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【お客様の一台】マレット&ハイピボット化した最新エンデューロバイク!!!TREK SLASH 8 Gen6 ご納車致しました!!!!!【MTB】

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横浜ワールドポーターズ店】松野 望士 23年12月06日

横浜ワールドポーターズ店MTBコーナーから松野です。

 

最新トレンドを盛り込んだエンデューロバイクをご納車させていただきましたのでご紹介します!!!

 

 

TREK 2024 SLASH 8 Gen6

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完成車価格:¥569,890(税込)

 

TREKのオールマウンテン~エンデューロ向けのSLASHの第6世代です!マレット&ハイピボットと言う最新トレンドを盛り込んだ一台へと進化したモデルです!!

 

 

ハイピボット化!

一目見て「なんじゃこりゃ!」と言ってしまいそうなドライブ&サスペンション周りが特徴ですよね!

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まずはサスペンションは「ハイピボット(High Pivot)になりました!

 

 

G5(第5世代)では、BBのほぼ真上にメインピボット(赤い●)が配置されていました。シングルピボットなのでリアハブはだいたい真上に動き出しますがそのまま前方に向かいます。

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いっぽうでピボットの位置が高くなったG6はどうなったかというと… 

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サスペンションがストロークするとリアハブが斜め後方に動くような軌道を描きます。前からやって来た障害物から逃げるようにリアハブが動くので、よりスムーズに動いてくれるんです。

これは別に最新の技術という訳ではなく、CommencalやGTのダウンヒルバイクなどで有名なのですが、最近再び流行り始めました(笑)。

 

 

 

アイドラープーリー装備!!

よく見るとチェーンの通り道がなんだか大変なことになっていますね。

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上記の通りリアハブが斜め後方へ動くので、サスが動くとBB~リアハブまでの距離であるチェーンステイが長くなりチェーンが引っ張られます(チェーングロース)。引っ張られたチェーンはクランクを逆回転させる(キックバック)ので、路面からの衝撃が脚へ伝わりガレた下りが凄くしんどくなります。

 

 

それを回避するために、高い位置にあるメインピボット付近にアイドラープーリーを設置。チェーングロースを減らすことでキックバックを大幅に軽減させてくれるんです。

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チェーングロースをゼロにしてキックバックを無くすには、アイドラープーリーをメインピボット同軸に設置すればいいのですが、よく見るとアイドラーはメインピボットの斜め下に付いていますね。これではキックバックが発生してしまいます。

 

キックバックはゼロにすればいいという訳ではありません!キックバック=サスが縮むとペダルが逆回転する、という事は裏を返せばペダルを踏むとサスが伸びる(アンチスクワット)という事なんです! 

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同じくアンチスクワットを狙ってTOP FUELではピボットをやや前方に配置しているのですが、SLASHでもアンチスクワットはほぼ同等かそれ以上の数値になっているみたいです!

 

更にタイヤが地面を蹴って前に進む際にリアハブを前に向かって押すと、ハイピボットの大きく傾いたチェーンステイにより上下方向の力が生まれます。

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静止状態でベクトルを考えてみるとこんな感じです。駆動力(赤)がかかると、リアタイヤが地面に押し付けられつつメインピボットが上に押されサスペンションが伸びるんです。メインピボット位置が高くなればなるほど細い赤線(と平行なグレーの線)に角度が付き、オレンジの矢印が大きくなります。

 

 

アイドラー自体も19Tと大きなサイズなので駆動抵抗もかなり小さめです。ロードバイクのビッグプーリーと同じ理屈ですね。

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下側も大きなアイドラーを装備しており、こちらは下側のチェーンが引っ張られるのを防いでいます。MTBのディレイラーはチェーンが引っ張られるとガイドプーリーとスプロケットの間隔が広がってしまい変速性能が悪くなってしまうのですがそれを防いでくれるんです!余談ですが、SRAMの新型コンポもハイピポットバイクは下側のアイドラー取り付けを推奨していたりもします。

 

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これはmrp製のハイピボットバイク向けのアイドラー&バッシュガードが一体になった商品です。ISCGマウントで取り付けするので他のハイピボットバイクにも取り付けられそうですね。

 

 

マレット化!!!

ついにSLASHもマレット(前後異径)になりました!フロントは走破性の高い29インチですが、リアは取り回しのいい27.5インチを採用。10年以上前にフロント29インチ/リア26インチの前後異径がありましたがやりたいことは同じですね。

 

急斜面で腰を引いてもリアタイヤにお尻が当たりにくいですし、前後29インチと比べるとバイクを倒しやすいのが特徴です。松野もマレットを試していますが、リアに重心がありリアから倒れていくような不思議な感覚です。

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サスペンションのロワーマウント部分を交換し、リアフェンダーを取り外すことで走破性の高い前後29インチにも変更可能です。

 

 

可変ヘッド角!!!!

標準ではヘッド角は63.3°なのですが、パーツを交換することで±1°の範囲で調整できます。62.3° / 63.3° / 64.3°から選べるという訳なのですが、国内未発売のDHバイク SESSIONよりもヘッドを寝かせられるんです…!

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当然ですがリーチも数ミリ変動します。

 

整備性も◎

ホース/ケーブル類はすべてトンネルが配置されており整備性は◎!何も考えずにホースを突っ込むと正しい所から出てきます(笑)

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細かい事ですが、ベアリング類に使用するワッシャーも工夫された形状なので、リンク回りを組み立てる作業もすごくしやすいんです。

 

早速カスタム!!

今回も最初からカスタムをご依頼いただきました。

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まずはブレーキはDEORE⇒SAINTへ交換し制動力大幅UP!パッドの面積こそ同じなのですが、DH用のがっちりしたキャリパー&レバーのおかげで強力に効いてくれます。

 

ハンドルは標準の820mmは流石に広すぎるのでカットし780mmへ。

 

ペダルは吸い付く踏み心地が大人気なDMR VAULT V2をチョイス。DMRに慣れてしまうと他のペダルに交換できないそうです(笑)

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次なるカスタムは…!?

実は既に次のカスタムをご依頼頂いております。交換は少し先なのですがお楽しみに!!!

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