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私の新しいマシンARGON18 GALLIUM PROも早3カ月。
先日のハルヒルでも軽い走りで好タイムに大きく貢献してくれました。
色々パーツを新調しはしましたが、中でも走りへの影響が大きいな、
と感じた所があります。「ヴィットリア グラフェン コルサスピード」です。
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タイヤの老舗ブランドVittoriaが今年大変革しました。
業界初の新素材「グラフェン」を取り入れる事で従来のタイヤを
遥かに上回る性能を持ったタイヤをリリースしたんです。
新しいキワモノ物好きとしてはこういうのそそるんですよね!
購入してからもう2000km弱使い、風張、榛名、ヤビツ等々色んな
所でガンガン走ってみました。
まだまだ情報が少ないグラフェンタイヤの参考になれば幸いです。
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グラフェンタイヤのここが凄いその①!
滑らかな転がり!
グリップ力の兼ね合いで従来のタイヤだとモチモチとした傾向にあり
ましたが、グラフェン素材により摩擦が少ない直進回転時は硬くゴム
質を保ってくれます、平坦巡行でもロスの無い転がりで速度がノリノリ!
より軽い力で平坦を流せるようになり、平坦嫌いが治りました!
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グラフェンタイヤのここが凄いその②!
安定感抜群の食いつき!
グラフェン素材の魅力は摩擦が加わった時に柔軟に変化する事。
コーナーやブレーキング、ダンシングの際に路面との間に摩擦が
生じた時、ゴム質がしなやかになりしっかりと路面を捉えます。
23Cを使用していましたが従来の25C並かそれ以上の食いつきを
感じ、下りベタな私がかなりの余裕をもってコーナーに入れるように!
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グラフェンタイヤのここが凄いその③!
耐久性が大きく向上!
前作のコルサCXなどは走りはともかく非常に短命なタイヤでした。
2000km走ればかなり擦り減り、所々ヒビやカット跡が出てきたり。
しかしグラフェンタイヤは今のところそんな症状は一切ありません。
縦についた溝も新品の時と変わらず残り、負荷の大きいリアタイヤも
擦り減りを感じさせないほどに丸みを保っています。
パヴェでも使われるほど高い耐久性、それでいて従来の2倍以上の
高寿命をもっているとの事で・・・いやぁ、凄すぎますよこれ。
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総論
悪い所が何もない
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グラフェンは最近誕生した素材としてもかなり新しい部類です。
全産業で商業化されたのも遂5年ほど前の事、それでも一般的な
業種ではなく、おおよそ生活に密着した所にはまだまだ降りてきてません。
産業の中では最も優先順位が低い所にある自転車業界に入ってくるのは
本来ならず~~と先のことだったはずです。
しかしヴィットリアはグラフェンを扱っている企業をわざわざ買収し、他社に
年単位で前倒しにしてリリースしてきたのです。
やってる事は鳴り物入りでやってきた新興メーカーのような事を、老舗メー
カーがこれほどの大冒険をしてやってきた事にぜひ注目をして頂きたい。
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「どのタイヤがオススメですか?」というご質問に今はこう答えています。
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「グラフェンどうでしょう!」