楽しいスポーツサイクルは
メンテナンスが必要不可欠!
定期的に整備をしてあげる事で性能を保ち、パーツを交換して性能を高める事も出来ます。
もちろん、私たちプロショップに整備をお任せ頂くことも大歓迎ですが、自分で出来るようになればコストを抑えられさわるほど愛着がドンドン湧いてきますよ。
そこで今回は自分で出来ることはやってみるセルフメンテナンスについて解説していきます。
デイリーメンテナンス編
スポーツサイクルの性能とカッコ良さを保つには『洗車』と『注油』を定期的にしてあげる事が大切です。
特に『駆動箇所』は汚れが付着していると著しく性能が低下して力の伝達が悪くなり、変速のスムーズさも無くなります。
月に1回、もしくは300km毎ぐらいに行うことで性能の低下を防ぐと共に、パーツの摩耗を抑える事が出来ますよ。
ケミカル類は用途によって様々な種類に分かれていますが、基本的に持っておきたいのは『チェーンオイル』『チェーンクリーナー』『バイクシャンプー』の3つですね。
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チェーンクリーナーでチェーンの油汚れを落として水で洗い流し、水分をある程度拭き取ったらチェーンオイルを塗布します。
バイク全体はバイクシャンプーをまんべんなくふきかけて汚れを浮かし、水で流してから全体を拭けばOKです。
これを定期的にやるとやらないでは乗ってみれば一目瞭然、思ってる以上に走りが軽くなることに驚くはずですよ。
より詳しいやり方はYoutubeでご紹介してますので、ぜひこちらもご覧ください。
チェーンをきれいにしよう!
チェーンに注油をしてみよう!
自転車をきれいにしよう!
上記の作業の際に別途あると便利な道具が『マイクロファイバークロス』『ブラシセット』『ペーパータオル』『ゴム手袋』『スポンジ』などが挙げられます。
作業する時は『ゴム手袋』を着用し、オイル汚れが多い駆動周りは『ペーパータオル』で拭き取り、付着した大きな汚れは『ブラシセット』フレームの汚れはスポンジでこそぎ落とし、最後に『マイクロファイバークロス』で拭きあげましょう。
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ベーシックメンテナンス編
スポーツサイクルは全てのパーツが『消耗品』という考え方があります。
使っているうちに摩耗したり、劣化したりし、使い方によっては思っているよりもずっと早く交換時期が来ることも。
そういった症状を見逃さず、時には自分で交換をすることでスポーツサイクルをより安全に楽しむ事が出来ます。
またスポーツサイクルは『ポジション』が重要な要素になっており、ハンドル・ステム・サドルの位置を調整、パーツ交換をすることでより乗りやすく、より速く走ることが出来るようになります。
そこでまずはポジション調整に関わる所を動画でご紹介しておきます。
アヘッドステムの高さ調整と交換
サドル交換
サドルの高さを合わせよう
サドルの取り付け位置に関しては、過去にブログを書かせて頂いておりますのでお尻の痛みが気になる方はぜひ参考にしてみてください。
作業で必要な工具は『ヘキサレンチ』、パーツに使用しているボルトにより『トルクスレンチ』となっています。
スポーツサイクルは主に『アーレンキー』とも呼ばれる六角形のヘキサレンチで調整・パーツの交換が出来る仕組みになっており、シティサイクルよりも格段に整備がしやすい設計です。
この工具は価格帯が幅広くありますが、高額なものほど『素材』と『精度』が優れたしっかりしたものになっており、スポーツサイクルに使用されている小さくデリケートなボルトを痛めにくく、メンテナンス中に発生するトラブルを抑える事ができますよ。
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次に覚えたいのが変速とブレーキ調整方法です。
どちらも操作をしているとケーブルが伸びてしまい、動作に不調が生じるようになります。
調整方法を学んでおくことでライド前の点検や出先で気が付いたときに直すことが出来ますよ。
変速の不調は予期せぬトラブルに繋がりますし、ブレーキの不調は安全性に関わりますので、調整方法と合わせてケーブルの交換方法とその時に巻き替えが必要なバーテープの交換を含めた動画を紹介致します。
変速調整の基本 ロード用フロントディレイラー
変速調整の基本 リアディレイラー
ブレーキ調整の基本 ロードバイク用リムブレーキ
シフトワイヤーの交換
ブレーキワイヤーの交換
バーテープの交換
上記の作業で必要な工具が『ハサミ』『ケーブルカッター』『ドライバー』『千枚通し』『ヤスリ』です。
ホームセンターで揃えられる工具が多いですが、『ケーブルカッター』は専用のものを必ずご用意ください。
ニッパー等で代用が出来ないかとご質問を頂くことがありますが、切断力に大きな差がありケーブルカッターほどキレイにカットすることが出来ません。
ケーブルカッター以外で歪にカットするとインナーケーブルはほつれやすくなったり、動作に生じる悪影響の原因になることがありますよ。
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次はカセットスプロケットとペダルの交換方法です。
リアホイールについているカセットスプロケットを用途に応じてギア比の違う物に変更したり、外してから洗浄することでより綺麗にすることが出来ます。
ペダルの交換を行う機会は多くはありませんが、ビンディングペダルへのステップアップ時や、1年に1度の頻度でネジ部分にグリスアップをする事でクランクへのかじりつきを防ぐことが出来ますよ。
カセットスプロケットの交換
ペダルの交換
カセットスプロケットとペダルの交換作業で必要な工具は専用品となります。
カセットスプロケットの交換工具はパーツブランドや年代により対応する規格が様々ありますが、今最も出回っているのはシマノ社のHG規格というもので、変速機が8速以上のシマノ製の場合はこの規格となりますよ。
ペダルの交換工具は15mmの薄型レンチが基本ですが、ペダルのタイプによってはシャフトの裏側からヘキサレンチの6mm、もしくは8mmで脱着するものもありますのでご注意ください。
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出先でのパンク修理、摩耗したタイヤの交換作業もご紹介致します。
スポーツサイクルを深く楽しむほど、出先でのトラブルに対処するだけの技術を身に着けておく必要があります。
ロングライドに出かけると郊外を通り越して山奥にまで行くことがありますが、そんな場所でパンクをして走れなくなったら帰ってくるのがとても大変ですよね。
タイヤとチューブの交換を覚えておけば再度走り出す事も出来ますので、必ず履修しておきましょう。
タイヤ・チューブの交換
必要な道具は『タイヤレバー』『パッチシールキット』『ハンドポンプ』の3つとなっています。
『タイヤレバー』はタイヤを外すための道具で、『パッチシールキット』はチューブに空いた穴を塞ぎ、『ハンドポンプ』は空気を入れて走り出す為に必要となっています。
『パッチシールキット』だけでなく『スペアチューブ』を持っておくとチューブを交換するだけで済むのでよりスピーディーかつ確実な修理をすることが出来ます。
かと言って『スペアチューブ』持っていたとしても繰り返しパンクに対応が出来るよう『パッチシールキット』は必ず携帯しましょう。
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自転車の不備を見つけるには?
以下でご紹介している『乗車前点検』は問題が発生している箇所を見つけるのにも役立ちます。
予め不備を見つけて整備することで出先で発生するトラブルを未然に防ぐことが出来ますよ。
乗車前点検をやってみよう
点検中・乗車中に感じた違和感は疑わずに必ずチェックしてみてください。
それがより安全で気持ち良く楽しむ事に繋がっていきますよ。
整備で必要なツールを集めていくのが大変そうだなと感じている方には一式揃っている『PRO スターターツールキット』がオススメです。
基本的な整備で必要なツールが揃ってますので、あとは作業に応じて必要なものを買い足してください。
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ということで、自分でも出来るようになりたいセルフメンテナンスをご紹介しました。
ここまで出来たらビギナーは卒業と呼んでいいでしょう。
さわってみる事でより愛着が湧き、今までより楽しく走ることが出来るので整備をするのもスポーツサイクルの醍醐味です。
出来そうなことから少しずつ挑戦して、スポーツサイクルの世界を更に深く楽しんでみてくださいね。
ワイズロード東大和店のスタッフおおもとでした。