こんにちは!いつも神戸店のブログをご覧いただきありがとうございます。
10/22より神戸店勤務となりましたカネコと申します。
自己紹介をさせていただきたいと思いますので、どうぞお付き合いください。
自転車に出会ったきっかけ。
高校生の頃に部活として自転車競技に出会い、ロード、トラック共に走り全国大会を含む様々な大会へ出場してきました。
実は入学当初は自転車競技というもの自体を知らなく、入った高校にたまたま部があったので興味本位で見学に行ったのがきっかけ。
その頃はまさか将来的に自転車業界にこれだけ長く携わるなんて想像もしていませんでした。。。
軽いサイクリング程度に考えていた部活は物凄くハードなもので、疲れすぎて家までたどり着けなかったこともしばしば。
悔しい思いもたくさんしましたが、不思議と辞めようと思ったり、なんでこんな思いまでして自転車に乗ってるんだろう、という気持ちになったことはありませんでした。
きつくても耐えて大きく成長できたのは、競技として人と競争する楽しさであったり、身体一つで遠くまで走れる達成感が大きかったからだと思います。
そして競技として徐々に成績も出始めた頃に芽生えてきたのが、ロードレースでプロになり活躍する夢。
(自室に飾っていた当時の憧れ)
カラフルなジャージを身に纏いとてつもないスピードで峠を駆け上がる選手たちを見て、自分もいつかこの中に混じり戦ってみたいと思うようになり、それを叶えるべく日々仲間と切磋琢磨するようになりました。
高校を卒業にプロになるまで。
高校を卒業するころにはプロロードレーサーとしての目標を叶えるべく、地元プロショップさんにお世話になりながら競技に打ち込んできました。
日中は練習をし、夕方からは遠征費を稼ぐためにバイトをする。
そんな生活を続けながら少しずつステップアップをし、国内の実業団を中心に遠征をする日々でした。
世代が近い選手たちはあっという間に強くなり海外に挑戦していく姿を見ていて気持ちは焦る一方。
時には大きなケガをし長く戦線離脱したりと悔しい思いを沢山してきましたが、それでも腐らずチャレンジを続けた結果、20歳のころには国内の一番上のカテゴリーで目立つ走りが出来るくらいには成長することが出来ました。
その結果、翌年にはついに海外挑戦への切符を手にすることができました。
ブリヂストンアンカーへ加入。本場フランスでの戦いに挑む。
当時ブリヂストンアンカーにはU23カテゴリーを中心とした若手育成チーム【ブリヂストンアンカー・エスポワール】という下部組織がありました。
アンダー4年目の最後の年にしてようやく海外で挑戦する環境が整い、フランスでのアマチュア登録をし本場でのレース活動を行っていきました。
しかし、本場のレースではボロクソにやられる日々。。。
レースのスタイルは日本とは全く違い、レース展開は非常に激しく頭も使わなければ到底勝てません。
最初はそれにやられて大きく自信を喪失しましたが、それでもめげずひたすらに競技に打ち込んできました。
フランスのアマチュアカテゴリーは主に3つあり、ハイカテゴリーの第1カテゴリー、真ん中の第2カテゴリー、更にその下に3カテゴリーというクラスが存在します。
当然第1カテゴリーはプロを目指すエリートアマチュア集団で、走りからチーム運営までプロチームと遜色ないレベル。このカテゴリーで勝ちつづければワールドツアーチームやプロチームへの道が開けます。
当然プロ落ちの選手がいたり、若手で将来フランスを代表するような選手たちもおり、レースのスピードから展開まで日本国内の実業団トップクラスのレースより遥に高いレベルにあります。
自分がスタートしたカテゴリーはそこより一つ下の2カテゴリーでしたが、アマチュアトップレースには2カテゴリーから出場できましたので、一年目からフランス国内トップクラスのレースを経験してきました。
最初は完走すらできないレベルで、どうしたらまともに戦えるようになるのかもわからない、出口のない暗いトンネルの中を突き進むような感覚でした。
しかし、仲間にも恵まれ日々練習に打ち込んだ結果、2カテゴリーは優勝、トップクラスのレースではぎりぎりトップ争いに絡んだり、最後の展開まで付いていくレベルにまでは到達することが出来ました。
しかし勝てるレベルにまでなれなかったのが悔しいところです。
そうして2シーズン程をフランスで経験し3年目からブリヂストンアンカーとして選手活動することとなりました。
コンチネンタルチーム、チームブリヂストンアンカーにて国内外のレースを経験。
3年目からは国内トップ選手も所属するチームブリヂストンアンカーとしてレースを様々経験しました。
国内の実業団や主要レース、アジアツアーやヨーロッパツアーにも行き、この年には夢の一つでもあったフランスのプロレースにも挑戦することができました。
テレビの向こう側にいた憧れの選手と戦う立場で実際にレースを走れた経験は自分の人生の中で最も感動的で嬉しい瞬間でした。
しかし、プロとして走る限りそんな感情に浸るわけにもいかず結果を求められる厳しい世界。
実際に挑戦をさせていただいたものの、そのチャンスを活かすことは出来ず良い結果を出せる事はありませんでした。
キャリアとしては非常に短く、選手生活はアマチュア期間を含めると10年程、セミプロ、プロとしては
3年ほどと短い選手生活でしたが、悔いなく活動することができました。
引退後は自転車の楽しみを伝えるべくスポーツバイクショップで次のステージへ!
引退してからは当然ながら自転車に携わる仕事につき、長い間お世話になった地元プロショップさんで販売、整備、ライドイベントなどを行ってきました。
家庭の事情で関西に永住する事となり、2022年よりワイズロードに入社。
直近まで大阪本館にて販売を中心にお客さまに自転車の楽しみをお伝えしてまいりました。
もちろん神戸店でも今まで同様、皆様のサイクリングライフをより豊かに出来るようお手伝いをさせていただきたいと思っております!
選手経験から競技的なアドバイスをする事を得意としますが、現在では小径折り畳み自転車のブロンプトンも所有しのんびりなサイクリングなども行っておりますので、様々なニーズに対応したご案内が出来るかと思います。
もし自転車に関してのお悩みやアドバイスが必要でしたらぜひ神戸店にてご相談ください!
今後は様々な形で情報発信を行ってまいりますので、ブログのチェックもよろしくお願いします!
最後までご覧いただきありがとうございました!