「何か機材的に新しくしたい。」
そんな軽い気持ちでトライすることになったチューブレスタイヤ。
メーカーが語るように、もはや普通に使えるのか。
それとも世のイメージの様に、なんだか面倒なのか。
こればかりは使ってみないとわかりません。
というわけで。
石鹸水にまみれるところからはじまり。
フロアポンプでは空気がダダ漏れ。
シーラントが吹き出して一大事。
などなど。
「チューブレスの面倒なイメージ」の大半がここにあるであろう
実際の組み付けにトライしてみます。
当初は店舗で「苦労するところも含めて取り付け過程を画像に収めて」
なんて考えていましたが。
家で軽い気持ちで試してみたところ、あっさり組み付け成功!
なので作業途中の画像はありません・・・
結論になってしまいますが、それだけ組み付けが簡単だったとも言えます。
まずは下準備。
いままで使っていたタイヤを外します。
チューブを入れて使っていたので、新しくチューブレス用バルブをセット。
2-WAY FITなのでリム面にニップルホールは無し。
もしエア漏れが起こるとしたら、バルブがビード部分のどちらかになるので、
ここはしっかりと固定します。
このグラフィックがチューブレス専用の証。
チューブレスタイヤの場合、エアの保持のキモはビード部分。
普通のクリンチャータイヤを入れて使っていましたが、
タイヤを外す際にもしっかり噛み合っている感覚が強く、
「あ、なるほど。そういうことか。」と思わされます。
正直「上手くいったらラッキー」くらいの軽い気持ちで始めたので、
石鹸水やその類の用意もなしでしたが、なんとかハマってくれました。
確かにビード部分がガッシリしていて、リムに乗せるのに苦労はしましたが
これはIRCの他のタイヤでも結構こんな感じなので・・・
逆にチューブの噛み込みの心配がない分楽に思えるくらい。
探り探りの作業でしたが、ここまででおよそ15分くらい。
石鹸水やらなんやらの特殊な準備が無かったこともあり、
感覚的には普通のタイヤ交換と大差はありませんでした。
あとはドキドキしながらフロアポンプで空気を入れます。
・・・普通にサクサク入りました。
あれ?
「あちこちから漏れまくって大騒ぎ」をほんのちょっと期待していたので
なんだか肩透かし。
そのまま規定気圧まで入れてみましたが、漏れる気配なし。
一晩たっても気圧はそのまま。
これならシーラントも不要な感じ。
流石はチューブレス専用タイヤ&ホイールの組み合わせ。
なんとなく強引な感じがするチューブレス「レディ」とは一味違います。
もう一本はちょっとエア漏れが発生しました!
これはバルブ部分のタイヤとリムの気密が甘かったからで、
上からちょっとタイヤを押さえてあげたらアッサリ解決。
今回のチューブレスタイヤの取り付け作業に関しては、
「リムとの相性が悪く、ちょっと取り付けに苦労するクリンチャー」
くらいの難易度ではないでしょうか。
そこそこのタイヤ交換経験があれば、慣れの範囲かと思われます。
さて、次は実際に走ってみてどうかですね。