今年のブエルタもいよいよ最後の週に入りました。
第17ステージは2級2級3級そして最後に激坂区間を含む
1級山岳の頂上ゴールというこれまた厳しいステージです。
グランツールは完走するだけでも名誉な事とはいえ、
プロロードレーサーとは数あるプロスポーツ選手の中でも
厳しい職業だなーと思うのは自分だけでしょうか…。
しかし、だからこそ時に繰り広げられる人間臭い、あるいは
泥臭いドラマが「自転車ロードレースの魅力」なんですよね :-)
レースはスタートから50km過ぎで27名の大集団の逃げ
が決まり、総合上位勢を含む追走集団は総合1位のキンタナ
率いるモビスターが5~6分差でコントロールするも
逃げ集団との差が8分近くになった所でチーム総合1位の
BMCが追走集団の前に出て逃げグループとの差を
詰めにかかります。
逃げグループは残り30kmからアタックがかかり、マティアス
フランク(IAMサイクリング)とダリオ・ダカルド(アスタナ)が
抜け出し最後の1級山岳に突入する頃にはメイン集団に
対して5分、追走グループに20秒差をつけて登りに入り
その後マティアスフランクが、ダリオ・ダカルドを振り切り
後続の追い上げもかわしステージ優勝。
メイン集団ではコンタドールが仕掛けた事で、一時
フルームが遅れるもののいつものマイペース走法で粘り
最後猛烈に追い上げて結局キンタナ、コンタドールらと
タイム差なしでゴールして総合上位に動きはありません
でした。
トレックチームでは10位に地元スペインにツベルディア選手
が入ったのが最高でした。
別府史之選手もしっかりと完走しています。
一部の上位でゴールする選手のみに注目が集まる自転車
ロードレースですが、エースをアシストする選手達がいる
からこそエースが活躍出来るという事を忘れず最後まで
別府選手を応援したいと思います!!