今回はいわゆる練習用ホイール(計2200g程度)から
計1470gのホイール、MAVIC COSMIC SLRにするとどうなるのか??
280kmのウルトラロングライドで試してみました。
道中合って良かったモノも合わせてご紹介致します。
是非最後までご一読いただければ幸いです。
コース全容
目的地まで実に280km。
GARMIN CONNECTを使って
獲得標高を3600mから1900mまで減らせました。(詳細はこちら)
(元々のルートでは渋峠、志賀高原と超える必要があり
あまりにもハードでした(笑))
それでも2箇所はしっかり登ります。
目標タイムは18時間ですが果たして・・・??
序盤:比較的平坦な140km(横浜→富岡)
多摩川をひたすら上り、狭山へ向かいます。
ここまでの道は基本的に平坦なのでポイントとなるのは巡行の楽さでした。
ゆったりと漕いでも(Ave100~110W程度)
26~27km/hで巡行できるのでかなりスムーズに巡行できました。
富岡市を越えるまでの130km程度は比較的平坦なので快調そのものでした。
普段の巡行よりも楽に進むのがかなり印象的でした。
中盤:ひたすら登る60km(富岡→軽井沢)
関越道沿いをひたすらに漕ぐので比較的平坦ですが
軽井沢までの登りはどうしても避けられません。
平均斜度6%,全長14.7kmのハードな坂、碓氷峠が襲い掛かります。
余談ですがアタック時は22時ごろになっており、街灯も無かったので
CATEYEのAMPP800が大活躍しました。かなりの明るさで長時間持つのでとても安全です。
道中イノシシ、キツネ、犬などが道で寝そべっていてさながらナイトサファリの如くヒルクライムを楽しみました(笑)
さて、本題に戻りますがやはり走りの軽さは段違いです。
もちろん大変な登りではありましたが、ダンシングの回数が明らかに少なかったです。
ヒルクライムというとペダリングが途切れがちになって踏むのが大変、という印象がありますが
MAVICはスルスルとペダルを回すことができ、踏ん張ることが圧倒的に少なかったです。
5~6%程度の坂では動じない強さを感じました。
軽井沢を超えると今度は長い下りになります。
軽井沢→上田→飯山と下りと平坦が続く休息区間と言えますね。
後半:脚が辛い時も心強い(軽井沢→上田)
やはり180㎞を超えるといかに体力があっても巡行は落ちてしまいます。
それでも100Wを切っても28km/h以上で巡行できる、ペダリングが途切れなかったのは漕ぎの軽さを感じます。
周りの景色を見て楽しむ余裕さえ与えてくれる頼もしさまでありました。
夜空が美しかったのですが、あまりに深夜だった為普通では見られないオリオン座が見られました(笑)
この時もAMPP800は電池切れを起こさず巡行でき、最後まで安全そのものでした。リアライトのRAPIDE Xも問題なく動いて後方の心配もあまりなく、心強いアイテムでした。
さて、上田を越えて飯山に入ると残りは30km。
しかしながら最後の13kmは7kmの登り+アップダウンの激しい6kmで獲得標高400mと、ただではゴールさせてくれません。
私の足は持つのか、MAVICの活躍は如何に。。。?
終盤:まだギアは2枚もある・・・!!(上田→飯山)
山間部に入ると明らかに勾配が厳しくなります。
加えて250kmもここまでで積んでいる為、脚はほとんど使い切っています。
グランツールの選手のすさまじさを感じつつ、
あと10kmというモチベーションだけで登り続けました(笑)
そんな脚の状態で低出力しか出せなくてもMAVICは頼れる味方でした。
後ろから誰かが押してくれるような
登りが出来るクライムでした。
インナーギアで登りましたが、それでも後輪は
まだ2枚分の変速を残してライドができ、
無茶しない範囲で登りきれる安心感がありました。
そして紆余曲折ありましたが、ついにゴール
。凄まじいライドでしたがMAVICの走りの軽さを
体感した1日(15時間ライド)でした。
目標の18時間を大幅に上回り到着後もゆったりできました。
ライドの快適性を変えるホイール、MAVIC
これまで私はカーボンホイールといったらレース向け、決戦用といった
硬いイメージがありました。
今回低強度で超長距離を巡行したうえで
全体的に感じたのが「めちゃくちゃ進む」でした。
快適性、安定性、どれをとっても抜け目が無く、
ライドをより楽しい物にしてくれます。
ロードバイクってこんなに楽しいんだ、
と改めて実感できる素晴らしいホイールでした。
そんなMAVICですが、当店ではミドルグレードの
COSMIC SL、KSYRIUM SLをはじめとして
数多くのMAVICホイールの試乗を承っております。
(リムブレーキ用もございます!)
楽しいライドにもうってつけのホイール、MAVIC。
是非ご検討ください。