こんにちはY's Road福岡天神店のユサです。
今回はスタッフ向けの試乗会で新しくなったDomane ALに乗らせて頂いたのでそのインプレッションを。率直に言って買って損は絶対にしないバイクでした!
【TREK】DOMANE AL5 GEN4
Domane ALシリーズはTrekの製品の中でエンデュランスとして位置し、太いタイヤクリアランスと豊富なマウント、上半身を起こし気味のポジションで長距離を一日中快適に走行できる高品質なアルミバイクです。
スペック
今回試乗させて頂いたのはAL5、最新の12速105コンポーネントで統一される。フレーム素材はグレード間に違いはなく、単純にパーツ構成が異なる。細かいが試乗したAL5は下位のグレードとはフロント、リアのハブ、ハンドルバーがより上位のパーツとなっている。AL4からするとTiagra➡新型105+αで値差44,000円となっているのでちょっと頑張ってAL5を買うのがオススメではある。(結局は色の好みで決めていいくらい+αの差は微々たるものだとは思うが・・・
重量面は56サイズで9.85kgとなっていて、同社の軽量オールラウンダーモデルのEmonda ALR5が9.17kgなのを鑑みるとエンデュランスモデルとしてはかなり軽く作られていることが分かる。フレームの変更とフォークがアルミコラムからカーボンコラムになったことによって前作からは約220gの軽量化が実現されている。
クローズアップ
ケーブルはフロントから入っていくことによって上位モデルと変わらない洗練されたデザインとなっている。ステム中通しというわけではないので汎用のステムが利用可能。
フルカーボンフォークに変更されより軽量化。レバーが新型MADONEなどと同型のデザインになっていて、着脱の際に力が籠めやすい。
最大38C対応のクリアランス。通勤や通学で常用する場合泥除けを付けたくなるが、フルフェンダーにも対応している。
新型12速105。操作してみてやっぱり105クラスはストレスフリーだった。
インプレッション
初めに、私は前世代(GEN3)のAL3に乗っていてタイヤはやや太く35CのグラベルキングSS、チューブレス仕様。進みだしてすぐ自分のバイクには無い軽快さを感じます。グレード的にもSORA➡105なので総重量含めて軽快に感じるのは当たり前ではありますが、なんだかフロントの切れ込みが鋭くて前作には無い加速の良さを感じました。軽いバイクと重いバイクの優位性がひっくり返るほどの差ではないですが、エンデュランスモデル、それもアルミフレームのモデルとしては非常に軽快な加速感が味わえます。
ホイールベースが長めなのと太めのタイヤで直進安定性も高く、一生懸命漕がなくても真っすぐ「ス~ッ」と進んでいくのでのんびりツーリングにも向いていますね。各種ダボ穴がついているのでトップチューブバッグ、フレームバッグ、サドルバッグを活用したバイクパッキングにも良さそうです!
ポジションについてもジオメトリーの変更がないので前モデルと全くの同条件で乗れました。自分が乗っているマドンSLRと比べるとリーチは12mm短く、スタックは34mm高い。ほとんどの人が完成車の状態で気持ちよく乗れるジオメトリーになっていると思います。
カスタムの方向性によってグラベルロードにもピュアエンデュランスロードとしても活躍できるのがみそですね。車載の方法が多彩なので通勤、通学のニーズでも使い勝手が良いと思います。こういった時に純正のオプションがたくさんラインナップされているメーカーは強いですね。フルフェンダーにリアラック、ラックから簡単につけ外し出来るバッグ等多岐にわたります。
初めての1台で迷っている方には間違いなくオススメの1台となります。グレード違いのAL2であればすでに店頭在庫がございます。ご検討の方は是非一度店頭にてご覧ください。