皆さん、練習してますか!?
梅林、病気によって体調を崩してから
丸っと一か月。
おおよそ、練習というものをしておりませんでしたが
ようやく再始動。
やはり俺の療養リハビリはまちがっている【復活への道】
安心してください!!生きてますよ!【復活への道】
朝練もボチボチと始まり、体調の様子を見ながら
時間をかけて乗ること
一定の負荷をかけること
を目標に、向かったのは。
地元・愛知の名所 足助八幡宮。
紅葉で有名な香嵐渓と隣接する神社で
「足助」の名前から、旅行や交通
そして「脚」のご利益があることからも
名古屋近隣のサイクリスト全般にとってもメッカと言え
西の多度大社・二ノ瀬
東の足助八幡・香嵐渓
は、ちょっとしたスポーツサイクルを購入された方が
周りに相談すると、「まず行ってこい」と
勧められる場所。
梅林としても、年末の走り納めにもここを置いて他になく
また、年始の走り初めでもここを置いて他になく。
また、某・イェイ出版の
バイ〇ラの取材の際のコースでもここを置いて他にない。
もはや、聖地。
「無理をせずに時間かけて乗る」
ことが今回の目標なので、
名古屋市内から豊田市郊外までの一時間は
流しでいって。
矢作川を越えるところから、足助までの11km。
通常であれば、有酸素域でジワジワと負荷をかけながら
どれくらいの出力で踏めるか?
がテーマとなる区間ですが・・・。
ペースを落とさず、踏んでいこうとすると
自分の感覚よりも心拍が上がっていく・・・
あっという間に、最大心拍の87%~90%へ。
きちんと練習ができている状態であれば、同じくらいのペースでも
78%~82%で維持していける区間であるため
推測で最大心拍が下がっていることと (昨年の最大は194bpm)
有効に使える有酸素域が狭くなっている状態です。
サイクルスポーツはどこまで行っても循環器系の運動なので
筋力の勝負ではなく
心臓と呼吸がシンドい状態をどこまで我慢できるか?
が肝になってきます。
そうなると、無酸素域で運動を続けることは
どんなスーパーアスリートでも限界がありますので
有酸素域で出せるパワーをどこまで上げられるか?
そして、その状態をどこまで続けられるか?
が強さの秘訣、と言い切れなくもありません。
(ちょっと極端な話です。他にも強さにつながる要素はたくさんあります)
これは、何もガチのレースを目指す人に限った話ではなく
むしろホビーのヒルクライムや、エンデューロを
目指す人こそ注目すべき要素で
(なにしろ、ホビーのヒルクライムこそどんどんと走っている時間が長くなり
またエンデューロこそ一定ペースで走り続けることが肝要なので)
また、競技やイベントではなく地域の名産を巡ったりする
ロングライドにおいても、最後まで楽しく力尽きることなく
満喫するために普段から意識して欲しい要素でもあります。
持久系のサイクルスポーツにおいては、
この有酸素域と無酸素域のギリギリの狭間が
重要なのですが、パワーメーターを使用して頂くと
自分の有酸素域で発揮できる出力がちょっとずつ向上していくのが
実感できるので、
「パワーメーター = ガチの競技志向のための道具」
ではなく、むしろ
「ホビーのイベント参加や、ロングライドの方にこそ有効」
なアイテムに今後なっていくと思われます。
長くなりましたが、この日の梅林の20分平坦走。
↓ ↓
平均速度 33.0km/h
平均ケイデンス 92rpm
平均心拍 168bpm (87.5%/max)
出力 NP177w (体重比3.54倍)
ぐぉおお、惨憺たる結果。
一昨日よりも脚は回っているものの、すぐに心拍が上がってしまい
しかしそれでも高い心拍を維持できない。
結果、出力も低いということに・・・。
シーズン中であれば、この区間は
心拍82%で体重比 4倍の出力
が当たり前になってきますが
この日は、どうすんだこれ?
な心境。
「無理なく乗る」
のがこの日の目標なので、
流して走って休憩して・・・のあと、
意を決して登りでの20分全開!!
を敢行。
このデータで疑似FTPを算出する目論見です。
結果
↓ ↓
↓ ↓
距離 6.59km
平均速度 19.7km/h
平均ケイデンス 80rpm
平均心拍 178bpm (91.7%/max)
出力 NP214w (体重比4.28倍)
思ったよりも低くない数値が出ました。
ただ、「20分間ただただひたすら全力で走り続ける」というのは
わかっているものかなりキツくて、
10分経過くらいで心が折れそうに・・・
なりましたが、データをアップすることでブログを楽しんで頂くために(笑)
20分キッチリやりきりました。
20分全開のNPが214wですので、これに
×95% すると = 203 wですが
そんな単純でもないだろう、という気がするので
帰りの最後に、3分フルもがき全開をやってみることに。
「臨界動力計算式」というものを利用すると
FTPの近似値が出ますので、掛け合わせてみると
↓ ↓
↓ ↓
今の梅林の臨界動力 ≒ FTP は
210w 体重比 4.2倍
ということになります。
こんなもんかな?
という気持ちと、
こんなもんかよ!?
という気持ちが内在してます。
さらに年のため、STRAVAさんによるパワーカーブでの
FTPを照会してみます。
推定FTP 211w
と出ましたので、おおよそ近いところにあると言えるようです。
この日は、きちんと休憩を取って
三河のソウルフード、五平餅を頂き
通りすがりのワンコにも遊んで貰いました。
ギリギリ100kmいかない、99km。
TSSが224なので、距離の割には負荷が高い内容になりました。
さて、今回もたびたび出てきた言葉
FTP
こちらのサイトにも各スタッフによって紹介されてますが
FTP というのは、平たく言えば
「一時間ギリギリ維持できる出力」
ということです。
このFTPが何W(ワットね。笑、ではないですよ)で、体重比で何倍というのが
その人の強さを表す目安だったりもします。
単純に言うと戦闘力みたいなものです。
しかし
自分の現在を知るためにFTPを計算する、方は多いですが
20分全力でのパワーを1時間もの間、出し切れるのか!!??
という疑念に駆られる方は多いと思います。
これに対する、梅林の考えは
「出来なくはない」
下のデータを見てください。
↓ ↓
↓ ↓
2014年の実業団・乗鞍ヒルクライム。
E3クラスでの3位入賞を果たした時のものですが
競技時間が、1時間7分
平均心拍が 87%/max で
NPが 231w 体重比 4.6倍
実はこの時は、当日の朝に現地入りして
高知順応が出来ずに朝飯も喉を通らず
アップの時間も取れずに、ヨーイドン!
でスタートしたので、コンディションが最高とは
言えませんでしたが、
20分全開250w ×95% = 237w FTP近似値
にかなり近い出力で登り切ってます。
続いて、同じくこの年の実業団・伊吹山ヒルクライム
競技時間が49分と、1時間には足りないですが
平均心拍が91%/maxで
NP 244w でFTP越え。
しかし、この時は37歳。
立派なオッサンでしたが、いまよりももう少し若く。
いや、むしろこの年が一番ウリャウリャだったんじゃね???
という年。
果たして、衰えているのか???
昨年2016年の、実業団・伊吹山
・・・・・落ちてますね、
こう見ると。
パワーで10wほど。
心拍も上がりきっているものの、平均は低いので
維持できていないのか?
と思います。
(ゴールしてから、ボタンを押すのを忘れたので
時間が長く表示されていますが49分台でした)
果たして、今年の伊吹山はどうなるのか??
ここから一か月のリハビリと共に
ご期待ください!!
ちなみに、一時間を
ガチで全力で走るとこうなります。
く、空気も薄いし
息もできん・・・・・・