皆さんこんにちは、今付け焼刃で必死にヨーロッパのロードレースのことを勉強中の井手です。
クライマーやスプリンター、オールラウンダーはわかるものの
パンチャーやルーラーってなんだよ!
シャカリキにはそんな用語出てこなかったぞ!!ってな状況ですorz
ええ、そこら辺を次回やるといっておきながら、本人がさっぱり理解していないのです。
会社のブログで業務中に間違った情報を発信し世界に恥をさらすべきか…
「おとなはうそつきではないのです。まちがいをするだけなのです…」
というわけでその辺は得意な方に丸投げする方向で一つ。
間違ってもだれか突っ込んでくれる…ハズ!
で何とかわかるクライマーやスプリンター、オールラウンダーについて。
クライマー
山岳が得意な選手。普通の人なら自転車を降りるくらいの斜度を、軽々とのぼっていきます。
重力に逆らうため、選手自身の体重や機材も軽く、パワーウェイトレシオに優れます。
半面、筋肉の量は少な目で、絶対的なパワーに劣り、
空気抵抗との戦いになるタイムトライアルやスプリントは苦手です。
IAMサイクリングでツールに選ばれた中ではヤルリンソン・パンタノ。
他チームだと総合優勝候補のナイロ・キンタナや
地元フランス出身、ヨーロッパカーで新城と一緒だったピエール・ロランが有名です。
スプリンター
ゴールもしくは中間ポイント手前数百メートルからスパートをかけて勝負を決める選手
プロでも5時間以上に及ぶレースが珍しくないロードレースでは、持久力が必須ですが
最後の最後で相反する瞬発力を求められます。
筋肉の量は多めで、大柄のがっしりした体格の選手が多く、高速スプリントでの加速で他を圧倒します。
IAMサイクリングでツールに選ばれた中ではソンドレホルスト・エンゲル
小俣一押しのグライペルやキッテル、カヴェンディッシュに互する力を持つ
マーティオ・ペルッキと
その発射台のリー・ハワードは
今回はお留守番。ジロがスプリンター主体の構成でしたし。
7/2追記、リー・ハワード、ツールへ
ルーラー
ここからかなり怪しくなりますがオールラウンダーの説明の前にTTのことは入れとかないと。
カンニングペーパーによれば
独走力があり、逃げを得意とする選手。独走が得意なだけに、
タイムトライアルを得意とする選手も多い。
…昔はTTスペシャリストとかクロノマンとかスピードマンとか言ってたやつかな?
IAMサイクリングでツールに選ばれた中ではドリス・デヴェナインス
7/2追記、リー・ハワードと入れ替えで出場ならず。
山岳でクライマーに、ゴールスプリントでスプリンターに、
バランスで後述するオールラウンダーに及ばずとある種中途半端な立ち位置ですが、
集団のスピードを前方でコントロールし続けたりと地味だけどなくてはならない重要なポジション。
日本人でトレック・セガフレード所属の別府史之が日本では有名です。
能力が極まれば、同じトレック所属で集団の追い上げを独走で突き放す
全盛期のファビアン・カンチェラーラのような化け物選手もいますが
果たしてルーラーに分類して良い物か。
オールラウンダー
山岳や平地のTT等、弱点らしい弱点がない選手。
クライマーやスプリンター等、特化した各選手たちに一歩譲るものの
各チームのエース級になるとクライマーを差し置いて山岳賞を獲ったり、
タイムトライアルで優勝したりとまさに万能といった能力。
IAMサイクリングでツールに選ばれた中ではマティアス・フランク
今回のツールでIAMサイクリングはこの男の順位を上げるために走ります。
ステージで勝利すれば言う事ありません。
チームメイトのジェローム・コッペル、スタフ・クレメント、マルティン・エルミガー
レト・ホレンシュタインも皆オールラウンダーでサポートは万全か。
他チームは優勝候補筆頭で前回覇者のクリストファー・フルーム、
グランツール7勝(2勝ははく奪)のアルベルト・コンタドールをはじめそうそうたる顔ぶれ。
小西一押しのティージェイ・ヴァンガーデレンもオールラウンダーです。
パンチャー
カンニングペーパーによればアップダウンコースに強い選手
…?
もう少し調べてみると、短いアップダウンコースでの短い登りで勝負をかける選手。
または積極的に逃げやアタックを打つ選手もそう呼ばれるそうな。
わかったようなわからんような。
積極的な動きをするってところが見てて面白そうです。
IAMサイクリングでツールに選ばれた中では新加入のオリバー・ナーセン
日本では、ケガから復帰した新城幸也が有名です。
ここに紹介した選手や、皆さんがひいきの選手が熱い戦いを繰り広げる
ツール・ド・フランスもいよいよ明日7/2開幕!
最終日まで一緒に楽しんでいきましょう。