正直ここまでよく頑張ったというところでしょうか。
現時点で総合6位。
上にはキンタナ・バルベルデ・フルーム・チャベス。
一つ下にはコンタドール。
首位陥落とはいえチーム最上位なのは変わらないので、
ジルベールはまだしばらくはボトル運びをすることでしょう。
ただ、昨日のラ・カンペローナでの遅れっぷりをみると
正直トップ10キープも怪しいかもしれません・・・
とはいえ登りばかりの今年のブエルタ。
たまたま昨日がバッドデイとかで、この先にまた見せ場を作れれれば
同郷のキンタナやチャベスと肩を並べられる存在になれるかも、
という期待はあります。
それにしても昨日の平坦ステージ(笑)はメチャクチャでしたね。
180㎞平坦を走って、最後の最後に1級山岳って・・・
流石はブエルタ。(で片づけてしまっていいものか。)
まだ3分の1が終わったところですが、なんとなく総合争いが見えてきました。
チーム力では「モビスター>SKY」と、ツールの時と力関係が逆転。
現時点で「キンタナ・バルベルデ」vs「フルーム単騎」の構造が
出来上がってしまった感があります。
総合争いはそんなですが、毎日のステージ優勝争いはかなり面白い事に。
スプリンター向けのステージが少ないという事もあり、
総合系チームが追走集団のコントロールをしがちな今年のブエルタ。
結果先頭グループとのタイム差次第では「逃げ容認」となりやすく、
ツールよりも「逃げ切り勝利」の可能性が断然高くなっている気がします。
「どうせつかまるんだから残り10㎞から見ればいいかな」
が通用しないので、見ている方は大変ですが。
でもやっぱり「グランツール初優勝!」「キャリア最大の勝利!」
を求めて力走する姿は見ていて熱くなりますね。
まあ熱くなる前段階として「誰??」ってのも。
こうなると、日本人選手の2人にも否応なく期待が高まります。
「まずは逃げに乗ってくれ!!」