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【石川ライド】GHISALLO GE-110ファーストインプレッション!ロングライドの為に生まれたバイク!

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上野アサゾー店】石川 康輔 23年12月20日

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毎度荒川からおはようございます!!石川ライド今週もやっていきます!遂に組みあがったあのバイクをファーストインプレッション!

GHISALLO GE-110 エンデュランスロード

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北風は程々ですが、一気に気温が下がって身体もびっくりしている今日この頃。。。

年末で忙しいのでロングライドはできないので午前練習という事で新しく手に入れたこのバイクを乗ってきました!

GHISALLO GE-110の紹介はこちらの記事にて

試乗会でちょろっと乗ったことがあるものの自分のバイクとしてイコールコンディションで乗るのは今回が初めてのことになります。

基本的にはCIPOLLINIからのパーツ載せ替えで今回は組んでみたのですが率直な感想を語って行こうかなと思います。

バイクの主なスペック

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フレーム:GHISALLO GE-110 シャイニングホワイト M(51サイズ)

ホイール:FULCRUM RACING ZERO CARBON COMPE DB

コンポ:SHIMANO R9270

クランク:ROTOR IN POWER DM×Qrings

BB:CERAMICSPEED

ハンドル:ENVE AR

ステム:BONTRAGER XXX

シートピラー:TNI LW168

サドル:PROLOGO SCRATCH M5

タイヤ:VITTORIA CORSA PRO CONTROL

という感じです。

特別軽量化を重視した構成ではありませんが、ハイエンドのパーツで組んじゃったのでマウントとボトルケージ、ペダルが付いた状態でも7.6kgと中々軽く組めています。

サドルも金属レールでスプロケはアルテの11-34にして、ロングライド重視のパーツアッセンブルになっています。

ポジションについては、今回落差は5cmぐらいで今までより2cm程アップライトに、リーチに関しては5mmぐらい近いですが高くても遠いポジションが取れているので割と辻褄があっている状態です。その辺の話もこの後していきます。

 

走り始めの印象

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とりあえず、白いバイク久しぶりでいい気分です!

走り始めは北風(微風)で軽快さを感じる条件ではないものの走り出しもスムーズで安定感もあり特に市街地を流している分には不満ないかなーと思いながら走ります。

坂道やゼロ発進の加速に関しては高弾性カーボンのバイクを先週まで乗っていた身からすると、物足りないのは率直な感想です。

剛性の高さを基準に話をしてしまうと高弾性カーボンでフレームを固めて大きな入力でも受け止めてくれるハイエンドロードとは比較にはなりません。

しかし、今回このバイクに乗り換えた理由は「速さ」には無く「早さ」を目的としているので「これが良いんだよ」とニンマリしているところです。

勿論効率を考えたら高弾性カーボンを使った剛性の高いバイクは実は省エネで走る為にも悪い選択では無いのですが、その剛性が故に踏みすぎてしまうというのが体力を無駄に消耗してしまう要因でもあります。踏んだら加速するのでちょっとした登りでもついつい踏んじゃうんですよね。というか、踏まないと美味しい領域に行かないのでなんかフラストレーションがたまるというか、、、それに、単純に乗り心地が硬いからただ乗ってても疲れるのもあります。

その辺の剛性を程々にしてあるという所が今回私がこのバイクを買う理由の一つでもあります。

剛性が程々のバイクも走らせ方を身につければ効率よく加速させることもできるので、その辺はこの冬の間にしっかり乗り込んで慣れていくつもりです。というか、ミドルグレードのカーボンバイクは良く知っているので思い出すという作業になると思います。

そんな感じで乗り始めてから時間がたつとバイクの安定感とか振動吸収性の高さとか操作性の良さみたいなところにだんだんと意識が向くようになってきました。

振動吸収性

最初は振動吸収もタイヤに依存する割合が多いからそんな変わらないかなと思っていたものの、距離を重ねていくにつれどこか優しい感じがするなと徐々に思うようになってきました。タイヤもホイールも空気圧もハンドルもステムも一緒なのにやっぱり違う気がするとだんだん思うようになりました。たぶん結構いいと思います。

特別な素材も、特別な機構も備わっていないはずなので飛びぬけて振動の吸収に秀でているという事はないですが、フラッグシップバイクと比べると確実に微振動もいなしている感じが分かるのでここも、ロングライド的にはありがたいポイントです。

ハンドリング

バイクの操作性や走行安定性に関してはいわゆるエンデュランスロードって程どっしりした感じではなく、どちらかというと安定を重視した扱いやすいジオメトリーとなっている、ぐらいの感じです。基本はロードレーサーなのですがスムーズに旋回ができるのが印象的です。

直角コーナーをギュッと曲がった際にも不安定さを感じないですし、狙ったラインで走りやすい丁度良いバランスですね。

重心のバランスとかトレイル値とかが絶妙なんでしょうね。私のサイズがたまたま神サイズだったのか、設計が上手くいっているのかは自由に身長を変更できる人にしかわかりません。(誰にもわかりません)

フロントフォークが結構しっかりしている感じもあるので、重心が比較的前よりにあるイメージでその辺の感じからかどこかピ●レロっぽさもハンドリングに関しては感じましたね。

この辺は峠に行って改めてインプレですね。

あとは、極低速での走行もこの辺は違い出るので今度できる限り最小半径でクルクル回ってみようかな。

剛性のバランス

基本的にはミドルグレードのカーボンバイクが同等クラスという立ち位置になると思いますが、なんとなくですが、世代的にはリムブレーキ末期の頃のミドルグレードバイクっぽい剛性感って感じがしました。

どの辺がかというと、バックの硬さというか、ペダリングをクランクに入力したときのフレームのしなり感みたいなのが感じられてそれが軽快さを演出しているのかなって気がします。最近のディスクロードはしならないように剛性が高めなのでこの感じはたぶんあの頃の感じじゃないかなと思いました。

具体的な感覚を言葉にすると、BB周りが振り子のように左右に揺れる感じ(実際に動くのではなく感覚的な表現です)、なんだか懐かしい剛性感だなとしみじみと感じました。でも、ディスクロードなので末端の剛性はしっかりとしているので不思議な感じでした。ホイールがローハイトのレーゼロなのでその辺も影響あるかもですが。

エアロダイナミクス

今時のエアロオールラウンダーっぽい見た目ですが、特にエアロに秀でているという事は無いと思われます。フロントフォークも厚みがあり先の方は角ばっているので普通の丸パイプフレームよりはトータルでの整流効果があるってぐらいかと思います。

ですが、乗車姿勢がかなり良いのでそっちでの空力改善は期待できそうです。

ボトルケージの位置

これはGHISALLO GE-110の「コダワリ」の部分でボトルケージの位置がそれぞれ三か所穴が開いており、必要に応じて位置調整ができるように。

3つ並ぶ下側の穴にした際に写真の様に隙間なく丁度いい感じでマウントができるようになっています。マスの集中化とか低重心とかそういう言葉で表現するスペックですね。実は荷物を少なからずマウントして走るロングライドとかブルべの時の様に荷物を積載した時にどのように走るのかが重要なので、素の状態で走った時の印象よりも重要になります。その辺は実際に荷物をマウントしてみてどう思うかですが、しばらくは予定なしです。

ジオメトリー

車体名としてもエンデュランスロードという名前ですが、一般的に海外ブランドが言っているエンデュランスロードとは意味合いが違うと個人的には考えています。エンデュランスロードというのが楽な乗車姿勢でゆっくり走る人向けって感じの売り出しをしているところが多い中、本来の直訳通り、「耐久レース向け」に設計しているなと感じる部分がいくつもあります。

その最たるものがジオメトリーに表れています。

ヘッドチューブは確かに長いのでスタックが高いのですが、スタックが高いにもかかわらずリーチが結構あるんですよ。

その為、海外ブランドのエンデュランスロードにありがちな、ハンドルが近すぎて骨盤が立っちゃっておしり荷重になる。みたいな事が起きにくいのが個人的に良かった点です。

ハンドルまでの水平距離が保たれているので高くても腕を折りたたむことでしっかりと前傾姿勢を取れエアロ的にも優れた姿勢を取りやすいので、特別フレームによる空力改善が無かったとしても、乗車姿勢というかなり大きな空力改善がおこなえる為エンデュランスロードであっても平地巡行は苦手とはしません。

また、ハンドルが高くなったことで今度はドロップハンドルまでの距離も近くなり、かなりドロップを握りやすいのもメリットだと思います。

最近のフレアしているコンパクトハンドルはドロップハンドルのエンド部分を握ると楽な姿勢を維持できるのですが、その姿勢がすごく取りやすかったです。

更には、疲れてどうしようもない時にフラット部分が単純に近いのでもう駄目だと思った時のリカバリーポジションも非常に取りやすいです。

これに関してはポジションという人それぞれな部分があるので一概には言えませんが、私の場合はハンドルは高いけど比較的遠いポジションが取りやすいという事でロングライドに最適化されているなと思いました。

見た目

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朝焼けが眩しいですね、、、(いやもう10時半だし)

塗装も厚く非常に綺麗に仕上がっていると思います。

金色のラメが入っているのが個人的にツボです!

まとめ

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とりあえず荒サイ65km程走って2.5hのシェイクダウンとなりました。

トップチューブバッグをボルトマウントできるのはとりあえず最高ですし、今後ダブルボトルで走る時期などはダウンチューブの裏にあるマウントを開放してツールケースを地面側にマウントできるようになるので春以降のロングライドで楽しみですね。

みんなが求めていたスペックを乗っけて、ロングライドに最適化した程よい剛性バランスというのがこのバイクの特徴でもあります。

走りの鋭さとか1分1秒を争う剛性やエアロダイナミクスを重視したバイクでは無く、長時間走り続けるときに必要なスペックっていったい何なのかというのを詰めていって、それを形にした結果が今回の仕上がりになっているのでしょう。

レーシングバイクのようで、エンデュランスロードのようでそのどっちでもないというのが私の意見です。

「速い」という性能は無視はしていないものの「早い」という方向に秀でているバイクなのでグロスタイムを気にする方はこのバイク良いと思いますよ。

このバイクこれから乗り込むのが楽しみですが、気温差で鼻とのどがやられたのでしばらくは大人しく近所でサイクリングですね。

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荒川も区間によっては10時でも5℃とかなり冷えてきたのでそろそろ冬靴の出番ですね。

次回のライドからはたぶんこいつの出番です。

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凄く余談ですが

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以前乗っていたこのバイクが歴代の中でも特にお気に入りでこの子の後釜になるバイクとして大いに期待しているところです。

対応するタイヤの太さやパッキング性能もアップしているので本当にいい買い物したと思います!

クリスマスプレゼントがまだの方はこの機会に是非!

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