こんにちは!
新宿ウェア館 ゴシマ カイです♪
すっかり暖かくなって過ごし易くなりましたね!
本格的にサイクリングシーズンだなぁって感じです。
シーズンインに合わせてビンディングデビューを
考えている方も多いのではないでしょうか?
実際店頭ではそういった相談が増えています。
今回はビンディングデビューをお考えの方必見!
【SHIMANO】の超定番エントリーモデル2種をご紹介!
⇩それがコチラ⇩
どちらも超有名ですね!
【ビンディング 初心者 オススメ】
って検索したらまずこの2足は確実に登場しますね。
どちらも2020年のデビュー以降多くの初心者達に
「ビンディングとは何か」を教えてくれた、
’’入り口’’としてとても大切な役割を担ってくれています。
そんな多くのビギナーサイクリストの足元を支えてきた両雄、
意外とその’’違い’’についてはご存じない方も多いのではないでしょうか。
「ダイヤルかベルクロかくらいしか違いなんてないでしょ?」
と認識している方の方がきっと多数派だと思います。
特に「これからビンディングデビューするぞ!」という方は
尚の事これらの’’違い’’についてご興味をお持ちのはず!
ということで今回は、
【SHIMANO】の超定番エントリーシューズ
【RC1】と【RC3】を徹底的に比較していこうと思います!
商品の基本情報
SHIMANO
SH-RC100
小売希望価格¥13,200-
在庫カラー:BLACK,NAVY
サイズ展開:36~48※46~48は受注生産サイズ
ハーフサイズ:無し
ワイドタイプ:無し
ウィメンズモデル:無し
以降は【RC1】と表記します。
SHIMANO
SH-RC300
小売希望価格 ¥18,480-
在庫カラー:BLACK,WHITE,RED
サイズ展開:36~48※46~48は受注生産サイズ
ハーフサイズ:無し
ワイドタイプ:アリ!
ウィメンズモデル:アリ!
以降は【RC3】と表記します。
項目別で比較!
ここからは項目別で比較していこうと思います!
価格
【RC1】:小売希望価格¥13,200-(税込)
【RC3】:小売希望価格¥18,480-(税込)
価格差は【¥5,280-】と
この価格帯ではかなり大きな差がありますね。
以降はこの価格差【¥5,280-】分の価値を【RC3】に見出すのか、
それとも価格差【¥5,280-】分安く【RC1】を買うべきか。
これを意識しながらお読みいただければと思います。
クロージャー
両者の最大の違いはもう明らかにクロージャーですね♪
【RC1】:ベルクロ3本で固定
【RC3】:BOAダイヤル1個とワイヤーで固定
それぞれのメリットデメリットについて解説します!
【RC1】のクロージャーはベルクロ。
※’’マ〇ックテープ’’は商標登録済みの為、ベルクロと呼称します。
ベルクロを3本用いて足を固定します。
ベルクロのメリット
メリットはとにかく安価に作れるため、
【SHIMANO】に限らず最安値のモデルはベルクロが多め。
また一目で理解できる
超シンプルな操作性が魅力ですね。
「剥がして!引っ張って!くっつける!以上!」
ベルクロのデメリット
・3本×左右2か所をいじらないと脱ぎ履き出来ない為少々面倒くさい。
・強い固定力を得るにはより強く引っ張らないといけない。
特に女性はすごく苦労するbyスタッフ山本
・ベルクロがヘタったり、千切れた際に修理出来ない。
複雑なギミックが一切ないため良くも悪くもシンプル。
操作回数が多かったり、
強い締め付け感に強い腕力を必要としたり、
修理を想定していなかったり、
お手頃価格な分ユーザー側の手間は多めです。
この’’手間’’を面倒と感じるかは人それぞれですが。
【RC3】はBOAダイヤル
今や当たり前の存在となったダイヤル。
【RC3】その中でも最もメジャーなBOA製のL6を搭載。
ダイヤルを押し込んで、回せば締まる。
リリースはダイヤルを引っ張るだけ。
ぱっと見は良く分かりませんが、
一度覚えてしまえば操作はとってもカンタン♪
ダイヤルのメリット
・軽い指の力で簡単に’’強く締められる’’
女性の力でも強い締め付けを得られるbyスタッフ山本
・ノッチがミリ単位で細かいので微調整しやすい
・一回の動作で簡単にリリース出来るので脱ぐのがとにかく楽
・強く締め付けてもそう簡単には壊れない高い強度
・万が一破損してもシューズ側の台座が無事なら修理可能
ダイヤルのデメリット
・ダイヤルという’’機械’’を用いる為どうしてもコストが増える
・ぱっと見操作方法が分かり辛い
※一度見ればすぐに覚えられます。
・極限まで軽量化しようとするとダイヤルという’’機械’’は重い。
※【DMT KRSL】などトッププロモデルの超軽量モデルレベルのお話しです。
とまぁダイヤルはこんな感じです。
大きなデメリットはほぼ無く、
簡単な操作で細かくフィット感を調整でき、
壊れにくく、壊れても直せる。
端的に言えば、
「特別な事情がない限りダイヤル式が無難」です。
特別な事情の例
・極限まで軽量化したい(トップレベルのヒルクライマー)
・出来るだけ安いシューズが欲しいetc......
このクロージャーの違いにより
・フィット感
・脱ぎ履きのしやすさ
・リペア性の高さ
の3点が主に変わります。
フィット感に関しては足の形の相性や、
ベルクロを強く引っ張る腕力の有無、
何より当人の主観によって感想は様々。
間違いなく「フィット感は違う」のですが、
どちらが「良い」かは人それぞれです。
剛性指数
剛性指数はなんと同じ!
6/12とかなり低めの設定になっています。
初めてなら気にならないかもしれませんが
レースに出たり、峠を登ったり、
「力強くペダルを踏む」と撓りからくるパワーロスが
疲労、速度低下、ストレスに繋がる事があります。
初心者か否かはさておき
・レースに出たい、勝ちたい!
・自転車競技部へ入部したい、した!
・とにかく速く走るのが好きだ!
といった「速さに対する欲」が強い方は
より剛性の高いシューズをお勧めします。
重量
公式HPにも情報は記載されていますが、
ワタシは実店舗に務める選任スタッフ!
折角ですから実際に測って確かめましょう!
測定の条件は下記の通り
・サイズは同じ42(26.5cm)とする。
・両者
・あんこ(靴の中の詰め物)は抜いて測定する。
当たり前のことですが条件は一定でなければなりませんからね。
条件を整えたらいざ実測です!
まずは【RC1】から見ていきましょう!
ザンっ!
【RC1】の42サイズの左の重量は、【251.7g】
プロ仕様の超軽量シューズ比べると流石に分が悪いですが
この【251.7g】という値は至って普通です。
普通の重量を最安値のモデルで叩き出す。
【SHIMANO】の底力恐るべし。
続いては【RC3】を見ていきましょう!
ザザンっ!
【RC3】の42サイズの左の重量は、【250.7g】
なんと!その差は僅か1g!
ほぼ変わりません!
・極限まで軽量化しようとするとダイヤルという’’機械’’は重い。
【ダイヤルのデメリット】の項目で前述した通り、
ベルクロやシューレースに比べて
ダイヤルは機械が故にやや重くなりやすいはず。
それを他の部分を軽量化して補えているのが
【RC3】の凄い所なのです!
「具体的にどこを軽くしているの?」
という疑問については後述致します。
サイズ展開
サイズ展開はそれぞれ
【RC1】:36~48 ※46~48は受注生産サイズ
【RC3】:36~48、ワイドタイプあり※46~48は受注生産サイズ
と、ワイドタイプの有無が異なる点です。
ワイドタイプは大体5~6%程ボリュームが出るので
ナローに比べるとかなり広くなります。
ナロータイプが履ける方は両者間で悩めますが、
ワイドタイプじゃないと履けない方は【RC3】一択です。
ちなみに【RC3】にはウィメンズモデルも展開があり、
サイズは36~40、カラーはホワイトで
ナロータイプより3~5%ボリュームが減っています。
こっからちょっとマニアック
ここまでがよくネット上で紹介されている特徴。
ここからはもう少し深く掘り下げた違いを解説!
【シームレスミッドソール構造】の有無
シューズのソールを構成するパーツの1つ、
【ラスティングボード】を排斥することで
従来以上の軽量性とスタックハイトの低下を実現。
…という説明文だと最高に分かりにくいので
もう少し詳しく解説していきます!
従来のシューズ及び【RC1】は
アウトソールとインソールの間に、
【ラスティングボード】という板があります。
【ラスティングボード】の役割は主に2つ。
・アウトソールとアッパーを挟み込んで接着強度を上げる。
・繊維強化樹脂製であるアウトソールの裏地処理を簡素化し、
より低コストかつ容易に生産できるようにする。
今回重要になるのは2つ目です。
カーボン繊維やガラス繊維の加工をすると骨身に沁みますが、
甘い処理をした繊維強化樹脂は
繊維の破片が顕微鏡レベルの微細な【針】となり、
迂闊に触れるとそれが皮膚に無数に刺さり
強烈な痒みや痛みを誘発します。
コレがマジで痛いし痒いしで
夜も眠れないくらい苦痛なんですよ( ;∀;)
#経験者
加工面の丁寧な処理で防げますが、それよりも
別途用意した板などで封をしてしまう方が
お手軽に処理を済ませることが出来るのです。
補強も裏地処理も低コストで確実に行えるので
殆どのブランドは【ラスティングボード】を用いています。
ま、【普通】のことなんです。
しかし我らが【SHIMANO】はあえて茨の道を選択。
ご覧ください!
【RC3】はインソールの下には
直接アウトソールの裏地があります!
これが【シームレスミッドソール構造】の正体!
既知のビンディングシューズには必ず用いられた
【ラスティングボード】というパーツをオミットし、
その分軽く、スタックハイトの低下を実現しています!
そして【ラスティングボード】を排斥するメリットを得るために
【SHIMANO】はアウトソールの裏地の処理を徹底的に丁寧に敢行。
上の画像を見るとよくわかりますが
樹脂のバリや接着剤の余りも無く、
ほぼ完璧に近い非常に綺麗な処理です。
超面倒臭く、それゆえコストがかかる加工を
業界随一の大企業としての圧倒的生産力で、
最小限の製品公差で製造することに成功!
【SHIMANO】だからこそ出来る型破りかつ合理的な構造なのです。
※他社製品だと【ラスティングボード】とアウトソールの間に空間を設け、
そこにアウトソールのベンチレーションホールから流入した外気を通し
シューズ下部の通気性を確保しているモデルもあり、
一概に【ラスティングボード】を無くせば良いという訳ではございません。
しかもこのアウトソール、
更なる軽量化の為にガッツリ肉抜きしてあるんです。
ただ単に肉抜きして軽量化してしまうと
強度や剛性が低下してしまいますが、
蜂の巣を模倣した【六角形】に肉抜きする事で
強度を保ったまま軽量化しています!
同じ図形を平面上に隙間なく敷き詰める構造を
【平面充填】と呼ぶのですが、
この【平面充填】が可能な図形は
三角形、四角形、六角形の3種類。
これら3種のうち【六角形】が
最も力を分散、吸収し高い強度を持ちます。
しかも図形の中はくり抜いてあるので
軽量化も謀れる優れた構造なのです。
蜂の巣が六角形なのも彼女たちが
長い年月をかけた進化の過程で獲得した
自然界の知恵により、六角形が最も頑丈で
蓄えた蜂蜜や卵、幼虫、蛹を守りやすいと知っているから。
その大自然の知恵に気付いた先人たちも凄いし、
「アウトソール六角形にしたらいい感じになるんじゃね?」
とどのブランドもやってなかった構造を取り入れた
【SHIMANO】のエンジニア達も凄いですよね。
スタックハイト
先程からちょいちょい見るこの用語。
【何のスタックハイト】なのかによって意味は変わりますが
ビンディングシューズの場合は、
【足の裏からペダル軸までの距離】を指します
【SHIMANO】のエンジニアと研究チームによると
スタックハイトを小さくすることで
ペダリングストロークが安定し、パワー伝達効率が向上。
特にペダルを踏み込んだ際に効果が表れる事が分かっています。
【RC1】と【RC3】のスタックハイトを比較してみると、
【RC3】:6.5mm
【RC1】:10.0mm
…と【RC3】の方が3.5mmも小さく、
その分パワー伝達効率が高くなっています。
ちなみに【SHIMANO】のロードシューズの
スタックハイト一覧表はコチラ。
【RC9】などの最上位モデルは流石の小ささ。
【RC1】のみ【シームレスミッドソール構造】未採用の為、
10.0mmと特にスタックハイトが大きいのが分かりますね。
最後に
SHIMANO
SH-RC100
小売希望価格¥13,200-
[ysid 4550170860721]
現在の在庫状況
下記は24/5/24時点の在庫です。
BLACK
37:1足
38:1足
39:1足
41:1足
42:2足
43:1足
44:1足
46:1足
NAVY
41:1足
42:1足
43:1足
SHIMANO
SH-RC300
小売希望価格 ¥18,480-
在庫カラー:BLK,WHT,RED
ワイドタイプ:アリ!
[ysid 4550170557492]
在庫状況
ご覧の在庫は2024/4/12/のものです。
BLACK Narrow
36:1足
39:1足
40:1足
41:2足
42:2足
43:3足
44:3足
45:2足
46:2足
47:1足
BLACK Wide
36:1足
37:1足
40:1足
41:1足
42:2足
43:2足
44:1足
45:1足
46:2足
47:1足
WHITE Narrow
41:2足
42:1足
43:3足
WHITE Wide
40:1足
41:1足
42:2足
43:3足
WHITE Ladies
36:1足
37:1足
39:1足
RED Narrow
41:1足
43:1足
RED Wide
41:1足
如何でしょうか。
初めての1足、何を買おうか悩んでいる方にとって
少しでも参考になれば幸いでございます。
ビンディングシューズの在庫量は
全国随一!!
ご覧通り、どっさりご用意してます!
エントリーからハイエンド、
オフロードにオンロード、
更にはフラットシューズまで!
オーソドックスな自転車用シューズは
一通り取り揃えております!
シューズでお悩みなら是非当店にご相談ください!
ご試着ご相談はお気軽に!