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最終戦、ついに開花する!?南魚沼タイムトライアル&ロードレース!!【チームY’s Road】

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名古屋本館】梅林 康典 16年10月20日

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先だっての輪島のE2のレースレポートをアップする暇もなく・・・

目指せ、全日本!!実業団・輪島ロードレース!【チームY’s Road】

 

 

 

次なる戦いに臨む

実業団チーム・Y's Road西日本の選手たち・・・・・・

 

 

 

正直、二週つづけてのレースというのは

シンドいなぁ・・・

しかもその中日に、社内試乗会

【大試乗会★インプレ】ちび女がLOOKに乗れ…た?!!【ロードバイク編

があったので

輪島から帰ってくる→店に出勤

→埼玉に向かう→帰ってくる

→南魚沼に向かう

という一週間で、疲労を抜くのに精いっぱい。

 

 

 

しかし、それでもやるぜ。

覚悟はいいか。俺はできてる。

と言った以上、やれるだけやるぜ。

 

 

 

こう、過密日程だと

それまでの数週間~数カ月の練習量と

練習の質が活きてくるわけで、

狙うレースに向けてどう逆算して組み立てられたかが、

重要。

 

 

三週間で5レース

の最終戦となるのは

東日本ロードクラシック

 

 

一昨年から南魚沼で開催されるようになったレースで

前週の石川県輪島

また、福島県石川

と並ぶ、実業団の日程の中で一般公道で

走らせて貰えるアップダウンのあるチャレンジングなコース。

 

 

どれぐらいチャレンジングかというと、

ネタばらしにはなってしまいますが

二日目のJプロツアーのカテゴリ-にて10周で120kmで

実施したところ、

完走率おおよそ3分の1。

年間のポイントジャージを守るためにマトリックス・パワータグは

エースのホセ・トリビロ以外を使い切り

元・全日本チャンピオンの経歴を持つ

土井選手や佐野選手ですらアシストし終わって

リタイア。

という過酷なレース。

 

 

 

コースはこんな感じ。

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ダム湖の周りをウネウネと、しかし細かいアップダウンをこなしながら

突然、ギュッと下ってテクニカルに曲がって

ゴール前は、キュッと上る激坂

 

 

しかもスタートは各カテゴリーともに、ダムの麓となるため

規定の周回数+登りをオマケでもう一回

なサービス?つき。

 

 

 

この登りがかなりの難易度で

1.4kmで平均勾配8%

となかなかの、激坂。

愛知県の皆様にわかりやすくお伝えすると

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「愛知のカペル・ミュール」

定光寺が、川の信号をスタートから

この石碑までが800mで10%。

それよりも多少、勾配は緩いが距離が長く

またいやらしくコーナーごとに勾配が変化して

最後の300mは、転げ落ちそうな急角度。

 

 

この、いやらしくもチャレンジングなコースで行われるのが

土曜日 タイムトライアル

日曜日 ロードレース

な日程。

チーム Y's Roadとしては

両日 梅林、窪田選手、ホッシー弐号

ロードレースのみ 水野、関根

タイムトライアルのみ 鈴木選手

の陣容。

 

 

しかし、正直なところ

前週までのコンディションを見る限り、

ホッシー弐号と窪田選手は完走は安定だが

ヒトケタの順位は厳しい。

となると・・・

梅林と水野のE2コンビ?に期待、

というか、いっちょやってやるかー

という心境。

 

 

 

というのも

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そもそも梅林。

この南魚沼は日曜日のロードレースのみ出場するつもりでしたが。

関東にいる川原キャップに煽られて

出場を決意。

無理くり、スケジュールを調整し

なかなか上がってこないパフォーマンスに苦労しながら

どうにかこうにか、ある程度は走れるように。

 

 

 

南魚沼に向かったのは、

金曜の夜

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腹ごしらえをしている段階で、

すでにこれまでのスケジュールで

疲労が蓄積されていることを実感。

 

 

 

南魚沼、六日町は雪国まいたけのふるさと。

到着したのは、日付もとっくに変わっての深夜すぎ・・・ 。

新潟県が、北国であることを実感する気温。

寒っ!!さっむっい!!

 

 

という状況で、なんと車中泊・・・

え?車中泊!?

 

 

そう、車中泊。

名古屋を何時に出発できるかわからなかったので、

宿を用意せず。

草木も眠る丑三つ時、から

夜が明けるまで車中で仮眠を取ることに。

 

しかし、車は頼れる相棒SUBARU レヴォーグ。

どんなに遠くても、安全にかつ素早く我々を運んでくれるが

車内、特に運転席の居住性はまったくないぜ。

狭いのなんのって・・・。

外気温がとにかく寒いのと

居づらいのとで、姿勢を変えようとして

右の太ももの内側、内転筋を攣ったりしながら

どうにか明け方まで、正味2時間?

くらいは仮眠を取れた感覚。

 

 

 

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天気は、なんと快晴。

あーたらし~~い、朝がきた!

きぼ~う~の、朝~~だ!!

と、テンションだけ上がっていきますが

要は、寝不足なのと体のアチコチが

痛くてヤケクソなだけですね。

 

 

 

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マシンは今シーズンの相棒

BH G6pro

これにGIANTのカーボンチューブレスの組み合わせですが

コースの中間地点での平坦でのアベレージ速度を保つために

リアのみ、リム高55mmの組み合わせ。

 

 

タイムトライアルとはいえ、アップダウンが連続し

しかも、下り区間は高速でのヘアピンが連続するので

レース規定で

・タイムトライアル用バイク禁止

・ハンドルアタッチメント、いわゆるDHバー禁止

にて、要は

「普通のロードで走るタイムトライアル」

 

 

 

 

向いているコース、と直感したために

ある程度の順位を狙うつもりだが

まずは、キッチリとポイントを獲得するために

10位を目標として

あわよくば6位、を狙っていくが

強行日程と車中泊でのコンディションがどこまで答えてくれるか・・・・・。

昨年のロードレースでのラップタイムから

25分台中盤が、入賞のラインと予想。

 

 

ローラーで20分のアップのあと、

スタート台へ。

エントリー65名が、30秒おきでスタートしていくので

前走者をどうやってパスしていくのも、けっこうカギになるかも・・・

と考える。

 

 

 

係員に支えられながら、いよいよスタート。

木祖村の時の失敗を生かし?

10秒前で、GARMINのスタートを押し(笑)

 

 

 

5・・・4・・3・・2・1・・・・・スタート!!

 

 

 

下り基調のスタートのために、スピードに乗るが

50km/h以上になってからの

最初のコーナーが直角以上の急角度かつ

出口が見えないので処理が難しく

いきなり失速

10km/h以下に落ちてから、再加速して1回目の登り区間へ。

 

 

 

正直、この2回ある登りをどうやって走るか?

の作戦は実はなく。

「ただ、全開でいくのみ」

登りに入った、最初の急角度のコーナーで

前々走者を捉える。

この時点で心拍は、最大に対して94%。

苦しいものの、ここでタイムを稼がないと

後半の下りでのマージンは取れないので

テンションを緩めず、さらに踏み倒す。

 

 

 

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登りの頂上までに、前を走る選手を

3人ほどパス。

心拍の負荷が、5分21秒で93%で

出力も、平均で6倍近くは

ほぼほぼ現時点での限界値。

 

 

 

ちなみに、参考値として本来のエースの

ホッシー弐号の同じタイムトライアルの登り一回目

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出力は平均で5.8倍をマークしているものの

タイムは、梅林よりも2秒しか速くない・・・。

ホッシー弐号本人は、後半勝負と思い

上げきらずに抑えたとはいえ、本来のスペック差を考えると

序盤は梅林大健闘。

 

 

 

 

 

 

登りが終わったら、8km以上続く平坦区間へ。

平坦、と言っても微妙なアップダウンと

コーナーが連続するので、ただ踏み倒せば速いというものでもなく。

リズムをうまく取れないと、スピードに乗り切れない区間。

 

 

 

ここで、梅林の30秒前にスタートし

登り区間で抜いたはずの選手に追い付かれ

前を行かれてしまうが、ムキなって抜き返すと

後が苦しくなる恐れがあったため、

3mほど後ろを走るが・・・

もっと速く走れたような気もするので、ムキになって良かったかもしれない。

 

 

 

ちょうど折り返し地点から、コーナーも緩くなり

しかも向かい風も出てくるので、精神的に厳しくなるが・・・

ここは、普段の練習コースの

特に木祖村で特別編成チームとなったT岡選手やW田選手、

先の最速店長選手権3位のタイガー店長

によって高負荷で引きづり回された日々を

思い出し、5倍をキープしていく。

 

 

 

ちょうど、ダムの横のトンネルを通過し

下り区間に入るところで、18分ジャストくらい。

ここまでは、予想以上にいいペース。

登り区間だけでなく、平坦でももう一人パスし

気持ちもノッてきた!!

 

 

 

そして、問題の下りのテクニカルコーナーへ。

 

 

 

・・・・・・おっそ!!

ヘアピンでブレーキを早くかけすぎて

むしろ車体が立ってしまい、曲がれなくなるリズムの悪さ。

連続するコーナーでも、ヨッコイショ・・・

な感じでマシンをコントロールしているので、

失速→加速、の繰り返し・・・。

 

 

 

さっき抜いたばかりの選手にもう一度パスし返され・・・

自分でも苦笑い。

 

 

 

しかし登りに入れば、こっちのもんだぜ

 

 

 

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心拍が一杯になろうが、踏み倒す!!

 

 

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脚がパンパンになろうが、踏み倒す!!

 

 

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20分間、ほぼ全開で回したあと

この登りはかなりキツイですが・・・

どうにか、一回目よりも5秒遅れでうまくまとまり。

前を走る選手も2人は抜くことに成功し。

 

 

 

結果

25分49秒

 

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ゴールした時点で、暫定2位という順位に

しばし呆然・・・・・・。

というか全力を出し尽くし、言葉もない・・・。

 

 

 

特に最後の2回目の登りは

 

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本来、登りを圧倒的に得意とするはずの

ホッシー弐号と同じタイムで登ったことは、大きな成果。

 

 

 

そのホッシー弐号

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25分32秒 19位に終わる

もともとのポテンシャルを考えると、25分を切っての

10位以内はマストとしたかったところ。

細かく分析すると、梅林よりも速かったのは

下り区間だけということに・・・・・。

 

 

 

そして、梅林。

全選手が走り終わるまでは、ちょっとドキドキ・・・・・・

暫定2位のまま、しばらく時間が経ち・・・

 

 

 

これ、もしかすると3位以内にはいっちゃうんじゃね・・・???

そしたら、明日からE1で出走なんじゃね・・・???

 

 

とか、捕らぬ狸のナントやら

で浮かれてたりしますが・・・・・・・

 

 

結果

 

 

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4位で、終了。

 

 

 

3位以内に入れなかったのは、少々残念ですが

 

 

 

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こうして並んでみると、一際ちっこいオッサンが

アップダウンがあるとはいえ、タイムトライアルで結果を出すことができたのは

ちょっと自信になります。

 

 

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実業団の表彰式は、二年ぶりなので

ちょっと照れる、ちっこいオッサン。

 

 

 

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改めて、使用機材のアピールのために

写真を撮り直す、ちっこいオッサン。

 

 

 

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下りのヘタさを、元々の登りの力と

最近、徐々につけてきた平坦の速さで

カバーした、ちっこいオッサン。

 

 

 

とはいうものの、反省点は多く。

3位までのタイム差は20秒。

それはどこで生まれたかというと・・・・・・

 

 

 

スタートしてすぐの、鋭角コーナーの失速

登りが終わってからの平坦の緩いカーブで前走者のリズムに合わせてしまった

始めからわかっていた、下り区間のヘアピンの連続でのブレーキの長さ

とカーブの脱出速度。

 

 

いわゆる、走力ではなく

「テクニック」による部分でのタイムロスが悔やまれます。

 

しかし、逆に言えば「テクニック」は年をとっても伸ばすことのできる要素なので

今後への前向きな要素です!!

 

ちっこいオッサン、改め

タイムトライアルを走れるちっこいオッサン

は今後も精進します。

 

 

他の選手

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E3 窪田選手

26分20秒 13位

「駿河湾から上がってきた猛獣」による練習にもついていく

走破力が、輪島以降の風邪で損なわれ、不本意な結果に。

 

 

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E1 鈴木選手

32分47秒 76位

スタート直前のメカトラブルにより、フロントギアの変速が

制限され、クラス最下位に・・・・・・

 

 

 

そして

 

二日目

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本番ともいえる、ロードレース

 

果たして、その結果は如何に!!??

 

次回に続く!!

 

 

(・・・・・またか)

 

 

 

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諦めるな!!

前を向け!!

 

 

 

 

 

 

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