当店人気の折り畳み自転車、BROMPTON。
今回はメンテナンスに関する小話です。特にセルフメンテナンスをされる方は必見です!
BROMPTONのネジの規格
まずはコチラをご覧ください。
私が持っている工具になりますが、一見すると同じ工具に見えるかと思います。
ですが、これは全く別の規格向けの工具になります。
実は違う規格!?
先程の工具ですが右側はポジドライバー、左側は+ドライバーが正式名称になります。
+ネジと+ドライバーは日常生活でもよく見かけるかと思います。自転車だと反射板やベルの固定、ディレイラーの調整ボルトもこの+ネジです。
対してこちらのポジドライバーの「ポジドライブ」という規格は欧州を中心に採用されているのであまり馴染みがないのは当然と言えます。
BROMPTONではどこのネジかというと
フロントキャリアブロックのフックの固定部分や
[ysid 5053099030002]
チェーンリングガードの固定ネジ、
C LINEのリアフレームのクリップの固定ネジなどに使用されています。
ポジドライブ規格は+ドライバーよりもネジとの接触面を増やせるのでトルクの伝達が良いという理由で採用されています。
ネジの部分をマーキングしてみましたが。
+ネジは接触面が十字に触れ合うのに対して、ポジドライブは十字と四角を組み合わせた形で触れ合うようになっています。
このおかげでネジとドライバーがより嚙み合うようになっています。
イギリス発祥の規格なのでBROMPTONに採用されているのも納得です。
余談ですがIK○Aの家具の固定ネジもこのポジドライブだとか…
見分け方はネジのかかる部分にバッテン(✕)が書いてあればポジドライブ規格になります。
左が+ネジ、右がポジドライブネジ
ネジとドライバーはお互いに異なる規格になるので組み合わせを間違えないようにご注意ください。
回せなくはないですが、かかりが違うので知らずに作業をすると最悪の場合ネジ山をナメてしまってネジを回せなくなってしまった!なんてケースもあります。
簡易な作業はご自身で作業されるユーザーの方は適切な工具を、
作業がご不安な方は店舗にご依頼ください。
ご不明な点がございましたら
ワイズロード池袋本館(03-5992-4070)までどうぞ!