いよいよ、ツール・ド・フランスが開催しますね。ワクワクし過ぎてたまりませんね♪ツールはワールドツアーの最高峰のレースですから、どんなドラマが見れるか楽しみで仕方がありません。
そう、ワールドツアーと言えばワールドツアーのレースを走るプロ選手の機材はすでに全てリムブレーキからディスクブレーキに置き換わりました。そして、コンポーネントメーカーも2024年シーズンからカンパニョーロは利用されなくなりました(カンパファンの私からしたら悲しいことこの上ないです)
このように年々変化していくプロツアーのテックですが、ここ数年で共通化されていることがございます。それはディスクローターの径がフロント160mm、リア140mmということ。
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なんか一回りくらい年の離れた兄弟みたいで可愛いですね。
なぜ前後でサイズが違う構成なのか?
なぜこの構成なのか・・・、それは大きく以下の理由と言われています。
制動力
ディスクローターは径が大きくなればなるほど制動力は強くなり、逆に小さければ制動力は弱くなります。むやみやたらに制動力を強くすればいいというわけではありません。後輪のブレーキだけをかけて滑ったという事が皆様も経験したことあるのではないでしょうか?
160mmだと悪いわけではないのですが好まないプロ選手も多いわけです。そこでリアのディスクローターを140mmにすることで制動力を問題の無い範囲でわざと弱めているわけです。
(オフロードでのバイクコントロールに強力な制動力を必要とするMTBでは200mm径を超えるローターサイズなんてのもござます)
軽量化
これは単純ですね。140mmと160mmでは体積が変わってきます。サイズが変われば同じ資材でも小さい方が軽くなるのは道理です。もちろんサイズだけの話だけではなく肉抜き加工や素材の違いでも軽さは異なりますので例外もございます。
注意点
私たちがこの組み合わせにするにあたって注意するべき点がございます。
サイズ変更の対応出来ない車体がある
140mmローターがインストールできない車体が稀にございます。それはフレームのデフォルトのローターサイズが160mmの車体です。一般的なディスク車は140mmがデフォルトでスペーサーを噛ませることで160mmローターに対応していますが、一部のメーカーや車体には160mm専用のフレームがあります。
最近の車体では問題無いことの方が多いですが、2~3年前では珍しくありません。「せっかく140mmローター買ったのにフレームのせいでインストールでき」なんてことにならないためにもご確認お忘れずに‼
まとめ
いかがでしたか?140mmローター。ディスクブレーキの車体はローター径の変更で一部を細かく調整できるのが魅力ですよね。皆様のフレームもご対応であれば是非お確かめください。
その他にもディスクローターを選ぶにあたって注意すべきポイントを記載したブログも目を通していただくと参考になるかもしれません。
ご不明点ございましたらスタッフまでお気軽にお問い合わせください♪
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