みなさん、練習してますか!!??
くどいようですが
基礎が大事ですよ!!
トレーニングの分野において
LSD(ロング・スロー・ディスタンス)の是非というのが
取り沙汰されて久しいですが
それでもやっぱり、長い時間をジワジワとキツい負荷をかけ続ける練習
は重要だと思います。
前回も記載しましたが
有酸素域の強化とその拡大によって
毛細血管を増やし酸素の摂取量を増加させます。
そして、有酸素域が広がることで無酸素域で運動した際の
筋肉内の乳酸を蓄積せずに、運動し続けることが可能になります。
と同時に、
自転車、特にロードバイクや
TTバイクのように二足歩行生物として退化しているかのような
姿勢を長時間強いられることで
使うべき体幹の筋肉、
特に脊柱起立筋の正しい発達と
ライディングフォームの維持ができるようになり
左右だけでなく前後への加重移動が身につくようになります。
ちなみに、先日のサンデーライド特別版
with BMC ザック・レイノルズ!!
GARMINの最新カメラで、ザックの尻を取り続けてみた!!【BMCライド】
にご登場いただきました尻は
「いや、全然練習シテナイヨ」
とか言ってますが
STRAVAさんのデータを勝手に拝見させていただくと
2017年に入ってから、4月末までで
すでに5000km近く走っておりました。
「本当に、練習シテナイヨ」
とか言うんですが、ライド記録を詳しくみていくと
朝6時前からご自宅を出て
通常30km以上を走って、フタバ商店まで出社し
当然、終業後も同じように30km走ってご帰宅です。
さらには、日によっては60~70km以上を瀬戸の山を越えてから
出社しておられ・・・
この日も、朝5時くらいから
90kmを走ってからの店頭試乗会を開催して頂きました。
「練習」というものはやっていないかも知れませんが
「常在戦場」とも言うべき
日々の鍛錬が、三倍速い赤いザック
を培ったと言えるでしょう。
さて、
「イタリアのグランフォンドをガチで走る」
という目的でやっております、梅林。
短い距離でも、90kmで獲得標高1400mに達するコースを
テンションを下げずに走り切るには
その状態に慣れておくのが重要。
前週に引き続き、まず100kmを休憩を少なくして
走り切る。
特に
香嵐渓からの、65kmの区間をノンストップで走り続ける。
これだけ走って、信号もなく車の交通量もほぼ皆無で
コンビニすらないので休憩の取りようがない
三河は最高ですね。
後半に登場する、1.9kmの伊豆のCSCを思い出させる坂と
10km以上のジワジワとした登りが非常に厳しくて
心が折れそうになりましたが
ノンストップの区間を、2時間40分で
100kmを4時間弱で走り切ることに成功。
また、前回の一人で走った時は
後半の残り15km地点で、手持ちの補給食が完全に尽き
ハンガーノックの恐怖と戦いながら走ってましたが
(コース上に補給するポイントがないため、過去に何人もハンガーノックになっている)
今回は、前の晩からのカロリー摂取を考慮して動き
どれだけの補給が必要かわかっていたので
まったく問題なかったです。
(それでも、脚は無くなるし攣りそうになるしでシンドイのは変わりませんが)
100km越えてからの、35kmの帰路も合わせて
前回と同じく
TSS(トレーニングストレススコア)は200くらい。
そして数日後
同じコースを少し負荷を上げて走るべく
ウェア館の水野を呼び出し、同じコースを走りました。
同じコースを走っているのに、負荷が上がっているのがわかります。
平均出力 138w → 147w
運動強度 67% → 71%
ちょっとの差に見えますが、
100km走りながら、出力を10w上げるのは
なかなか大変です。
一人だと、どうしても特に長い距離で負荷を上げ続けるのは
難しいですが相手がいると、心強い(?)です。
まず最初の登り。
ヒルクライムへのトレーニングでも度々登場した
15km山岳TTの最後の2kmをカットした区間で
水野が40秒ほど先行。
二人とも、先が長いのはわかっているのでお互いそれほど上げてませんが
それでもほんの数キロで離されてしまいました。
続く、高速コーナーが連続する下りで一気においつく・・・
はずが。
あれ・・・???おいつかない・・・
下りきる手前で背中を捉えるものの、あとちょっとで追いつかず。
中盤の、三河湖のカーブの度にアップダウンの切り替わる
ウネウネ区間は、MTBをやっている水野に分があり
カーブで離される→踏みなおして捕まえる
の繰り返しで、
二人とも脚を消耗。。。
そのまま突入した、1.9kmで平均勾配7%の登りで
キュッと勾配がきつくなった、後半の1kmで
一気に20秒差。
登り切ったら、細い道のブラインドコーナーが連続する
テクニカルな下りに突入し
相手が見えなくなるので、非常に追いづらい・・・
差を維持されたか、少し開いたまま
長い登りに。
トンネルまでの8km、ジワジワと登っていくので
ペースを上げづらい
というか、これ以上ペースが上げられない・・・
しかし水野の姿は見えない・・・
最後の下りに入るまでに、推定で3分のタイム差。
ここからの12kmの下りは、今までのデータで言えば
2分の差であれば追いつけるはず・・・
下りなのに、心拍90%以上で全開で回し続け
連続する高速S字コーナーも、
借り物のBIANCHI オルトレXR4がだいぶ馴染んできて
スムーズに曲がることができ・・・・
残り1.6kmの登り返しで、ヘタっている水野の背中を発見!!
最後、追いつけるか!!??
というところで、20秒差以内で逃げ切られてしまいました・・・。
トータルで、140kmくらいと
距離は変わりませんが
TSSは240。
追いかけっこをした分、負荷が上がりました(笑)。
名古屋市内に入るまでの残り10kmは
二人とも
「尻が痛い」
「脚が痛い」
「ハムが痛い」
を繰り返してましたが・・・・・・。
基礎を積み重ねるとともに
本番に向けての、良い形でのノンストップでのライドができました。
5月5日に成田からの飛行機で旅立つので
長い距離を走れるのは
あと一回。
いよいよ本番の迫った
梅林、イタリアに行く
は随時、当ブログと
ぜひ、チェックしてみてください!!
お楽しみに!!
☆Y’s Road名古屋全館お知らせ!☆