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ロングダートのソロツーリングを輪行で。

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府中多摩川店】益子 暁 16年09月28日

久々に輪行してきました。

 

目指すは、関東で最も長いダートで有名な栗原川林道。舗装が進んでいるらしいのですが、30km以上が未舗装です。

 

 

自宅最寄駅で自転車を分解していると「お兄さんの自転車いくらくらいすんの?」という輪行あるある。

 

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大宮から上越新幹線で高崎へ。

 

輪行は、ただそれだけで旅気分が盛り上がります。新幹線なら尚更!

 

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自由席ですが、いちばん輪行に良い場所を確保出来ました。

 

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次は上越線で沼田へ。私は「鉄」ではありませんが、この色の列車は何だかうれしくなります。

 

 

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なかなか自転車乗る話になりませんが、更にバスで輪行します。ここから自走というのもありなんですが、あくまでも目的は林道なので。

 

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吹割の滝(ふきわれのたき)停留所で降りて輪行を解きます。吹割の滝は天然記念物だとか東洋のナイアガラだとか云うことで興味が有りますが、何しろ目的は林道です。上からのぞき見て、すぐ出発します。

 

 

ここからの道が分かりにくく、何度か道をきいて進みます。

 

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道標を頼りに皇海山(すかいさん)方面を目指します。

 

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林道に入りました!

序盤の数kmは舗装されています。

 

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いよいよこの先から、あこがれのロングダートが始まります。

 

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この辺りはまだ走り易いですね。

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 開放されているとは云え、林道はあくまで林業用。自己責任です。怪我をしてもだれも助けに来ません。電話も通じません。そしてほとんど誰も通りません。

 

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ロードバイクで来なくて本当に良かった・・・・・・。700×35Cのセミスリックタイヤでしたが、それより細いと多分楽しくないでしょう。

 

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自分しかいない世界。

 

 

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と思ったら、こんな出会いが。

 

 

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前半はずっと上り。斜度はそれほどでもありませんが、ずっと上り。

 

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これも上り。脚つりそう。

 

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風も無く本当に静かです。静寂のなか、路肩からキジが飛び立つ音にはコケそうになるほどびっくりしました。

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素掘りのトンネル。

 



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工事のおじさんに言われた「自転車で来たのか。すごいな。競輪選手になれる」は本日2回目のあるある。

 

 

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道が滝なのか滝が道なのか。

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やっと皇海山登山口に到着!

でもまだ上りは続きます。

 

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 ちょっと休憩。飲み水の残りが少なくなってきて焦ります。

 

 

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ここがピークらしいです。

予定より大分遅い到着。まずい。何としてでも明るいうちに里へ下りないと。

 

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滝に癒された後はひたすら下り。

 

タイトなコーナーや上り返しが殆ど無いので、漕がなくても自動的にどんどん加速します。そして路面はガレてます。

 

集中力を切らさないように注意しながら先を急ぎます。何しろこんなところで日が暮れたら輪行袋で野営するしかないのです。この辺りはクマも出るという話ですからそれだけはごめんです。

 

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(ずっとノンストップで下ってきたので下り区間の写真は有りません・・・・・・)

 

 

陽が傾いてきたうえ、遠くでハンターの銃声が聞こえて不安な気持ちに拍車がかかります。

 

 

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やっと舗装路に出ました。オフロードの方が好きですが、さすがに今回はアスファルトの有難みを実感。

ダートの長い下りなんて夢のようなルートのはずですが、ここまで連続するとオナカいっぱいです。

 

 

オンロードに入ってからも全く人けの無い道が続きます。

 

そして、やっと、

 

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民家! 里に出ました!

上から読んでも下から読んでも利根町根利(とねまちねり)。

 

ほっとしたのも束の間、駅まではまだ30km以上有るのです。

5kmの上りを何とか過ぎたらあとは全部下り。途中で完全に夜になってしまいました。ボントレガー 350Rの高性能に助けられ、相老駅に到着。再び輪行して帰路につきました。

 

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 走り応え有り過ぎな今回のルートは、

 

 

距離

75.4km

 

最大標高差

1364m

 

平均斜度

全体:-0.7%

上り:5.8%

下り:6.2%

 

獲得標高

上り:1627m

下り:2144m

 

でした。

 

 

 

栗原川林道

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 40km足らずのダートを走り切るのがやっとの私。SDA王滝100km走れる人って、すごい。

 

※山間部を走るツーリングはオンロード/オフロードに関わらず、機材トラブルや怪我が遭難に直結します。入念な準備と力量に合った計画のもとにお楽しみ下さい。

 

 このサイクリングで使った機材はこちら。 

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