あっついぜ~
暑くて死ぬぜぇ~~~
という猛暑の8月。
結論から言います。
こんな時期に、涼しい高原以外でヒルクライムやったらイカンです!!
実業団・みやだ高原ヒルクライム
昨年よりカレンダーに追加された、新規の大会。
距離は10.7kmと短いものの、終始勾配がキツく
平均斜度は、8.6%
おまけにスタートからいきなり発射角度な急坂と
道幅も狭く、出だしで失敗すると挽回が難しいという
ヒルクライムというよりも、激坂スプリントを競うようなイメージ。
第1回は雨の中、E2クラスでの水野の上位入賞を目論み
スタートから猛然とペースを上げて、人数を絞り込む動きで
水野の4位をアシストした梅林
さて、今年はどうか・・・・・???
というかどういうテンションで臨むのか????
直前の練習にて
登りの区間、特に急勾配が連続する周回では
完全に水野にチギられた梅林。
7月の西日本ロードで無理くりレースにでた後の
体調不良から、ようやく復帰した状態。
コンディション的には、
「レースに向けた練習ができるようになったぐらい」
といったところ。
そもそも、昨年のこのヒルクライムは8月末に開催され
今年は8月頭に日程が変更。
7月というのは、例年は春からの練習による蓄積を使い切り
一昨年 乗鞍ヒルクライム 3位入賞
昨年 西日本ロード 先頭集団ゴール
という結果を残し、そのあとは一旦オフにして
月間走行距離を800~900kmまでペースを落として
再び秋のロードレースに備えるのが梅林のパターン。
今年も、みやだ高原ヒルクライムに出る
と決めた以上、やはり練習はせねばということで
7月後半の2週間でどうにか800kmを走行。
しかし・・・実際に登りで厳しい負荷をかけていくと
高い心拍を維持できない
そして、同じ心拍で出せる出力が明らかに低い
ということが、データ上で顕著。
あとは、気合いでどうにかできるか・・・???
今年の現地。
見事な快晴。
というか、各地で注意が喚起されるほどの猛暑日。
シマノレーシングの野寺監督も、
「今日、ヤヴァいね~~」
というくらいの、暑さと湿度。
準備を進める、筋肉系の二人。
梅林はローラー台は持ってきたものの、
熱気がこもる状態でのアップによって体力を消耗するのを避け
近くの道路での実走を選択。
しかし、暑い・・・
アップの状態での、GARMINのデータ上での
平均気温37℃、最高気温40℃はたぶん嘘じゃない。
「みやだ高原」と言いながらも、実は高原でもなんでもなくて
信州の盆地で行われるこの大会。
しかも、集合場所での待たされる時間と
スタート地点への移動
スタート地点での待機時間もあり、
アップというよりも、体を動かしておく
という範囲に留め、最大心拍の85%程度を何回か
入れてみて、軽めでやめておく。
しかし、暑い・・・・
チームテントで待機できるJプロツアーの選手はともかく
我々エリートは人骨野ざらし紀行・・・・・・。
直前まで水分補給できるように、背中に真水のペットボトルを入れて
待機。
しかし、暑い・・・・
スタートに並びながらも、ボーっとしてくるレベル。
旧知の選手と話しながら、先頭から15番手くらいをキープ。
E1クラス、女子のスタートのあと
我々E2クラスがスタート。
が、「今日は6位以内を狙います!」と入れ込んでいた
愛知県のショップのチームの若者がいきなり転倒・・・・・・
どうして?と思っていると、その背中に突っ込んだ選手もおり
梅林は完全に進路を塞がれ・・・・・・
どうにか左横から、再スタート。
しかし、先頭はサクサクと進んでいっている
どうすっかな?
と思っていると、梅林の背後からスタートした
竹芝の選手が追いかけていく。
以前に同じチームで走ったことがあり、今年久々に
実業団登録をして6月末の栂池ヒルクライムで昇格をしてきた脚の持ち主。
これについていこう、と思うものの
やはり練習不足というかコンディション調整が合っておらず
心拍が上がっていかない・・・。
調子の良い時は、スタート後に一気に心拍が94%/MAXまで上がって
それが維持できるものの、今日は90%/MAXまでしかいかず
しかもそれをキープできない。
四苦八苦しながらどんどん抜かれながら10分経過すると
今度は、体と頭がオーバーヒート気味。
練習であれば、顔と首の後ろから水をかけて
外側から冷却するものの、ボトルは一本しか持っておらず。
ヒルクライムレースでは通常はボトル一本で事足りるものの
まさか、二本必要とは・・・・・・。
これ以上のペースを上げていくと、熱中症の危険も感じ
とにかく心拍を落としすぎないよう、上げすぎないよう
気を付けながら進行。
全体の半分を過ぎると、多少楽になってくるが
考えていることは、ゴール地点の荷物の中の
炭酸水のペットボトルのみ。
ゴール前の1kmからは、ペースを上げて
高い心拍でいくものの
正直、順位はあまり変わらず。
しかし、ゴール数100m手前で他のチームから声をかけられ
「MAVICの新型のブログみました」
というお話しには、ありがたいやら
苦笑せざるを得ないやら・・・・・・
結果、トップから7分遅れの40位。
なんと、序盤飛ばして後半タレた昨年よりも
3分30秒以上も遅い!!
そして、出力でみても
昨年がNPで体重比4.7倍だったのに対して
今年は4.3倍しか出せていません。
GARMINのグラフで見比べてみると
今年のグラフ。
手前の紫の線が、出力で
グレーの影が心拍です。
そして、昨年
こうしてみると、違いは明らかですね。
昨年は後半で高い出力で踏めなくなるが、
一定の心拍を維持できているのに対して
今年は、心拍の変動がありすぎます。
ちなみに、今年の春の伊吹山ヒルクライム
やっぱり、高い負荷が維持できていますね。
ココが梅林の強みなので、それが出来ていない以上
練習不足、そしてコンディション調整の合わなさが見て取れます。
ゴール後
荷物から取り出したiPhoneもこの有様。
オーバヒート起こしてます。
こ、この黒くてゴッツい脚の持ち主は・・・???
ご存知、マトリックスパワータグ所属の
元・全日本チャンピオンの佐野淳哉選手。
この体格でありながら、アシストしながら39分台で登ってくるところは
さすがです。
川原キャプテンと。
川原本人的にも、「登れる筋肉と、登れない筋肉」と
認めるこの差。
川原キャップは、翌日のクリテリウムが本番なので
ぜひ、奮起して頂きたいです。
しかし・・・・・・
いくら練習不足で、スタート時点でトラブルがあったとはいえ
もう少し良い走りをしたかったですね。
実際、スタートで梅林の後ろから追いかけていった竹芝の選手は
そのまま追い付いて2位に入ったわけですし。
これまで、出場できるレースに向けて照準を合わせ
実力が発揮できるように臨んでいただけに
今年の西日本ロードとみやだ高原ヒルクライムは
自分でも不甲斐ない結果で、情けない思いです。
まずは夏の間にしっかりとベースから作り直し
秋の二連戦
経済産業大臣旗・輪島ロード
東日本クラシック・南魚沼ロード
へ、気持ちから負けないようにしたいと思います。
次の二連戦の直前に、いよいよ不惑
40歳になる梅林ですが
まだまだ伸びしろはあると思っています!!