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EC70でエアロハンドルデビュー&ワイヤー選びでトラブル解消(^^)v

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松山店エミフルMASAKI】関 和貴 22年04月28日

s-IMG_6461みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。

 

 

今回ご初回するのは、

 

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スコット アディクトのオーバーホールB+ハンドル交換です!

 

 

 

分解前の車体チェック

 

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たくさん乗られたようで、バーテープは表面がボロボロです。

 

 

 

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チェーンとスプロケットはキレイです。

ご自身で掃除されているのでしょう、素晴らしい!

 

車体もキレイで大きな異常もなさそうですので早速作業に取りかかります。

 

 

作業開始!

 

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シートポストの挿入部分はグリスが乾いていました。

掃除して組み戻すときにカーボングリスを塗りましょう。

 

 

 

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例によって圧入BBが硬い!

 

 

 

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無事外れました。

内部は侵入した砂などで若干汚れていました。

 

 

 

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スコットはBB裏のワイヤーガイドが少し使いにくく、BBを外さないワイヤー交換は少し手間ですが、今回は全分解なので楽勝♪

 

 

 

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ヘッドのベアリングも大きな異常なし。再利用できます。

 

 

 

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ボトルケージは残念ながら割れてしまっていました。

 

 

 

 

 フレームの清掃

 

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分解完了。

それにしてもこのバイクはよく掃除されていて大事にされているのが伝わってきます!!

オーバーホールBでは掃除もしますが、綺麗なバイクの方が細かいところまで掃除できたり、納期が早かったりいいことづくめですし、普段使う上でも性能が良かったり、異常にすぐ気づけるので掃除は大切です。

 

 

 

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フォーミングマルチクリーナーでフレーム全体を拭き掃除。

 

ここから研磨などでフレームをもっとピカピカにしていきます!

 

 

 

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フォーク

表面はキレイですが白い線キズがあります。

 

 

 

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磨くとほとんどわからなくなり、ツヤも深まりました!

 

 

 

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チェーンステーのキズも可能な限り補修

 

 

 

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これも遠目からはわからなくなりました。

フレームがキレイだったので磨きに時間をかけることができました!

 

 

 

 

 

パーツの清掃

 

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パーツも綺麗なものが多いので水洗いと拭き掃除を使い分けます。

 

 

 

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ブレーキもピカピカに水洗い。

 

 

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シマノの上位グレードブレーキには動きを良くするためのローラーが組み込まれていて、ここをキレイにすると動きが軽くなります。

 

 

 

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変速機も掃除~

 

 

 

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水洗いのあとはもちろん可動部に注油します。

 

 

 

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ブラケットカバーなどべたつきやすい部分はフォーミングマルチクリーナーを使うとゴムを傷めずスッキリキレイになります!

 

 

 

 

組付け

 

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今回新しく組み付けるハンドルは、イーストン EC70AERO

人気のカーボンエアロハンドルです。

 

 

 

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ワイヤーはハンドル内を内装させます。

今回使うのはワイヤー専業メーカー、日泉のワイヤー。

インナー、アウターともしなやかで径も少し細く、取り回しがきついバイクに特にオススメ。

 

 

 

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このバイクはヘッドチューブからワイヤーが内装されます。

他のメーカーにも多い設計ですが、このタイプには困った点が2つあり、、

1ワイヤーの通り道が急になり抵抗が増える、特にエアロハンドルと相性×

2ハンドルを切るとアウターと受けが擦れてパキパキ鳴る

なんてことが、、、

 

しかし、この2点は日泉のワイヤーである程度改善可能で、ワイヤーの通り方は前述のしなやかさで。

音鳴りはアウターの構造で改善できます。

 

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一般的なシフトアウターは写真のように中央のライナーを取り囲むように細いワイヤーが丸く配置されています。

この細いワイヤーが受けの金属と擦れて音が出てしまうんですね、、

 

 

 

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日泉のアウターはこのようにライナーの周りを一本のワイヤーがらせん状にぐるぐる囲っています。

この構造がしなやかさの秘訣であり、今回のバイクのようにワイヤー受けにアウターを直接突っ込むバイクでも音鳴りしにくい理由なのです!

*初期伸びが出やすい弱点もあるので組み付け後変速が悪くなったらご相談ください。

 

組み付け時にはグリスも塗布し、見事ハンドルを切った時の音鳴りは改善しました!

 

 

 

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ホイールは振れを微調整。

 

 

 

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もう完成!というところでトラブル。

FDのワイヤー固定ネジが傷んでいました。

 

 

 

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ネジの台座のみを取り寄せて交換。

 

 

 

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ついでに傷んでいたスキッドプレートも交換。

これはどこのパーツでしょう?

 

 

 

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FD内側の黒いプラスチックでした!

チェーンがFDと擦れて削れたり、音が出るのを防いでくれるパーツです。

 

 

 

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バーテープは少しだけ内側まで巻きました。

 

 

 

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ハンドルを持った時に固定のビニールテープに手がかかるようだとすぐにテープがずれて剥がれてしまうので、そうならない為です。

 

 

 

完成

 

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お待たせしました、完成です!!

 

 

 

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カッコイイ!!

色合いもフレームとピッタリ!

 

 

 

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コラムは不要部分をカットしました。

 

 

 

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ハンドルの薄さが分かります。

 

 

 

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ワイヤーの通り道も無理なく調整出来ました。

 

 

 

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駆動部もBB、チェーンをデュラエースにアップグレードして再調整。

 

 

 

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元々キレイでしたが、磨きとコーティングがけでフレームはもっときれいになりました。

 

 

 

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今回のカスタム費用は¥31,900のハンドル代込で約¥86,000でした。

 

定期的にフレームやパーツを掃除すると気持ちよくサイクリングできるだけでなく、思わぬ異常に気付いたり、維持費が安くなったりたくさんの良いことがあります。

ぜひこのバイクのようにピカピカな状態で乗り続けましょう!

 

 

 

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