チューブレス用のタイヤは沢山存在しますが、“フックレス”に対応したチューブレスタイヤとなるとそう多くはありません。
今回はそんなモデルの中、個人的にフックレス対応チューブレスタイヤのど真ん中をご紹介
SCHWALBEのハイエンドモデル
SCHWALBE PRO ONE TLE/シュワルベ プロワン チューブレスイージー ¥12,100
25C・・・245g
28C・・・270g
30C・・・295g
これまでハイエンドタイヤとして存在していたチューブラーを廃し、ハイエンドモデルとしてチューブレスモデルを世に送り出してきたあたり本気度が伺えます。求めたのは同じくチューブレス≒チューブラーといったしなやかな乗り心地。
嵌めやすさ
使用したホイールZIPP 303 FC(内幅25㎜) 、ZIPP404 FC(内幅23㎜)に対し、28Cを装着。
非常に嵌めやすく、慣れた人なら素手でいけます(個人差有り)。少し固くともタイヤレバーを用いれば容易に装着が可能。またそこからのビードをあげることも通常の空気入れで難なく上げることができます。(2度目、3度目だとシーラントの固着具合等によりすんなり上がりにくいこともあります。)
パンク性能、転がりの軽さ、グリップ
パンク性能はハイエンドのレーシングタイヤとしてみるならそれなりに高いほうだと思います。サイドカットに弱い印象もなく、荒れた路面でもガンガンに使っておりますが、不安には感じることはないです。
転がりの低さという面だけでみると、このタイヤよりも速いタイヤは存在はしますが、特有のモチモチとした乗り心地の良さの上に成り立っている硬質なゴムを思わせる軽やかな走りが非常に心地よいです。
コーナリングのタイヤの潰れ方もてっぺんだけが潰れていくような変な潰れ方せず、全体的に綺麗に潰れてくれるので低圧運用であっても不安を感じることはありません。特にフックレスとの相性は抜群で、安定感とグリップ力は下りではコーナーの恐怖感を拭い去ってくれる強い味方になってくれることでしょう。
※いずれも303FC、404FCのフックレスリムでの運用時の感想になります。
このタイヤはチューブレス×フックレスリムにおいて乗り心地、転がり感、グリップ力、最もスタンダードな乗り心地と個人的には位置付けており、トータルバランスでみたとき全てにおいて高次元でまとめられたハイスペックレーシングタイヤと言えます。
一度は試してみて頂きたいタイヤです。
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