▲足尾銅山は今では驚くほど立派な街並みになっている
埼玉群馬の縦断は端折りまして、いきなりわたらせ渓谷へ。 群馬県みどり市から日光に繋がる国道122号です。 名前の通り渓谷沿いに走っていく気持ちがいい道ですが、 アップダウンが続き中々険しくもありました。▲日光に近づくに連れて神社仏閣が増え鳥居やご神木がちらほら
日光を超えてからは会津鬼怒川線沿いをひた走ります。 終始登り坂が続き、かつコンビニなどほぼ皆無。 2リットルのハイドレーションバッグを背負っていましたが、 これが無ければ干からびて死んでいた気がします。 この日は暑く、1日で補給した水分を実に10リットル以上、 持ってきた電解質パウダー10包を全て使い切るほどでした。 水と言えば少し前に騒がれていた水不足、最近は少し報道の 量が随分と減ったなぁと思いましたが実際現地に行ってみると /
「こりゃ水足りないわ」
と驚異的な水不足っぷりを目の当たりにしました。この日の宿は会津高田にあるユースホステル「会津野」さん。 複数人で相部屋する代わりに、破格で泊まれるお宿です。
/▲地元の食材を使った朝食が絶品!牛乳が激ウマ!
▲カラッと涼しく最高に気持ちがいい朝を迎えられました
田んぼのど真ん中にあるのどかな宿でしたが、のどか過ぎて周りに コンビニなどお店は一切無し、街で唯一食べる所がある駅前は、 2つある定食屋が1つは定休日、1つは19時前にして本日終了。 福島まで来て宿から3kmも離れたコンビニで侘しい晩飯。 この日食べたカップヌードルシーフードは涙でしょっぱかった。食事から帰ると宿先で一人の自転車乗りのばったり遭遇。 彼も自転車旅の道中で、大阪からやってきた22歳のYさん。 相部屋になるもう1人の宿泊者の方でした。 話をしてみると翌日のルートが丸被り、「ならば一緒にいきましょう」 という事で2日目は旅の道連れが出来ました。 2日目のルートは会津若松から猪苗代湖へ向かい、磐梯吾妻スカイ ラインを超えて福島へ行く105kmの短いながらも超山岳ルートです。
▲猪苗代湖でけぇ~と想像以上の大きさに二人してビビる
▲猪苗代湖と磐梯山が一望できる中を登れるのでつらくても気持ちいい
磐梯吾妻スカイラインは日本の道100選にも選ばれた絶景ルート。 自転車は旧道を走れば通る事が許可されています。 以前は有料道路だったそうですが、今は無料になっているのだとか。▲道が広い!そして雲が近い!標高1000m超えは伊達じゃない
ここまで走ってきて良かったと、二人して度々止まっては景色を 眺めて写真を撮ったりしてました。 高い所は気持ちがいい!▲これが見えると妙にテンションが上がった
1400mから先は路面に1500m、1600mと書かれているので、 登ってきた実感を得られるのも自転車乗り的には燃えます。 最高点はこの1622m、東京の最高点より600mも高いです。 ここを少し下れば、浄土平に辿り着きます。 / 浄土平は火山噴火で形成された場所で現役バリバリの活火山傍。 噴火警戒レベル2なので深夜は立ち入り禁止区域です。 レストハウスから階段を登れば過去に噴火した火口を見に行けます。▲ロード用のビンディングだったら恐らく登るのは不可能
▲パノラマ撮影なのでクリックすると大きくなります
下りのルートも日本とは思えない別世界。
見覚えがあると思ったらトヨタのCMでも使われた場所でした。
▲こんなにそそる景色は早々出会えませんね
▲パノラマならこの道の果てしない感じの堪らなさが伝わるはず!
登り続けたのに下りはあっ!という間に終わり目的地福島駅へ。 ここでYさんと別れ、新幹線で東京へと帰ってきました。 別れ際にこの先で役に立つであろう200ルーメンの明るいライトを 一本託し、一緒に北海道まで持っていてもらう事にしました。 まだここから1週間以上走り続けるのだとか・・タフ・・・そして羨ましい。 / 1泊2日で累計走行距離370kmの自転車ちょい旅。 絶景と新しい自転車仲間に恵まれた楽しい旅路でした。 速く走るだけじゃなくて遠くを目指して走るのも自転車の醍醐味だと 改めて感じましたね。 皆さんもぜひこの夏ひとっ走り行きませんか?
おまけ 今回のツーリングで活躍した装備をご紹介。 詳しい説明は写真をクリックして頂ければ以前のブログへ! / ・オルトリーブ サドルバッグL 大容量サドルバッグ、輪行道具と着替え一式を余裕で収納 / ・ボルダースポーツ 擦れ防止ムース、手のひら、足裏、お尻の痛みを大幅軽減 / ・ワコーズ サンプロテクトファイター 日焼け止め、1度塗れば24時間以上継続し体の疲労軽減 / ・梅丹本舗 電解質パウダー 粉末飲料、水だけより吸収を良くし、脱水症状と脚つり防止 / 実は結構アイテム頼りでロングライドをしていました。 どれもあると便利なのでオススメです!