こんにちは。二子玉川店サンデーライド担当の長山です。
2016年7月31日(日)に秋田県にて開催の
矢島カップ2ndステージ 鳥海山ヒルクライム
参加旅レポートの後編をお届けします。
MAVICカーの前で、
マルヒロサケテンチームの皆様と記念撮影。
どこぞのプロチーム風味?
とても良い記念になりました!
この暑さでも、雪が残る鳥海山。
今年の雪は少ないそうです。
標高2236mの百名山、山頂は山形県。
出羽富士、庄内富士とも。
最終走者がゴールし、下山スタンバイ。
メンバーの一人がこれを「集団下校」と表現。
なるほど、面白い!
兵どもが、夢の跡・・・、
〇〇スタンプ。
下りでは、エイドを手伝ってくれた学生たちに
感謝を伝えます。
一緒に下ったメンバーが
「学生とハイタッチした時に伝わる、しっとり濡れた手のひらの感触が良い」
としみじみ語っていて、わかるわかるって感じでした。
暑い中、手に汗握りながら水の配給を頑張った手、
ということです。
登っている時はそれどころでなかったですが、
森が美しい。
前回もきれいだと思いましたが天気は曇天、
今回の晴天下では美しさが更に引き立っていました。
関東を出て、みちのくに来ていつも思うことの一つが、
森が深いということ。
木々が豊かだったり、人工物が視界に入らなかったり。
それだけに、黒くてデカい親父どんの住処でもあり・・・。
皆で下ったから怖くなかったですが、一人だったら
熊鈴付けて、緊張感ある道のりになることでしょう。
一緒に下ったメンバー2人が、道を逸れて
少しだけビュースポットを案内してくれました。
爽快な道を行くと、
絶景!
ちょっとの寄り道でパッと撮ったので、絶景感がいまいちな
写真になってしまいましたが・・・、
雄大な鳥海の山裾を感じることが出来ました。
大会目当てだと他のところは目に入りにくいので、
良い寄り道をさせて貰いました!
ありがたい。
周囲は、道良し、景色良し、起伏良し、で、
自転車で走り回るのに素晴らしい環境な気配がプンプン。
出来ることなら、大会以外でも訪れて走り回りたい!
サイクリング目線だけで言えば、羨ましい~!
ただし、冬は雪で閉ざされます。
スパイクタイヤで楽しむのも面白いのですが、
車種を選びますし、ちょっとディープですね・・・。
いちおう参考までに、冬の秋田県絡みでは
十和田湖へ行ったこんな記事や
矢立峠を登ったこんな記事を以前アップしていました。
冬期は、ローラー台か、
スキー等のウインタースポーツを楽しんで過ごすそうです。
矢島からそう遠くない横手では、
スポーツ雪よせなんて大会もあったりしますね。
東京では、ローラー台は飽きるから実走が良い、
なんて話をしたりしますが、それも冬期の北国から見れば
贅沢な話なんだと思いました。
スタート会場に戻って、お疲れ様のおにぎりとトン汁を頂きます。
美味い~。
今更、ステンレスボトルのまだ少しひんやりした
ドリンクを飲みながら・・・。
学生ボランティアがよく見てくれていて、
食べ終わるとゴミを回収に来てくれる。
実に嬉しい配慮。
ホントよくやってくれるな~!
表彰式を前に、メンバーの一人が
たばこの収穫があるからと帰って行かれました。
ただでさえ暑いのに、たばこ畑は葉の高さ的に
籠って、とても暑いらしいです。
走ってクタクタなのに、これから暑い中で仕事。
収穫のタイミングがあるらしく、自然は待ってくれません。
思えば、土日だ、休みだ、というのは人だけの都合。
休みという区切りを取って参加出来るというのは、
実に有り難いことだと痛感しました。
都会にいると、こういう感覚がボケていかん・・・。
会場で、現地の方から
「出張で上京した際、赤坂店でフレーム買いました」
という話を伺いました。
「豊富な物量で、店頭で現物を確認出来るのはありがたい」とも。
ありがとうございます!!
ヘルメットやシューズ等の身に着けるものは、
カタログから相性が読めない分、特に飢えているようですね。
特に新宿、上野、横浜ウェア館にとっては、
気が引き締まるお話でした。
そういえば、ワイズロードの袋を持っている方も見かけたなあ。
ワイズカップでお世話になっています、という方にも出会いました。
遠く離れた秋田でも、ぽろぽろ
そういう話題が出て来て嬉しかったです。
会場では、記念記録証の申込を受付していました。
送料込み通常500円のところ、
今回は30回記念大会で300円。
↑↑↑は、前回参加時にお願いしたもの。
良い記念になるので、今回もお願いすることにしました。
すると、何と、三年前にもお願いしたのを、
係の方が覚えていて下さいました!!
かつて矢島勤務だったこの方、
今は県北の能代にて勤務だそうですが、
この仕事だけ楽しいから毎年出張して来られるとのこと。
いやぁ嬉しい!
そう言えば前回、
「記録証に使った画像を希望者にはメールします」
とあったので希望してみたら、その画像だけでなく
私が写ったスタート画像までわざわざ見つけて
送ってくださったのでした。
その時の感動した記憶が鮮やかに蘇ります・・・。
後日、今回の記録証が届いたら、なんとプリント写真まで同封。
書類の片隅には、手書きで
「また来年もお会いしましょう!!」
じーーーん!!!
感動の連鎖。
300円の内容じゃない・・・。
めちゃめちゃ心が籠ってるな~!!
有難うございます!
ホント、有難い。
ただただ、感謝するばかり。
これは、来年も会いに来たい!!
宿では、女将さんの対応が素晴らしかった。
まるで家族か親戚でも相手にするかのように、
心からの親身な対応でした。
女将さんの後ろを、常に愛犬がトテトテ付いて
歩くのが何とも微笑ましかった。
どこの宿かご紹介したいところですが、
大会時の大勢宿泊はかなり堪えるそうで、
今回から受け入れ人数を減らされているとのこと。
前夜、その慌ただしさを垣間見ただけに、
あまり紹介するのも何だな、と思ってしまいました。
もし平時の旅で行くと言うなら、コッソリお教えしたいですね。
こういう方々に出会う度、秋田のおもてなしの温かさにしみじみ。
おもてなししようと思ってやっているというより、
心で動いて、それが結果的におもてなしになっている、という印象でした。
その無心さに、心打たれるのでしょうね。
こういう姿に触れると、前編の最初に書いた平澤 興 氏の
「人生は ニコニコ顔の命がけ」
という言葉が思い出されてきます。
この言葉、出会った当初は
「大変でも、努めて笑顔を作って絶やさないように」
と言うニュアンスで捉えていましたが、同氏の本を読むうちに
どうやらそうではないのかも、と思うようになりました。
「疲れるような努力の仕方は、いかに熱心であっても
まだ分別の足りない努力であります」
「いつもニコニコとして緊張しておる姿、これが一番、
前に向かう姿であります。緊張も神経質な緊張はやがて
退歩になりますけれど、ニコニコとした緊張は、
進歩のある生活だろうと思います」
「真に夢をもてば、そうした情熱とか努力とかは、
第三者が見れば苦しそうでも、本人にはむしろ毎日の楽しみ」
といった言葉から、そう感じました。
大変でも、やりがいがあって楽しくてしょうがないから
思わず笑ってしまう、という境地!?
・・・なんだ、それって、登坂みたいじゃん!
坂好きだって、登れば苦しい。
でも、楽しくて笑っちゃう。
そう考えると、登坂から学ぶことは深いかも知れません。
・・・と、話を無理矢理大げさにし過ぎましたが、言いたいのは唯一言。
登坂は楽しいよ~!!
尚、大会参加のための宿の予約は、
早くも1月から入り始めるらしいです。
皆、やっぱり好きなんだな~!
最後の残った時間、再びまるひろ酒店へ向かいます。
昼過ぎの道のりは暑い!
けど景色が良いので写真を。
今回見納めの鳥海山。
良い景色だな~。
これぞ正調ツーリング。
しかし、この辺りから、どうも体の調子が・・・。
前日、夕立雲を拝んだ川は、清清しい表情を見せてくれました。
お店の前で、ちょうどチームメンバーと再会。
表彰式の景品抽選会は、誰も当たらなかったそうで残念。
私の抽選券も、託してありました。
由利牛など地元の名産が当たるそうで、この大会のお楽しみの一つです。
この夜にチームの打ち上げだそうで、参加したかった~!!
きっと、大会話を肴に地酒で乾杯・・・、
ゴ、ゴクリ。
次回は土~月で休みを取って来よう!
まるひろ酒店の店長に挨拶し、辞します。
お酒と自転車、ダブルでの繋がりとなって、
再訪が益々楽しみになりました。
前回から早三年、もっと高頻度で訪ねられると良いのですが。
とりあえず、ときどき通販でお世話になります!
また宜しくお願い致します。
この辺りから、どんどん体調がおかしくなってきました。
頭痛と吐き気が出て来て、
矢島駅までの戻りは、下りは惰性、平地は時速20kmが精いっぱい。
16時20分頃、矢島駅に着いた時が不調のピークで、
でも東京に帰る最終の列車は16時45分発。
休む猶予はなく、ふらふらになりながら
なんとか輪行して列車に乗り込み、落ちました。
↑↑↑ 執念で撮った一枚。
軽度の熱中症だったかも知れません。
油断した~・・・。
不思議な車内は、エアコンで快適。
冷やすのに大変助かりました。
そんな展開だったので、行きでお預け、帰りにと
楽しみにしていた由利高原鉄道の車窓は帰路も堪能出来ず。
とほほ。
余談ですが由利高原鉄道は、いろいろな取り組みで頑張っており、
応援したいローカル線の一つです。
不思議な車内も、きっとその一環でしょう。
車内で床にカメラを落とすほどグッスリ眠って、
羽後本荘までで少し復活。
秋田駅からの新幹線に乗る為に、羽越本線へ乗り継ぎます。
ここで想定外だったのが、車窓からの夕日。
前回、羽後本荘で見たきれいな夕日、
今回は見れないと思っていたので、ラッキー。
旅を優しく締めくくる、素敵な光景でした。
秋田駅で土産を仕入れ、最終の新幹線に乗り込み。
実は、そこでやっとジャージを脱ぎました。
不調で、着替える余裕も無くここまで来てしまったのでした。
矢島からの輪行続きで汗ぐっしょりで、
キレイな新幹線の座席に座る気にはなれず、
往路に続いてまたしてもデッキに。
(羽越本線も立ちっぱなしでした)
東京駅まで約4時間、長かった・・・。
こんなんばっかり(笑)
新幹線のデッキで一つ気付いたこと。
目をつぶって座っていると、
風の無いジェットコースターに乗っているみたい。
ゴーーーッという音とスピード感だけ感じます。
まあどうでも良い発見でした・・・。
こうして、一泊二日、往復輪行約15時間の
ヒルクライム参加旅は終わりました。
道中の節々で、飾り気のない、心からのおもてなしを感じた旅でした。
来年もまた行きたい!!
記録更新にも挑みたいです。
皆様も行ってみませんか~?
以上、
の参加旅レポートでした。
長々とお付き合い下さり、ありがとうございました。
とりあえず、虫の音色をBGMに、まるひろ酒店の店頭でオーダーした
地酒を少しずつ味わいながら、しみじみしている今日この頃です・・・。
走るだけが楽しみじゃない、これぞ旅の醍醐味。
さて次ドコ行こう?
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旧・長山ブログ【次ドコ行こう】はこちら
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