最近新しくMTBフィールドが増えてきて遊ぶ場所の選択肢も増え始めたマウンテンバイク。
スポーツバイクが初めての方はもちろん、ロードバイクに乗られていてMTBの購入を始めて検討されている方も種類の多さに驚くと思います。
そこで!今回は初心者の方向けにMTBの種類を簡単に紹介します。
■フレーム形状
MTBのフレームは、ハードテイル、フルサスペンション、の二種類に分けられます。
「ハードテイル」はフロントのみにサスペンションを搭載し、シンプルな構造でメンテナンスの容易さや軽さが魅力です。
ペダリングロスが少なく比較的フラットな路面が得意な主にクロスカントリーバイク~トレイルバイクに多い形状です。
「フルサスペンション」は前後にサスペンションを搭載します。高い走破性と安定性を持ち、下りだけでなく、ガレた登りも得意です。主に下り系の車体に多いですが、ほぼ全ての種類に使われています。
■ジャンル
MTBは、フレーム形状だけでなく用途によって今だとざっくり5種類に分けられます。
・クロスカントリー(XC)
・ダウンカントリー
・トレイル
・エンデューロ
・ダウンヒル(DH)
毎年新たなトレンドが生まれるMTB業界ではジャンルの入れ替わりも激しいです。
最近の新しいトレンドはダウンカントリーバイク!
■クロスカントリー
XCレースなど、起伏の多いコースを走行する為の車体です。
主な用途がXCレース用なので、前傾姿勢が取りやすいジオメトリや、ペダリングロスが少ない構造、軽量性、が特徴です。
サスストロークは100mm~120mmが一般的です。
■ダウンカントリー
最新のトレンドのダウンカントリーバイク。
サスストロークはF130mm R120mmの組み合わせが多いです。
フルサスXCバイクのヘッドアングルを寝かせて安定感を向上させたジオメトリになっており、XCバイクのように軽快なトレイルバイクといった立ち位置になっています。
サスストロークが短くハンドリングが機敏なので簡単に楽にトレイルを走れるといったキャラのバイクではないですが、トレイルバイクだと簡単すぎるといったコースでも調度良い難易度で楽しむことができます。
広い守備範囲を備えた個人的にイチオシのバイクです。
国内のトレイルライドにも向いているカテゴリーです!
■トレイル
名前の通り里山などのトレイルライドにぴったりの車体です。
前後130~140mmのサストロークを持ち、登りから下りまで幅広く走れます。
トレイルから常設コースまで1台のバイクで幅広くどこでも走りたいライダーにオススメです。
幅広くどこでも遊べるので、MTBを始めてみたい方にオススメのジャンルです。
■エンデューロ
エンデューロレースを走る為の車体です。150~170mmのサスストロークを持ちます。
エンデューロレースはモータースポーツに例えるならWRCなどのラリー競技に近く、複数のタイムアタックステージが存在する長距離コースを走ります。
各ステージには特定の目標タイムが設定されており、 ステージ間はリエゾン(移動区間)で繋がれます。
タイムアタックステージはグラビティ的な性格が強く下りの性能が重視され、リエゾンは主に登りの為登坂性能が重視されます。
エンデューロレースに出場される方はもちろん、富士見パノラマ等の常設コースをメインに走るといった方にもオススメです。
■ダウンヒル(DH)
MTBと聞いて真っ先にイメージされることの多いダウンヒル(DH)。200mm程のサスストロークを持ちます。
完全な下り専用バイクなので、登りはもちろん平地の走行も大変です。
ダウンヒル競技や常設コースでタイムを求める方向けです。
今回ご紹介したのはざっくりとした紹介ですが、店頭にご来店頂ければ、用途、予算に合ったバイクをご提案させていただきます。
今回の記事がMTBを選ぶ際のヒントになれば幸いです。
MTBのご相談はワイズロード上野本館まで!