こんにちは。東大和店スタッフの井上です。
先日の社内試乗会で10台以上試乗させていただきました!
その中でも個人的に走りやすくて印象が良かったモデルを3台紹介させていただきます!
①MERIDA SCULTURA 9000
完成車価格で121万円のフラグシップフレームモデルです。
昨年開催されたレース『ミラノ~サンレモ』でバーレーン・ヴィクトリアスのマティ・モホリッチ選手がドロッパーポストを使用して下りで抜け出し、逃げ切り勝利を果たしたことでも話題になったバイクです。
フレームやフォークに使用されているカーボンのグレードは、2つある内の上位グレードである『CF5』を採用。より軽量で完成車重量は7.2kg!高剛性に仕上がっておりペダリングした時の軽快さは格別です。
この新型SCULTURAに合わせて設計されたステム一体型カーボンハンドル『TEAM SL 1P INTEGRATED』も320gと軽量な作り。ハンドルバーの中にはブレーキホースを通す穴のみ用意されており、SRAMのAXSやSHIMANOのワイヤレスDi2に対応しています。
ヘッドパーツはFSAのACR規格に対応しており汎用性があります。
個人的にもこのステム一体型ハンドルを別メーカーのACR対応バイクに導入しています。ハンドル内にライナーが通されているので整備性も良いです。
現代的なフレーム形状。Reynoldsのカーボンホイール『AERO46TL』にContinentalのGp5000 700x28Cを搭載。この組み合わせで十分に軽快!
コンポーネントはSHIMANO ULTEGRA R8170。
エアロ形状ではなく丸型のシートポストを採用しているのも、パーツの汎用性やポジションの出しやすさの点において良いですね。
剛性が高いですが、とても乗りやすい味付けのバイクでした!
②PINARELLO F5
105Di2完成車で836,000円のピナレロFシリーズの中ではミドルグレードモデル。しかしながら走りの印象はミドルグレードとは思えないほど良かったです!
フラグシップモデルのDOGMA Fを踏襲し、真のオールラウンドバイクとして登場したFシリーズ。F5に使用されるのは東レT700カーボン。上位モデルにはさらに上のグレードのカーボンが使用されていますが、私の脚力と走り方では、このF5が一番しっくりきました。頑張らずとも軽快に進んでくれてスピードに乗れる、そんな感じです。
12速化した105Di2を搭載。整備性においても優れています。
ミドルグレードとしては価格は高めになっていますが、ピナレロらしさを味わえつつ、他のメーカーの上位モデルにも引けを取らない素晴らしい走りを味わえるバイクでした!
③COLNAGO C68 DISC
フレームセットで913,000円のフラグシップモデル。乗っていて非常に楽しいバイクでした!走行中に自然と笑みがこぼれてしまうような感じでした。
軽快にスパッと進んでくれる高い剛性感がありながらも乗り心地が良く快適で、乗っていて不思議な感じ。空気圧を下げてる訳でもなく、このフレームの特性でしょうか。
Cシリーズの特徴であるラグドカーボン製法を引き継ぎながらも、ラグとチューブを一体化させる『モジュールストラクチャー製法』により新たなフレームデザインに。細かなジオメトリー調整や剛性、快適性などのバランスの調整を可能としながら構造の変化により空力性能も向上しています。
専用のステム一体型ハンドル。UAEチーム・エミレーツのバイクはENVEのステム一体型ハンドルを使用していますが、加工を施したヘッドパーツを使用しているようです。
ホイールはFULCRUMのWIND 40 DB。このホイールもミドルグレードながらよく走ります。
コンポはDURA-ACE。最高級の組み合わせです。
ピュアレーシングロードのV4-RSにも試乗させていただきましたが、個人的にはC68の方が好みでした。ガチガチのレーサーの方であればV4-RSの方が良いでしょうが、もう少し快適に乗れて良く進むラグジュアリーなバイクが好みな方には、このC68がオススメです!
以上、3選でした!