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【2017キャノンデール】乗ってみました!新型「OPTIMO」!!

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福岡天神店】小西 真人 16年07月16日

 

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先日、山梨県小淵沢で行われたキャノンデールの2017ニューモデル発表会。

 

 

噂通りエントリーグレードの位置づけの「CAAD8」がフルモデルチェンジ。

 

「CAAD OPTIMO」として生まれ変わりました!!

 

 

 

 

それにしてもまた懐かしい名前を持ってきたものです。

 

かつてジロを制した「CAAD7」に由来する、由緒あるスペシャルアルミ素材、

「OPTIMO」の名を与えられた新型の実力はいかに?

 

 

 

 

 

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今回小西が試乗するバイクは「CAAD OPTIMO」の105仕様。

フレームサイズは56。

サドル高は問題なしですが、落差は少なくハンドルも近めのポジション。

 

ただ、このバイクのスタンスは「1台目に相応しいハイパフォーマンスバイク」。

なので、あまり肩ひじ張らずにサラッと乗ってみることにします。

 

 

〇まずは見た目。

 

56サイズのフレームジオメトリーは「EVO」や「CAAD12」と全く同じなので

各部の形状や全体的な雰囲気、佇まいも最新のキャノンデールのそれ。

 

フロントフォークがやや太いくらいで、他は兄貴分のCAAD12そっくり。

 

良く見るとブレーキやクランク、チェーンまでしっかり「105」をアッセンブル。

制動力、変速性能にモロに影響するこの部分がきちんとシマノ製なのは良心的。

 

これは期待できそうです。

 

 

〇乗ってみての第一印象。

 

まずは今回の試乗会の会場「リゾナーレ」の敷地内をゆっくりスタート。

 

・・・「重い」。

 

見た目が「CAAD12」そっくりにだけに過度な期待をしてしまったようです。

 

マズいマズい。

 

「OPTIMO」の立ち位置はあくまでもエントリーグレード。

先入観をリセットして、試乗コースに突入。

 

 

〇登り性能。

 

今回選んだ試乗コースは、全長約6㎞の一般公道。

ダラダラ登ってダラダラ下る、シンプルな周回コース。

 

なので、いきなり登りスタートということ。

アップもなしでいきなり登りなんて大丈夫か?

 

 

先入観はリセットしたつもりではいましたが、登りとなるとやっぱり

バイクの重さは気になってしまいます。

 

ちょっとした加速が欲しい時や、坂の勾配が変わる時などは特にそう。

 

 

ただその重量感の大半は足周りにあるように感じました。

 

シマノのRS010+シュワルベLUGANO25Cの組合わせ重量は約2.5kg。

これでは流石に「軽快にサクサク登る」というわけには・・・

 

 

軽やかさはないものの、ジワジワ踏めばジワジワと登ってくれるので、

OPTIMOのフレームが「登りが苦手」というのではなさそうです。

 

 

ボトムブラケットの構造がBB30からJIS(ネジ切りBB)に変更になったことで、

フレーム剛性が「適度」になった事が良い方に出た感じ。

 

ダンシングの時の戻りも速すぎず、リズムが取りやすかったというのも

なんだかんだで登れてしまった一因かもしれません。

 

 

 

〇下り性能。

 

フレームジオメトリーが「EVO」「12」と同じということもあって、

キレッキレのカミソリコーナリングを強いられる事になるかと思いきや・・・

 

何?この安定感??

 

なんだか曲がらないとかハンドリングがダルいといった印象はまったくなく、

きちんと思った通りに動いてくれるのですが、そこに危なっかしさが皆無。

 

エントリーグレードのロードバイクではまだまだ少ない「テーパーヘッド」も

この抜群の安定感の一因でしょう。

 

 

 

 

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加えて、振動吸収性がものすごく高い。

 

 

コースの多くがこんな感じでひび割れているのですが、気にせず突っ込んでも

何事もなかったかのようにトトン!とクリア。

 

普通は多かれ少なかれ跳ねてしまうそうな場所も鼻歌交じりです。

 

ハンドル越しに前輪を見ると、思い切りシェイクしているのに・・・なぜ?

 

 

 

素材がスゴいのか、ジオメトリーがスゴいのか、技術(SAVE)がスゴいのか。

 

素材は6061アルミなので、素材のアドバンテージはちょっと考えにくい。

 

ハンドリングの安定感はジオメトリー、乗り心地の良さは「SAVE」。

 

それらを上手く組み合わせて、この驚きの乗り味を実現しているのでしょう。

 

 

 

 

ちなみに。

 

1周回目の試乗がなんだか楽しかったのでそのまま2周回目に突入。

 

今度は調子に乗って試乗コースを一人で走ってみたら、案の定ミスコース。

やらんでもいいヒルクライムを100mほどする羽目になったのですが・・・

 

折角登ったので、ちょっと下りで攻めてみるかと思ってみたところ。

 

最高速57㎞/h!!

 

ポジションも出てない試乗車にいきなり乗ってこれ。

 

もちろん上の画像みたいなデコボコがあちこちにある狭い道。

50㎞/h超えても怖さを感じないものすごい安定感に感動。

 

ヤバイです「CAAD OPTIMO」。

 

 

 

 

 

 

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外で撮った試乗車はシルバー部分が光って真っ白に見えてますが、

本来の105仕様(¥160,000-+TAX)のカラーはこれ。

 

シルバーのフレームにグリーンロゴはまさにキャノンデール。

 

 

 

 

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TIAGRA仕様(¥130,000-+TAX)のマットブラックは安定のカッコよさ。

 

 

 

 

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SORA仕様(¥115,000-+TAX)のこのカラーは小西にはかなりツボ。

 

2段ロゴ時代のR〇〇(CAAD4/5あたり)を思わせる青×黄にグラグラきます。

これ買ってコンポ載せ替えてもいいかも・・・

 

 

 

 

開発テーマによれば、この「CAAD OPTIMO」に与えられたミッションは、

 

「初心者が本当に必要な運動性能を備えたエントリーグレードロードバイク」。

「ハンドリングも乗り心地も良い、初心者でも楽しめる真っ当なロードバイク」。

 

とのこと。

 

 

「初心者向けのハンドルは高く・近く」「ハンドリングは極めて安定志向」といった

世の中の「普通」に真っ向から挑んだ、「CAAD OPTIMO」。

 

 

ロードバイクと聞いてイメージする「キレの良さ」や「シャープさ」といった

「レース直系の運動性能」で比較すれば「CAAD12」にはちょっと負けてますが、

それ以外では特別劣っているようには思えないのが「OPTIMO」のスゴイところ。

 

 

正直「もう通勤用ロードはコレでいいな」と本気で入手を考え始めたところです。

 

 

 

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