前日の、Day1にて
「パーマ先輩」こと利田選手の落車しながらの、2位でイッパツ昇格
ロードレースで戦うとは何か・・・?実業団・西日本ロードDay1!!
以外の目立った成績を残せなかった、
実業団チーム・Y's Road 西日本支部
追ってレポートしますが、E3クラスでは落車による
負傷&マシン大破もあったりして意気消沈。
夕飯のファミレスでは、お通夜のようです。
わかったことは、
・弱虫ペダル・サイクリングチームが圧倒的。
個の力も強いが、チーム力も強い。
・他のチームも、入賞圏内を確保するためにチームとして動いてくる。
・こちらもチームとして動くようにするが・・・。
不安なのは、E1クラスで3人しかいないことと
その3人も普段いっしょに練習してるわけではないので
相手がどこまで走れるかわからない、ということ。
加えて、いきなり2位を獲得したとはいえ利田選手が
負傷している可能性。
明けた、翌日。
E1クラスは、朝の7時半のスタート。
「朝練かよっ!?」と突込みたくなるが、早朝から準備を始める。
今日は、前日と違う走りを見せたいホッシー弐号
暑さでヤラれた前日とは違うぜ!と
アへ顔ダブルピースの関根選手
落車の影響が心配された利田選手ですが、
元気にスタートラインへ。
Day2のE1クラスは、前日よりも周回が減っての4周。
暑さが心配されたが、早朝ということもあり
気温はやや低め。
しかし、それでもレースでの消耗を考えて距離は短いが
全員ボトルを2本、うち一本を外からの冷却用に
真水を持たせる。
レース序盤
PHOTP:FABtroni+camera
いきなりのファーストアタックから、弱虫ペダルを含む逃げが形成。
昨日と同じ展開とならないように、各チームがペースを上げようと試みるが
前日優勝の弱虫ペダル・サイクリングチームの岡選手がキッチリと
チェックに入り、厳しい状況。
このメイン集団、追走の中に利田選手
そして後方に
関根選手と
ホッシー弐号
この段階では、あくまでも「エース」は星野貴大選手として
動いていくチームY's Road。
2周目になると
先ほどの逃げは掴まるものの、今度はエースの
岡選手を逃げに送り込む弱虫ペダルの必勝態勢。
メインの追走集団では
そろそろ前に出る動きの、ホッシー弐号
関根選手もかなりシンドイが、利田選手とホッシー弐号の頭から
水をかけるなど献身的な動き。
序盤にチームメイトの位置を上げるために動いた利田選手は
集団後方にやや下がっての走行。
脚を使ったはずだが、この後
さらに踏み倒すことを要求される・・・
4周中の最終周回に入るところ
本来エースであるはずのホッシー弐号。
いくら自分が集団から登りで抜け出そうとしても、弱虫ペダル・サイクリングチームと
他のチームのチェックが厳しく徒労に終わることを、悟る。
そして
スプリントのある、利田選手でこの集団の中での
現実的な順位を獲ることを相談。
構えとしては、関根→ホッシー弐号→利田
による、発射を目論む。
正直、レースの優勝そのものは弱虫ペダル・サイクリングチームの
岡選手でもう決まり。
しかし、それでも出来ることの最善として
メイン集団の中での順位を上げていく。
利田選手のスプリントに託す、ということは
ホッシー弐号と関根選手は自分の順位は、完走ポイント以上は
無くなるということ。
迎えた、最終コーナー
激坂を立ち上がってくる、集団
ここから
15番手か、20番手
右にホッシー弐号
その後ろ、利田選手
普段、一緒に練習していない二人
それがどこまで、連携できるか???
このタイミングから、残り250mで一気に加速していく
利田選手
ゴールで観ている者としては、10人くらいのバラバラとした
スプリントでその後方から、どんどん抜いてくる利田選手に
興奮する。
行け!!
もうちょっとで、入賞圏内だ!!
結果
なんと、ギリギリの6位で入賞をゲット!!
渾身のゴールスプリントで、呼吸もできない利田選手
そして、自身では勝負をかけられないと判断し
作戦を切り替えたホッシー弐号もゴール
関根選手も
両脚のすべてが攣るところまで追い込みながらも
最終周回でホッシー弐号を引っ張り続けてくれました。
個人的に、今回の関根選手の中で
一番スキな写真。
若さに似合わず、自分の順位を捨てて
チームに徹した横顔。
そして
やりきった、二人。
決して優勝ではない。
表彰台でもない。
しかし、「ロードレースはチーム戦」を体現し
自分の完走ポイント以上の順位を捨てた二人と
その二人に6位というモアベターな順位で応えた、利田選手。
アタマから、ドボドボと水をかけて貰う関根選手。
「6位!?よかったぁあ~」
という安堵の笑顔が印象的でした。
繰り返しますが、優勝ではないし3位表彰台でもない。
しかし、他のチームが人数を揃えて駒がいる中で
枚数が足りない状況でも、最善の選択をして
6位という順位を勝ち取ったY’s Roadの3人。
あと、何人いれば変わった?
という問いに、3人それぞれが
「あと二人は欲しいです!!」
ホッシー壱号がいたら変わった?
「変わりました!まさひろ橋で、なんで将宏いねぇんだよ、と(笑)」
だってよ、将宏!!
はよ、帰ってこい!!
もう一人のE1は・・・川原キャップ!!
出番だよ!!
ということで、表彰式
圧倒的な強さの弱虫ペダル・サイクリングチーム
そして、昨年のポイント首位の選手を擁するシルベストが
チーム戦を仕掛け
竹芝サイクルレーシングも強力な選手を送り込む中での、6位
ベターな結果
しかし満足はしていません。
前日のE2クラスの2位に続いて
昇格後のすぐのレースでの6位!!
存在感は放ったと思います。
もう一度、この3人のドヤ顔を!!
決して、満足できる結果ではありません。
しかし、全日本選手権でも使用されるあらゆる力を試されるコースでの
自分のポイントを捨ててまでの、
チームが結束しての入賞は観ていて、そして
サポートしていて胸が熱くなるものがありました!!
朝イチでのレースにて幸先の良いスタートを切った
実業団チーム・Y's Road
続くE2クラス&前日からのE3クラスは・・・
長くなったので、また次回!!
ご期待ください!!
って、また千切れてない?コレ???
ご期待ください!!(笑)
画像提供
PHOTP:FABtroni+camera