府中多摩川店てんちょの間野です。
先週、野辺山2連戦を走ってきたばかりですが、今週もシクロクロスレースに行かせていただきました。
この日は埼玉で恒例の 『秋ヶ瀬の森バイクロア6』 が開催されており、
Y's Road CX Teamの面々はそちらに参加してきましたが、わたくしは単独でシクロクロスミーティング(旧・信州クロス)の飯山へ。
秋ヶ瀬なら家から25kmなのに、飯山は275km。おいおい11倍もあるぜ。なんで飯山行くことにしたんでしょうね?あまり自分でもよく分かっていない……。
3時に家出て、途中眠くて仮眠などしつつ、7時頃会場到着。
なかなか良い景色だ。途中の上信越道沿いの景色も面白かったです。
この会場は例年2連戦で、前日は照明設備があるのでナイターレースをやっています。
ちなみにこちらは昨年の動画 by bikin!tv
この動画見て楽しそうだなって思っていたので、できれば2連戦したかった。昼間移動できるから無理がない。そのかわり、前夜の疲労回復が追いつくのかどうかという問題があるけれど。その前夜の状況がTwitterで伝わってきていたのですが、曰く、
『一部ぬかるみはあるけど基本的にドライ』
という話だったので、最初はカンティブレーキのバイクをメインにするつもりでした。
しかし。
どこがドライやねん!
確かに全体の割合で見ればドライなのだけれど、ウェット区間のダメージが大きい。タイヤは泥抜けしないし、ブレーキや変速機まわりにも泥がまとわりつく。2周して、マッドタイヤの用意がないカンティブレーキは諦めて、今週もディスクブレーキを使うことにする。試走時間2時間あったけれど、後半1時間は試走後のクリーニングに費やす。
ところで、この日の出走人数……。
信州は昨年までスタートリストの発表が当日までないのがデフォルトだったのですが、今年は直前に発表していて、それを見ると11名……。少なっ!やっぱり関東ではバイクロアやってるし、東海、関西もレースがあるので、飯山まで遠征する人は少なかった模様。結果的には当日エントリーもあって12名での出走になりました。わたくしが目標とする残留資格にかかわる66%ラインは8位ということか。
ちなみに前夜のレースで優勝した人は、残念ながら昇格条件の出走10名以上を満たさなかったために、この日もカテゴリー2で出ていました。地元の選手に聞いても、人数不足で昇格がなかったレースは久し振りらしい。
さらにちなみに。事前公開のスタートリストには年齢が書いてあって、見ると1人だけ29歳がいて、あとは40歳以上。平均年齢が48歳。マスターズカテゴリーかよw
人数少ないので1列目スタート。
最初は舗装の登り。一気に駆け上がりフィニッシュラインを過ぎると、芝に入り、すぐに泥セクション。
昨年、この会場で全日本選手権が開催されたのですが、その時の写真でもこの場所がボトルネックになっていました。意識したわけじゃないけど、登りを4番手で登り、芝生で一人抜いて3番手に。
Photo by 信州ふぉとふぉと館 様(トップ画像も)
一気に泥を駆け抜け、3人パックになります。気づくと後続が離れている。
あとで写真を見たら、
Photo by 信州ふぉとふぉと館 様
4番手が落車して詰まっていた。同じ写真に、泥を避けてキャンバー(斜面)の上を走っている人がいますが、やはりコケている。わたくしも試走時に試してみたのですが、斜度がきつくてペダルがヒットしてしまうし、斜面自体が緩くて崩れやすいのです。レーススピードになったら無理と判断しました。
3人パックとは言ったものの、前日も優勝している先頭がダントツに速い。舗装直線を経て再び芝生に入るまでに、先頭が離れ、2位とわたくしのパック状態になります。この状態で1周目をクリア。個人的には上出来なファーストラップ。まさか後ろと差をつけたまま2周目に入れると思わなかった。こうなると、序盤に貯金を稼いで、後半追いつかれても7番手あたりまでに踏みとどまれば......という計算が働きます。
実際のところ、レースが始まって調子がそこそこ良いことが分かります。わたくしのように普段練習をしていない者は、レースを繰り返すことがトレーニングになっているのですが、先週2レースをこなし、疲労も意外と溜まっていないので、思っていた以上に踏んでいける。
それと、コースが自分好みだということに、レースを走り出してから気づきました。登りは距離と斜度がそれほどきつくなく、平坦区間や下りで少し休めるような場所もあり、芝キャンバーが多かったり、土のシングルトラックなど、個人的には楽しい要素が多く、辛い要素が少ない。そういえば久しぶりに土の下りとか走っているな~。
Photo by 信州ふぉとふぉと館 様
2周回終了時点で、残り周回数『3』の表示。30分レースのカテゴリー3で3周回だったので、予想より1周多い。その時は「まじかよっ」って思ったものの、いや、いけるでしょ?と思い直す。だってこのコース楽しいから1周が短く感じるし。
2周目で2人に抜かれ、3周目あたりでも2人に抜かれ、7位まで後退するが、抜いて行った1人が落ちてきて、ふたたび6位に。あとはしばらく後方が見えない状態。とはいえ、自分も如実にタレてきている。しばらく抜かれた相手についていく時間もあったものの、下りで踏んでいく相手に対して自分が踏み込めず後れを取る。本当に勝ちたければ下りも踏めないといけないのは分かっているけど、体力的にきつくて回復に充てたい。
あとは自分がミスしなければ順位を守れるのは間違いない状況になってきた。いや、守りに入ったら負けだぞ、と思い直す。
結局のところ、前と1分20秒差もついてのフィニッシュになってしまった。後ろはたびたび同じレースを走っている関東の人なので負けたくなかったが、23秒差までつめられてしまった。順位は6位で50%。目標だった66%以内をクリアできました。ああ、遠いところ来た甲斐があった!
実は今回、バイクのセッティングもすこし変えていて、ステムを短く、ハンドル角度もやや上向きにしました。というのも、野辺山で知り合いがわたくしと、別の知り合いの側面からの写真を撮ってくれていたのですが、上体の傾きが同じなのに、知り合いは肘が曲がって余裕があるのに、わたくしはその時既に腰が痛いこともあってか腕がまっすぐ。腰が痛いのも前傾がきついからで、そもそもハンドルが遠いのだろうと。
ホントは以前から分かっていて(だってロードバイクとほぼ同じポジションなのでw)、10mm短いステムは用意してあったのですが、グラベルライド用にセットしていたEASTON EC90SLステムが気に入っていて外したくなかったという理由(笑)
ハンドルが近くなったおかげでコントロールしやすくなり、姿勢も楽になったのが、結果につながったかなと思います。
あとは片付け……2台汚してしまい、しかも粘度が半端ないので、だいぶ時間がかかってしまった。泥の詰まり具合は前週の野辺山の比ではなく、よくリアディレーラーがモゲなかったな、という具合。持っていた水だけでは全然足らず、水道があったので助かったけど。池から汲もうかと思った。いや、むしろ池に投げ込んでw
最後に男子トップのC1を観戦。
今季絶好調、ナショナルチャンピオンを狙う沢田時選手(ブリヂストンアンカー)が圧勝。2位にはU-23のチャンピオンを狙う竹内遼選手(ミヤタメリダバイキングチーム)、3位は地元信州の小坂正則選手(スワコレーシング)が入りました。
そう、この翌週、つまり今週末の12月11日(日)はついに全日本選手権が宇都宮で開催されます!
2011年から王座を譲らない竹之内悠選手(TOYO FRAME)も同じ日の関西・美山向山で圧勝だったようですし、小坂正則選手の息子の小坂光選手(宇都宮ブリッツェンシクロクロス)も地元開催の宇都宮でタイトルを狙っています。熱そうだ……行けないんだけど(´・ω・`)
お暇ならぜひ、宇都宮に足を延ばしてみてください。
シクロクロスは観戦スポーツとしても、とっても面白いこと間違いないですから!
道の駅での開催なので食事もあり、温泉もあるらしいですよ。
今回も多くの地元の運営の皆様にお世話になりました。楽しいコースでレースさせていただき、ありがとうございました。ぜひ来年も訪れたいと思います!
レースをご一緒いただきました皆さま、写真を撮っていただきました皆さま、応援いただきました皆さまにも心から感謝申し上げます。そして、留守を預かってくれた店舗のスタッフと、お客様にも、ありがとうございました。
次回の出場予定は、12月18日(日)、湘南シクロクロス第2戦です。
応援よろしくお願いします!
運営母体がわたくしの古巣でもあるので、運営のお手伝いもさせていただきます。
ご参加予定の皆さま、ギャラリーの皆さまもよろしくお願いします。
そろそろフルオーバーホールしないとな……
(写真は試走後なので、本番はもっと汚れている……)
【今回の使用機材】
〔BIKE(1)〕
フレーム FOCUS 2014 MARES CX ディスクブレーキ
シフター SRAM RED 22 DoubleTap Hydraulic Shifter
ホイール EASTON EA90XD クリンチャー
タイヤ Challenge LIMUS オープンチューブラー 前後1.7bar
前後ディレーラー SRAM RED 22
フロントチェーンホイール Campagnolo CX11 46x36T
スプロケット SRAM PG 1170 11-28T
ブレーキ SRAM RED 22 Hydraulic Disc Caliper
ペダル Crank Brothers EGG BEATER3
サドル fi’zi:k ARIONE R3
ハンドル DEDA ZERO100S.C
ステム DEDA ZERO100S.C
シートピラー fi’zi:k CYRANO
バーテープ fi’zi:k SUPERLIGHT CLASSIC
〔BIKE(2)〕
フレーム FOCUS 2014 MARES CX カンティブレーキ
シフター Campagnolo CHORUS ULTRASHIFT ERGOPOWER
ホイール Campagnolo Bullet Ultra クリンチャー
タイヤ Challenge Fango オープンチューブラー 前後1.8bar
前後ディレーラー Campagnolo ATHENA
フロントチェーンホイール Campagnolo CX11 46x36T
スプロケット Campagnolo CHORUS 12-27T
カンチブレーキ SHIMANO XTR BR-M910 / Dixna クロスカンティシュー
ペダル Crank Brothers EGG BEATER3
サドル fi’zi:k ARIONE R3
ハンドル、ステム DEDA ZERO100S.C
シートピラー fi’zi:k CYRANO
バーテープ fi’zi:k SUPERLIGHT CLASSIC
〔共通〕
計測機器 GARMIN Edge 520J
ケミカル WAKO'S CHAIN LUB Liquid Extreme
シューズ MAVIC RUSH
アイウェア OAKLEY JAWBREAKER (Prizm TRAIL)
ヘルメット KOOFU WG-1
ウェア WAVE ONE(ワンピース) / le coq sportif(アームウォーマー&グローブ)
アフターレースウェア le coq sportif
補給食 梅丹本舗 サイクルチャージカフェインプラス200、2RUN、電解質パウダー、glico オキシドライブハイポトニックドリンク
マッサージクリーム Elite OZONE Waterproof Warm Up Emulsion
8th December 2016 author : ワイズロード府中多摩川 まのゆうすけ
ワイズロード 府中多摩川
電話:042-352-3308
住所:東京都府中市四谷5-42-3
営業時間
平日 12:00~20:00
土日祝10:00~19:00
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