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11.3に味の素スタジアムで催された「ワイズロード スポーツバイクデモ 2023 秋 in 東京」の前日にスタッフの試乗会が行われました。その時に試乗した自転車のいくつかをピックアップしてご紹介したいと思います。前回はDAHONのK9Xをご紹介しましたが、今回はBESV JGR1.1をご紹介いたします。
BESV JGR1.1
BESVのe-バイクと言えば宇都宮店ではPSA1やPSF1などが大変好評をいただいております。今回試乗させていただいたのは今年の6月に発売開始されましたJGR1.1という新型eグラベルロードバイクです。
コンポーネントは、シマノGRX 11S。油圧ディスクブレーキに、カーボンフォークを搭載し、360Whバッテリーによるロングライドと、アシスト性能・バイクパフォーマンの全てのバランスに優れたスポーツモデルです。
フレームはアルミで、Mサイズ重量が17.3kgでPSA1よりも軽く、PS1よりわずかに重いくらいの重量です。
試乗させていただいたのはさらにオプションパーツで前後フェンダーとリアキャリアを取り付けていたのでもう少し重量は増えているものになります。
形状的にはほぼ普通のロードバイク、グラベルロードと変わらないフレーム形状をしていて、違いとしてはダウンチューブがバッテリーが入っているため少し太くなっているぐらいです。
乗ってみた感想
乗ってみた感想と致しましては、私の身長があまり高くはなく、サドル高があまり出ていなかったというのもありますが、比較的ヘッドチューブ長が長いのもあって、非常にリラックスしたポジションで乗ることのできるバイクでした。聞くところによるとロングライドを意識して作られたeグラベルロードということで、長距離を走ることに適した作りになっているようです。なので、速く走るためではなく、長距離を走るうえで、漕ぎ出しを楽にするため、あるいは斜度などに関係なく巡航速度を維持するためにアシストの力を利用するそんなeバイクのようです。そのため、アシストの力はさほど強くもない印象を受けました。
バッテリーに関しては36V10.0Ahリチウムイオンバッテリーが搭載されており、最大走行可能距離は130kmとカタログ値では出ていますが、必要な時だけアシストの力を利用して、速度が出てからはアシストオフで走行するような使い方をすれば、より長距離のロングライドでもバッテリーは持ってくれるのではないかと思います(あくまで私の所感ですが)。
今回試乗会で走行できた試乗ルートが平坦な道だけだったので、斜度のある坂での走行性能や、また荒れた道での走行性能などはわかりませんでしたが、それでも十分この自転車の魅力は伝わりました。
特徴的なインターフェイス
JGR1.1の特徴の一つとして新型HMI(Human Machine Interface)ユニットというのが挙げられます。
PSA1などではハンドル周りにカラーディスプレイが搭載されており、そこでアシストの強弱や、各種計器を確認できますが、JGR1.1ではトップチューブにあるHMIユニットで、電源のオンオフやバッテリー残量の確認、アシストの強弱などを操作します。
なので非常にハンドル周りがすっきりしており、サイコンやライトの取り付けなどを柔軟に行えます。
その他装備品
タイヤに関しては700*40Cのものを標準で装備し、ホイール、タイヤともにチューブレスレディ対応です。
フェンダーとリアキャリアに関しては純正オプションパーツとして専用品が出ており、この辺からもロングライドでの使用を意識していることがうかがえます。
サドルはselle italiaのX3。
小型リアハブモーター(250w)
まとめ
全体的に見て、アシストの力でグイグイ進んでいく自転車というよりは、漕ぎ出しや斜面などでアシストを利用して負担を減らしてロングライドを乗り越える自転車という印象でした。
気軽にロングライドを楽しみたい、自力だけでは長距離を走るのに不安があるという方にとって心強い味方となってくれるでしょう。
当店在庫はしておりませんが、取寄せは可能ですので、気になる方はお気軽にスタッフにお声がけください。
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