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【Team Ys Road】木祖村2days、二日目。~君は生き延びることができるか~

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名古屋本館】梅林 康典 16年06月06日

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~前回のあらすじ~

【Team Ys Road】今シーズン前半の山場・・・木祖村2days、限界への挑戦!!

ハイレベルなレースである、木祖村2days に今年は2チーム体制で挑んだ

チーム Y’s Road

初日から、T岡選手の4位入賞。そして梅林の奇跡の完走、と

幸先良いスタートと一軍のチームとしての動きと好材料があるものの

「エース」であるホッシー弐号の落車と負傷、

そして利田選手も落車、それ以外の選手も予想以上にダメージは大きく

二日目に不安を残す。

そして、一日目でタイムアウトとなった関根・服部・白井の三選手は

残念レースに気持ちを切り替えられるのか・・・?

 

 

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二日目も、早朝から稼働し

我々がレースに集中できる環境を整える、メカニック・前田

 

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他のスタッフとともに、無償でサポート頂く姿勢に

ただただ頭が下がる。

その思いに応えるために、一日目終了後

お風呂と夕食のあと、さっさと就寝・・・。

 

 

のはずだが。

なぜか、寝られない梅林。

 

いつもなら、お酒もそこそこ頂くところを

「お疲れ~」の乾杯のみに自制し、しかしホッシー壱号が残した

川魚の塩焼きは骨ごとバリバリと食い、マッサー服部の体のケアもしっかり受け

(選手兼任とはいえ、自身もレースを走りしかもDNFで悔しい思いもあるだろうに・・・

すみません。そしてありがとうございます)

いまいちどリラックスするために、再度入浴して

回復サプリメントもきっちり摂って・・・・・・・

のはずが。

なぜか寝られん。

 

メカニック前田も、かなり早めにおネンネ。

関根選手、服部選手も翌朝の残念レースに備えてさっさと床に着き

落車の影響で、体が痛むがなんとか明るく振る舞う

ホッシー弐号と利田選手も、眠る中で・・・

なぜか寝られん梅林。

 

これは、あれか?奇跡の完走で体が興奮状態で寝られないのか?

それとも疲労が大きすぎて、眠くならないのか??

おフトゥンの中で悶々とする中、時間だけがすぎていき・・・。

妙にはっきりする意識で、T岡選手の寝言も

利田選手のトイレも、ホッシー壱号の寝返りも

誰かのイビキも、寝っ屁もハッキリと覚えている・・・・・・

気がつけば夜明け。

こんな睡眠状態で、二日目を迎えられるのか・・・梅林。

 

 

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会場についてしまえば、元気なものです。

 

しかし、ここで残念なお知らせ。

 

ホッシー弐号こと、星野貴大選手が前日の2回の落車の影響で

2日目は出走せずの決断。

ヘルメットもヒビが入り

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フレームにもクラックが入るほどの、ダメージ。

気持ちが折れたわけではないが、大事をとってここはリタイア。

大丈夫だ、その悔しさは晴らしてやる

(アニキが)

 

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サポートスタッフとして、選手を支える側に回る。

 

 

 

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 やたらと威圧感のある、選手テント。

 

 

から、お届けする早朝の残念レース。

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昨日の体調不良からいくぶん、回復し何かやってくれそうな

関根選手

昨年を上回る成績を目指す、服部選手

そして、明らかにこの残念レースを舐めている白井選手。

 

残念レース、正式名称は

コンソレーション・レース となっているが

実はこれはこれでハイレベル。

昨日と同じ一周9kmのコースを、8周。

通常の実業団のE3クラス、E2クラスがおおよそ35~50kmの距離で行われることを考えると

充分にそれを越えている。

そして、ジュニアクラスと混走して行われるのだが

高校生のチャンピオンシップの選考会も兼ねているので

それはそれでガチバトルになること必至。

しかも!さらに、前日に仕事をやり切ってタイムアウトになったり

何かしらのトラブルでリタイアを余儀なくされたプロカテゴリー選手も

参加するため、その様相はカオス。

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ぶっちゃけ、残念レースで表彰台に立てれば実業団でE1クラスの上位が狙えます

 

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という、意外とハイレベルのレースの中でも

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 存在感を出し、逃げグループを形成する関根選手

 

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横から、キュッとした加速を見せるニールプライドの選手。

ここは、普段プロカテゴリーで走っていることの意地か。

 

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関根選手のうしろ、ベルマーレの選手もチェックにいく動き

 

 

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追えるか!?関根!!

 

 

と言いたいところですが、さすがにカテゴリー違い

しかも体調不良ではこれ以上はペースアップもできず・・・

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結局、逃げを許し。

さらに追走集団のローテーションもうまく回らずに

ゴール前でもうひとつ後ろから捕まり

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結果14位 出走77名 完走46位

戻ったあと、思うように動かない体と

うまく展開できないレースに何かに対して怒りを溜めてましたが・・・

大丈夫だ、その怒りは実業団・西日本ロードで爆発できる。

 

 

服部選手も、この木祖村のために練習を積んだだけのことはあり

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 苦手なコーナーで遅れるのを、馬力でカバー。

完走46名中 24位でゴール。 

昨年よりは単独走が減ったので、一歩前進。

シーズン後半に向けての良い指針になったかと。

 

という、午前の部を終わるかどうかのタイミングで

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各自、ウォーミングアップを開始。

梅林は、固定ローラーよりも三本ローラーを選択。

アップというよりも、前日の疲労がどれぐらい(特に腰)

なのかを実走感のある状態で確かめる。

 

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T岡選手のストレッチ。

背骨ではなく、股関節からグニャっと曲がってる。

 

 

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出走サインを忘れずに。

 

 

スタート前に気合を入れる

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気合い?を入れる???

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お馴染みのポーズ、で。

急に巻き込まれて、戸惑う「借り物選手」の

W田選手。

 

一方、その頃T岡選手は

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前日の成績が10位以内のため最前列に並ぶ

 

 

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改めて見ると、この中にY’s Roadジャージがいることが凄い

 

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集中していく選手たち。

出走、107名。

 

 

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これより、昨日以上の地獄に飛び込まんとする

哀愁漂う漢の背中

 

 

いよいよ、スタート!!

一気に加速していく、集団。

パレード、と言いながらも速い!速いよ!!スレッガーさん!?

 

完全に場違い感は否めないものの、それでもちっこいオッサンは

なんとか集団の中でしがみついていく。

体がデカくてその背後が走りやすそうな、ホッシー壱号や

W田選手の近くをポジションキープしようとするものの・・・

カーブの出口、踏み直しのポイントで

ズルっ、ズルッと位置を下げていく。

 

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あれあれぇ~~?

おかしいぞぉ。

チームのみんなが遠ざかっていく・・・。

 

 

と思った途端。

自分では、普通に走っているつもりなのに

気が付くと、最後尾・・・。

そして、フッと気を抜いた瞬間。

 

悲報

梅林、一周目で集団から遅れる。

 

おいおい!千切れ第一号かよ!!

 

と、焦るものの体は思うように動かない。

気が付くと、数10も離れ審判カーが間に入る状態。

 

 

マズい!マズいマズいマズい!!

とにかく、登りの頂上までに集団に追い付かなくては。

 

 

今こそ燃えろ、おれの小宇宙よ!!(コスモ)

黄金聖闘士の高みまでっ!! 

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他のショップのチームや、クラブチームの皆様からも

「まだ間に合うぞっ!!行け!!」

と激励を受けながら、必死の追走。

 

黄金聖闘士、とか言いながらもアタマの中は

なぜか、ドラゴンボールのOP曲・・・

 

 

追いかけろっ!DRAGONBALL!!

 

 

って、そこは影山ヒ〇ノブじゃねぇのかよ!?

いや、間違っても

「CHA-LA !HEDA-CHA LA!!」とか言える状況じゃねぇし。

気分はへのへのカッパ、でもねぇし。

 

 

OH・・・スパーキンッ!!・・・

 

 

なんとか、頂上までの先行に追い付く・・・

ものの、なんだか周りの様子がおかしい。

みなさん、息も絶え絶え・・・

まとまりがない・・・

これ、メイン集団じゃなくて零れたパックじゃ・・・?

 

気づいた時には時すでに遅し。

結局、チームメイトが奮闘する集団から遅れ

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後方で、いつまで走れるか?のパックを形成。

 

 

コース半ばほどで、数人のパックとなっている窪田選手と合流

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グルペットにて進行していく。

 

 

アレだね。いま神龍が現れて願いを叶えてくれるとしたら

「体力を満タンにしておくれ!!」

と願っちゃうかもね。

いやしかし、体力満タンなところでそもそも実力が足りてないので

どうせなら、「佐野淳哉のチカラを俺にくれ!!」

のほうがいいかも。

でもでも、神龍に「それは私の力の範囲を越えている」とか言われちゃうんで

結局、「ギャルのパンティおくれーーー!!」とか願っちゃうかもしれない。

 

 

とか、もの凄いどうでもいいこと考えながら周回を重ねていき

周りの選手に

「いま蛇いましたね、蛇」

とか話しかけてますが、要するに

 

 

レースに集中できてません・・・。

 

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チームテントの前を通る時だけは、何かしらパフォーマンスしてますが

まったく、気持ちの面で終わってます。

前日、力を使い果たしてやり切った感が出てるのか

はたまた疲労と寝不足からコンディションが上がってこないからなのか・・・

 

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これでは、どうしようもありませんね。

 

 

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結局、5周でなにもできずに終了・・・。

 

 

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とは言うものの、これが実力。

グングン上がってくる気温にアタマもヤラれ。

とりあえず、水を浴びる。

 

しかし、前日の疲労とダメージそして暑さに打ちのめされる選手が続出

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一日目は良いパフォーマンスで走れた、W田選手も集団から遅れ

 

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補給を受け取った直後、7周~8周で終了。

窪田選手も、同様にタイムアウトとなる。

 

 

しかい、チームY’s Road

残り三人になってから、さらに粘る粘る。

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ジャージの表面に、塩が浮き出るほどの暑さと消耗の中

T岡選手の指示の元、チームとして動いていく。

 

特に、7周目あたりのパーマ先輩・利田選手の前走への距離の詰め方は

ここで脚を使い切っても構わん!という気持ちの入り方。

↓↓↓ 大阪店、利田選手のブログ ↓↓↓

【Team Ys Road】木祖村2Days 【Day2 サバイバー】

 

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弐号から壱号へ、魂のボトルパス。

 

サポートスタッフ、残念レースを走った選手もリタイアした選手も総出で

補給へ。

補給を渡せるのは、三周回しか許されないためけっこうシビア。

リクエストを聞き、すぐさま用意。

T岡選手 真水とコーラ

ホッシー壱号 グリコCCD+梅丹・電解質パウダー

利田選手 グリコ・クエン酸+ワンセコンドCCD

と渡していき、さらにジェル系の補給食も一緒にくっつける。

 

しかし、この暑さ。

見ると、T岡選手のボトルがものすごい減っている。

どうやら、飲むよりも浴びている頻度が多い模様。

 

ホッシー壱号と利田選手には、あまり真水のボトルは渡せていないので

2Lのペットボトルをふたつ持って、コース脇に立つ梅林。

 

ホッシー壱号がすぐさまその意図に気づき、こちらに寄せてきたので

アタマから浴びせ

続く、利田選手にも併走しながらぶっかけていく。

 

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サポートとして、具体的にできるのはここまで。

あとは、声援を送るのみ

 

 

残り2周。

先頭の逃げ集団では、激しいバトルが行われ

局面局面で暫定総合トップが入れ替わるが

追走集団でも、分解と再形成が行われる忙しい展開。

 

残り、最終回。

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最後の登りを、渾身の力で上がってくる

T岡選手

推定で、10位からちょっと遅れたぐらい。

結果、ステージ14位 トップから3分29秒

しかし、前日の順位と合せて総合で8位という大健闘により

2017年の全日本選手権の出場資格を獲得!!

 

 

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最後、俺は仕事したぞ

というやりきった顔で上がってきた利田選手。

ステージ順位 25位 トップから3分46秒

総合で 34位

 

 

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昨年はたったひとりで戦った、ホッシー壱号。

途中、単独追走によって活性化させるなど見せ場をつくった。

ステージ順位 35位 5分54秒

総合 36位

 

出走 107名 完走40名というサバイバルレース

を生き抜いた、三名。

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ジャージの袖に浮き出た、汗からの塩が

その奮闘を物語る。

 

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しかし、やりきった超・ドヤ顔な笑顔。

 

 

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前日に引き続いての落車を乗り越え、

完走のみならずチームとして仕事を完遂した利田選手

 

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 いや、ホンマまじでしんどかったですわ~~~

 

 

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クールダウンしながら、笑顔で弊社ほんぶちょおに

報告する、利田選手。

見よ!!このドヤ顔をっ!!ww

 

 

 

二日目9494_n

 

ありがとう、木祖村。

ありがとう、レース運営の皆様。

ありがとう、サポートスタッフ。

ありがとう、一緒に走ってくれた他チームの選手たち。。。

 

この人数、このメンバーで走り

ほぼほぼ全員が高い意欲を持ち

厳しい状況で急編成ながらもチーム内からシングル順位を出すことができました。

 

 

また、来年

ふたたび挑戦します!!

 

 

まずは、7月の実業団・西日本ロード広島に向けて

一か月。

チーム Y’s Road  西日本支部として必ずや

結果を出します!!

(ホッシー弐号と、パーマ先輩が)

 

ご期待ください!!

 

 

 

おまけ

ビッグプーリー418_n

 

激闘を戦い抜いた、CDJビッグプーリー・エヴォルチオーネプロトス・ドゥエ

全開追走の際に、グレーヂングでチェーンが暴れたまま 

踏み倒したので、このような姿に・・・。

 

 

 

※写真提供

FABtroni+camera

京都産業大学 マネージャー

前ちゃん

弊社ほんぶちょお

敬称略

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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