
途中落車は1回したものの怪我は無し。
その後は大きなトラブルもなく、
無事に3時間完走出来ました!
終始笑顔でMTBを楽しんでくれたようで、
我々も色々準備した甲斐があったなぁと思いました。
感想
後日前井さんに感想を聞いてみました。
「楽しかったです♪」
「奥が深いなとも思いました。」
「ちゃんと重心にも気を使わないと
速く走れないんだなとか」
「トーマス・ピドコックとかMTBでダウンヒル速い選手が
ロードレースやシクロクロスで強い理由が分かりました。」
※トムはXCの選手ですが,昨今の鬼の様に難しいXCコースのダウンヒルセクションが速いです。
楽しんでくれただけでなく、
その奥深さや必要な技術の繊細さ、
ロードバイクとはまた違う世界が広がっている。
そんな風に感じてくれた様で大変嬉しく思います!
大好きな自転車で、もう一度’’初心者’’を楽しめる。
自転車は好きだけど最近マンネリだなぁ…
と感じているなら是非チャレンジしてみて下さい!
きっと、最高の思い出が手に入るし、
なんなら一生モノの出会いが待っているかもですよ♪
ゲレンデで必要なシューズ
そろそろウェア館所属のウェア担当として
’’お仕事’’をしましょう!
これ結構意見が分かれるんですが、
ゲレンデでMTBに乗る時に使うシューズ、
SPD派かフラットシューズ派か問題。
ここからはワタシの持論ですが……
それぞれのメリットデメリットをザックリ解説!
フラットシューズ
フリーライド系、
また初心者の場合は迷わずフラットシューズ!
内足を付いてコーナリングしたり、
バランスを崩した際のリカバリーがしやすかったり、
トリックが好きならワンフットなどがしやすいetc......
メリットは多くあり、かつリスクは少ない。
迷ったらフラットシューズにした方が無難です。
[ysid 8030819240535]
SPDシューズ(ビンディングシューズ)
普段はXCライダーな方、
またダウンヒルガチ勢ならSPDです。
咄嗟に足を付きにくいという
大きなデメリットはあります。
が、それと引き換えに……
ペダリング効率の向上のほかにも、
ロックセクションなど身体もバイクも跳ねまくる環境で
身体とバイクが離れないように固定できる
そんなメリットが手に入ります。
ハイリスク、ハイリターンだなとワタシは考えています。
他方普段からオフロードをビンディングで走っている
クロスカントリーライダーの方曰く
「我々はビンディングを使う方が結果安全」
とも仰っていました。
他の畑のオフロードでビンディングを既に使っている
そんな方々はSPDの方が良いのかもしれません。
ワタシは断然フラットシューズ派です!
が、いつかはダウンヒルはビンディング必須と
感じるようなライディングが出来る様になりたいですね。
次回!前井翔伍、MTBを買う!
絶対見てくれよな!