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【コラム】テックからの手紙 ~自分で愛車をメンテナンスするということ~

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福岡天神店】 22年10月11日

皆様こんにちは、福岡天神店の山下です。
一気に肌寒いと感じる程の季節の変化の中、いかがお過ごしでしょうか。
暑さも過ぎ自転車に乗りやすいと感じる時期でもありますね。

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すでにこんな感じで(?)サイクリングなどを楽しんでおられることと思います。

皆様の中には、久しぶりに自転車を引っ張り出したら「あれ?なんか調子おかしくないか?」なんてご経験おありかもしれません。
そして中には、ご自身でメンテナンスや各種調整をやりたい、もしくは既にやっているという方もいらっしゃるかと思います。

今回のブログでは、その辺りについてお話しようと思います。
相変わらずの長文コラムになりますが、どうぞ最後までお付き合いください。

まずは「メンテナンスは大切だよ!」というお話などなど

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私たちショップスタッフは、特に新車ご納車には「自転車に異変を感じたらお気軽にご相談ください」とご案内しております。
自転車は小さなパーツの集合体、使えば使うほど劣化・調整ズレが発生していきます。
自転車の性能維持、安心安全な状態の維持のためには、定期的な点検調整・メンテナンス、各種パーツの交換が絶対に必要になります。

自転車は発明されてからの歴史の中で、様々なテクノロジーやパーツが増えて減ってを繰り返し進化を遂げて現在に至ります。シンプルなように見えて、その機構などはとても複雑です。
私たちスタッフも当然ながら、初めて見るテクノロジー・パーツ・機能などが当たり前のように存在します。
また、見慣れたものであっても自転車が正しく動作するように整備などを実施します。
これは見た目以上にとても集中力を要し、神経を張り巡らさなければならないものなのです。
傍から見るとそんなことないように見えるかもしれませんが、実は私たちも、日々知識技術の研鑽に励んでいます。

これは文化の違いなので「日本はおかしい!ダメだ!」という話ではないのですが、ヨーロッパ諸国の一部では、小学校の授業カリキュラムに自転車乗り方講習だけでなく、(簡易レベルだとは思いますが)メンテナンス講習が組み込まれています。すごいですよね。それだけ自転車というものがその国々の文化と密接に関わり合っているということです。
そんな文化が無い我々日本人は、基本的に自転車ショップに整備メンテナンスを依頼することになります。
当然その選択は素晴らしいことなので、私たちも安心安全な状態の自転車を使うことが出来るということになります。

 自分で整備メンテナンスを行うということ

IMG_3964(画像はイメージです)

 とは言うものの、「自分の愛車なんだから自分でやらなきゃ!」「興味あるんだよね、やってみよう」とお考えになる方もいらっしゃると思います。
個人的には、とても素晴らしい考えだと思っています。
自身で整備メンテナンスを実施することで、自転車に対する理解を深めることが出来る。理解が深まれば、必ず自転車はライダーの助けになってくれる。いいこと尽くめです。

ですが、前述の通り整備メンテナンスは簡単なように見えてとても難しく、場合によっては整備不良やパーツの破損、それらが走行不能や事故に繋がる事態に発展しかねません。自転車は車両ですので、「走る・曲がる・止まる」が安全に出来ないといけません。

いつでも安心安全な自転車を使うために

いわゆるセルフメンテナンスを実施される場合、ご注意頂くポイントがございます。

①技術は一朝一夕では身につかない
②セルフメンテナンスは自己責任で行う事になるので十分な準備をする
③実際に行う場合、工具はなるべく良い精度の物を使用する
④ご不安な場合、お気軽に自転車店にご用命下さい。

私たちショップスタッフもいきなり自転車整備が出来る様になったわけではありません。
何度も何度も練習を繰り返し、時には失敗をしながら習得しています。

昨今整備方法を検索すれば沢山の情報が出てきます。
ですが、その情報が全て正しいとは言えない可能性も考えられます。

工具はしっかりとした工具メーカーの物をお使いください。

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 日頃の簡易メンテナンスはとても大事なことですし素晴らしいことですのでおすすめしております。
ですが、より深い知識技術を要する整備メンテナンスに関してはどうかお任せ頂ければと考えております。

ご自身の自転車をいつも良い状態にしておいてあげるために。
整備の知識技術をお伝えすることは出来ませんが、ご不明な点等ありましたらどうぞお気軽にご相談ください。

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