.

カンパ系ホイール2本の分解OH 定期メンテで性能を引き出そう|ω・)

1652
松山店エミフルMASAKI】関 和貴 22年04月30日

s-_DSC3406みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。

 

 

今回ご紹介するのは、ホイールのオーバーホール作業です。

 

今回はカンパニョーロ系のホイールを2種類ご紹介します。

 

 

s-_DSC3402

まずはフルクラムのレーシングゼロ

 

 

s-_DSC3404

ちょっと見にくいですがCULTベアリングのロゴがあります。

CULTはカンパニョーロのハイエンドモデルなどに採用される超高性能ベアリングです。

 

 

s-_DSC3406

フリーボディーを分解。

中身は真っ黒に汚れていますが、グリスの量は問題なく適切なメンテナンス時期です。

 

 

s-_DSC3405

これがCULTのセラミックベアリング。

信じられない程クルクル回ります。

 

 

s-_DSC3407

ベアリングの「受け」をピカピカにしました!

もちろんベアリングのボールやシャフトなどパーツも掃除して組み戻します。

 

CULTの回転の軽さの秘訣はズバリ、グリス!

通常のベアリングは摩耗で傷まないようベタベタのグリスが使われています。

CULTやフルセラミックベアリングは高硬度の玉と受けにより摩耗の心配が少ないので粘度の低いグリスやオイルを使う事ができ、それが回転の軽さに直結します。

ベアリングの精度よりもグリスの方が圧倒的に大きな要素なのです。

今回は回転の軽さと耐久性を両立できるよう2種類のオイルを使っています。

 

 

 清掃の様子はこんな感じ。

手元が見切れちゃってますね、、

 

 

 

s-_DSC3194

2本目はBORA ONE

 

 

s-_DSC3195

このホイールはお客様がご自身でメンテナンスしようとして工具を引っ掛ける溝をなめて(痛めて)しまったとの事です。

この部分は元々かなり硬く固定されていて分解の最大の難所で盛ります。

 

 

s-_DSC3398

この部分は加工して作ったレンチを使います。

 

 

s-_DSC3197

慎重に力をかけて、、無事に固着したネジを取る事ができました。

 

 

s-_DSC3198

傷んでしまったパーツを取り寄せます。

 

 

s-_DSC3400

届きました。

シャフトとロックナットを新品に交換。

 

 

s-_DSC3401

ベアリングも掃除して組み戻します。

BORA ONEはセラミックベアリングですがUSBと言うグレードでグリスが必要です。

グリスにも種類があり、シマノのグリスは粘度が高く回転が重いので他の物を使用しています。

 

 

s-_DSC3408

修理&メンテナンス完了!

 

ハブのメンテナンスはモデルによりますが、片輪¥5,000前後で承ります。

カンパ・フルクラムでそこそこ乗る方の場合は後輪毎年、前輪2年に一度くらいのペースが安心。

シマノの場合は2~3年に一度

MAVICはフリーボディーの注油のみ半年に一度¥2,640が目安です。

 

 

 

自分のバイクをメンテナンスするのは良い事ですね。

ただし、ホイールのメンテナンスは難しく、間違えると悪化してしまったりガタが出て危険なので十分ご注意ください。

当店ではブログで紹介している以外にもたくさんの工夫や注意をしてより良い状態になるようにメンテナンスしていますので是非ご相談ください!!

 


SRバナー横長細

ワイズロード松山店主催 サイクリングイベント「サンデーライド」

!!毎週日曜開催中!!


カスタム・修理事例 ライド記録・コース紹介

じっくり読んでください♪ 

IMG_7108 (2)

⇧カスタム記事バックナンバー 最終更新12/7⇧

一覧へ戻る


LINE相談

Pageの先頭へ戻る