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【Team Ys Road】 西日本ロードクラシック Day1 また落車・・・からの追撃

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大阪本館】利田 卓也 16年07月07日

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photo by  Kensaku Sakai  

 

 

JBCF実業団 西日本ロードクラシック

 

1周約12km、連続するコーナーと破壊力のある上りで構成される全日本選手権にも採用されたことのあるコース。

実業団レースの中でも伝統ある一戦とされる。

 

そんな西日本へ、今季実業団レースとしては初戦の私。

クラスは、昨年のポイント不足で降格した E2。

 

臨むメンバーは関西、中京、関東から 11名

 

E1 ・・・星野タカヒロ(ほっし-2号)選手、関根選手

E2 ・・・梅林店長(梅さん)、横田選手(よこやん)、白井選手(石油王)、私

E3 ・・・窪田選手、服部選手、河合選手、竹花選手、戸田選手(大阪本館スタッフ)

 

 

まずは E2 からのスタートです。

 

 

 

このコース、実は苦手ではない。。。

しかし、昨年はE1で全くと言っていい程歯が立たず。

春先の西チャレでも、プロ相手にあっさり死亡したコース。

 

苦手じゃないからいけるんか?と聞かれるとわからない。

 

 

今季は、チャレンジロード、木祖村と戦ってきているのです。

レースは水物。何が起こるかわからない。

それは重々承知の上。周りのみんなも期待してくれている。

 

狙っていきたい…というのが本音です…!

 

 

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スタート前。

実業団初戦・・・やっぱり緊張する。

 

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スタート。

まずは、直線で位置取りが始まってからの連続する下りコーナーへと飛び込んでいく。

位置は集団後方あたりだったでしょうか。

焦らず、周りの選手のコーナーの動きをみながらテクニカルコーナーへ。

 

ライン取りが危うい選手がやはりいる。

 

早々に前の方に行こうと、コーナーと上りで集団の前方、20名あたりの位置まであがっていく。

2年前よりも、そして昨年よりもコーナーの安定度は増している。

不安はない。

 

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石油王・白井選手

 

 

何事もなく1周目が終わるであろう 『残り1km』 の看板が置いてあるコーナー。

私はコーナーの外側を回っていた。

すると内側の選手が 嘘やろ!? ってなくらい膨らんでコラレマシタ。。。

 

このまま位置をキープするか?

相手の車体は結構な角度で倒れこんでいる。こちらがラインをキープすれば接触は確実。

 

問題は自分が耐えれて、相手が耐えれなかった場合。

相手方のバイクの倒し具合からみて、バイクがスライディング形式で私のバイクごとかっさらっていく可能がめちゃくちゃ高い・・・。

 

最悪走行不能、バイク破壊もありえる。

 

接触を避けるために更に膨らむ私。

 

 

ここではこれだけ書いてますが、1秒もない瞬間の判断です。

 

 

そしたら予想外に膨らんできた方が、更に膨らむという奇跡を生みまして・・・。

 

逃げ場のなくなった私は減速するも慣性はとまらない。

 

止まり切れず、後輪が浮いた状態で縁石に乗り上げ、『1km』看板にグワッシャと激突!!

 

 

ええ…看板が凹んでたのにはそういうことがあったんですよ…。

 

 

 

レース中です。集団は当然止まらないですよね。

 

おいっ!意味わからん!!

半分混乱、半分怒ってたと思います。

 

 

やってもた。

 

 

その過ぎさる先頭集団の後方に梅さんとよこやんが。

そして、

梅さんが 「かーがーたーーーー!!」 と叫んでくれてる。

 

我に返りました。

 

戻らなきゃ!

 

上りからのホームストレート。そこで追いついていないとこの先苦しい。

 

アドレナリンがでてるからか、体は痛くない。

私の相棒は壊れてなさそう、Xentisホイールもいける!(ハズ)

 

吹っ飛んだボトルを拾って走り出す。

 

上りで応援が聞こえる。

集団の速度はあがっていない。これで戻らないと嘘やな!

 

踏みましたよ。えぇ、めちゃ脚使いましたよぉぉぉぉー!!!!!

 

 

2周回目の下りで梅さんと、よこやんに合流。

 

2人とも驚かれていましたが、戻りますとも・・・(笑)

こんなとこで終われません!!

 

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追走する石油王

 

 

(コーナー曲がりにくいなぁと思っていたら落車でステムが斜めってました。)

 

「大丈夫かーーー!?」 と梅さんに声をかけてもらうも、

 

オモクソ踏んできたので、脚も心肺も苦しくて話せない。

親指立ててジェスチャーで応答。

 

回復させながらも前の方に行こうと上がっていく。

 

するとですね。

1名の選手がアタック。

集団から飛び出す。

 

その選手をみた瞬間。

落車から復帰したばかりでしたが、単独で追いました。

 

 

実は、

 

会場入りした際にこの選手とはお話ししておりまして。

 

 

平井選手。

梅さんのお知り合いで木祖村でも完走しており、お互い話すのは今回が初めて。

ただ、バイクでの認識はしておりましたよ。

 

そんな彼とのやりとり。

「逃げたいですね~。」

「でも、E2って逃げても集団で追ってくるもんな~。でも、出れそうならいってみよかな~。」

 

確かこんなやり取りだった・・・ハズ。

 

 

その彼が飛び出した。

約束ではないけど、いくわ俺、!

 

木祖村で平井選手の走力は知っている。

何より集団でぶら下がって展開も作らず、E1に上がれたとして通用すんのか?

 

これは挑戦でもある。(ただし、脚を使っていなければという仮定)

 

 

 

 

コーナーで視界から消えるまで2人で踏む。

 

三段坂と呼ばれる勝負がかかるポイント手前までに、最大21秒差を作ることに成功。

 

ここで更に差を広げる。

 

…のハズが…おりょ?

 

おりょりょ~??

 

踏めないぞぉ~~。

 

落車からの復帰、そしてアタック。回復していないところに追い打ちかけてた。

まだ回復してないんだ。

 

 

振り返ると21秒あった差を、もの凄い勢いで集団が詰めてきてる。

 

 

いったん、戻ろうと決める。

しかし、オールアウトしかけたのか、心肺的にめちゃくちゃ苦しくて、戻るどころか集団から千切れそう(笑)

なんせ上りですから~。

 

ここが一番つらかったかも…疲弊状態で三段坂を乗り切り、再び回復へ。

 

 

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3周回目に突入。

この周は情けないですが挑戦も何も、正直、動けませんでした。

とてつもなく苦しい。

 

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最終周にむけて回復させないと。

 

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この周は上りでふらつく選手が、私のホイールにクイックを巻き込むという事態が。

相手のクイックは外れていました…。外れるの初めてみました。

 

一歩間違えればホイール破損してたんじゃねー…的な不安を感じた瞬間。

とりあえずは、問題なく走ってました。

 

最終周

 

横にはよこやんがいる。梅さんは…いない…。

2年前の広島も同じメンバーだったなぁ~と。

 

違うのは、梅さんが怪我をしてまともに走れていないという戦力差でしょうか。

 

よこやんの走力は私と同等。

彼にもチャンスは十分にある!

 

『ついてこい』と指でサイン。

 

“下げた番手を激突した1km看板までには上げる。”

人数も絞られていっており予定通りの位置まではいけそう・・・

 

 

予想外だったのは、最終の上りまでに3名の選手が遥か先に先行していたこと。

これには焦りました!

 

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E1への1発昇格条件は、3位以内に入ること。

その3位以内が遥か先に。

 

もうスプリントの為の脚を残すなんて言ってられない。

 

1kmからは先頭でもいくしかない!

 

ホントに遥か前にいたんですよ。。。

 

上りからのストレート。

3番手が見える。

 

 

フルスロットルってやつです。

 

 

3番手を抜く!

そのまま1,2位の選手とは真反対から猛追。

 

 

自分でもビックリするくらい伸びたと思います。

もう届かないと思っていた距離がグングン近づいてくる。

 

ラインを移動して1、2位の選手に入る時間はない!(風よけですね。)

 

 

ゴール直前!

 

2位は刺した!

 

おりゃ。いけぇ!

 

 

 

 

E2クラスタ 津末浩平(津末レーシング)が優勝

「photo:Hideaki.Takagi/Cyclowired」

 

2位デシター。

 

届きませんでしたー。

 

キツカッター。

 

 

事件はありましたけど、この順位は悔しかったですよ。

それでも、喜んでくれてる人たちがいてくれたので、嬉しさの方も大きかったです!!

 

 

 

よこやんと梅さんもゴール。

最終、三段坂で離れてしまったよこやんは 16位

思うように走れないながらも、士気を高めてくれた梅さんは  33位

 

 

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石油王も無事完走  67位

114名出走/90名完走

 

 

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この後姿の彼が平井選手。

強かった!

 

表彰式の写真は…恥ずかしいのでヤメトキマス。

 

 

 

続いて

 

 

E3は同コースを3周回

E3のレースは、化け物みたいに強烈選手から、興味あるから登録した選手まで混在。

まさにカオス。

 

 

挑むのはこのメンバー

 

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そして

 

大阪本館推しのスタッフ 戸田ちゃん

 

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予想どおり、1周目にして集団は崩壊。

 

ワイズロードメンバーも散りに散り。

 

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いい位置につけいた我らがマッサー 服部選手

 

最後の最後に、落車に巻き込まれ負傷。

 

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そしてバイクが・・・

 

 

二日目に繋げるといった戸田ちゃん。

 

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名古屋支部 初レースにこの難易度を選んだ河合選手

 

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トライアスロンと二足のわらじの 窪田選手

 

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今季から新たにチーム員となった竹花選手

 

それぞれが二日目に繋げると誓った一日目。

 

マッサーのバイクは……(泣)

 

戸田選手 44位

河合選手 51位

窪田選手 77位

服部選手 78位

竹花選手 111位

 

135名出走/123名完走

 

 

ラストはE1 

実業団レースの中で、プロツアーを除く強者共の競り合い。

 

圧巻のレース展開。

 

【弱虫ペダルサイクリングチーム】…強すぎる。

 

3周回を他の追随を許さぬ独走。最大で4分、最終的に2分30秒の圧倒的大差をつけて勝利。

 

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追走集団のペースも、この弱虫ペダルサイクリングチームにコントロールされ、どのチームも何もできないまま独走を許す。

個人の圧倒的実力とチームの連携、チームの強さが成し得た完全勝利体制。

 

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参戦したほっしー2号は「何もできなかった…。疲れてもいない…。」

 

それくらいの支配下に置かれたレースコントロールは、異様とも言えるものでした。

 

 

 

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同じく参戦した越谷店・関根選手は暑さにやられ、途中でバイクを降りることに…。

(そんな彼が翌日はキーマンとなります!)

 

ほっし-2号 40位

関根選手 DNF 

 

98名出走/66名完走

 

 

あの体制をなんとかしたい…というほっし-2号に対して、

 

梅さんが、

「大丈夫だ!明日はパーマ先輩がいるから!」

 

 

「え?」

 

「僕ですか!?」

 

・・・・

 

・・・・

 

 

さてさて、翌日はこの圧倒的なレース展開を見せた弱虫ペダルチームにどう挑むか!?

 

ってか、挑めるのかな!?

 

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二日目に続く。。。

 

 

~おまけ~

作戦会議中(笑)

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Support  BRAND

ヘルメット:UVEX Race5,

アイウェア:UVEX Sportstyle 104v

アイウェアフィッティング:眼z 井上様

 

使用サプリ

glico :エキストラバーナー、オキシアップ、エキストラビタミン&ミネラル

 

使用機材

フレーム:PINARELLO:Dogma65.1

ホイール:Xentis XBL 4.2カーボンクリンチャー

タイヤ:コンチネンタル GP4000sⅡ

チェーンオイル:CDJチューニングオイル

パワーメーター:キルシュベルク様より Power Tap P1ペダル

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めちゃ頑丈です!

志木店野澤先生より頂戴した Dogma 65.1用 軽量スペシャルゼッケンプレート

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固定力バッチリです!!

 

写真提供:

Kensaku Sakai

Hideaki.Takagi/Cyclowired

Chieko Shinozaki

Takako  Kamide

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