「チューブレスだから」とかなり構えていたにも関わらず、
意外とあっさり組み付けができた、IRCの新型フォーミュラプロ。
ただ、いくら扱いが楽になったとはいえ、肝心なのは実際に走ってみてどうか。
というわけで、いざ実走!
テストバイクは今や旧型になってしまった TREK DOMANE5。
「シャマル+フォーミュラプロ 25C」という今回のセットの前は、
「レーゼロ+シュワルベワン 25C」のセットで乗っていたので、
ホイールの差による乗り心地の違いは出にくいだろう、というチョイスです。
空気圧は前後ともに7気圧。
チューブレスと考えると、もっと下げても大丈夫そうな気もしますが、
クリンチャーと比較するためにONEの空気圧に合わせてみました。
コースはいつもの通勤コース。
距離は約7キロで、ゆるいアップダウンあり。
フィードバックセンサーがどうにもポンコツの小西。
果たして違いがきちんとわかるのか??
まずはゼロ発進。
転がりは軽くもなく重くもなく、普通。
ハイグリップコンパウンドの「RBCC」がベースとなっているタイヤと考えれば、
転がりは軽めといって良いでしょう。。
懐かしのクリンチャー仕様のフォーミュラプロ(あずき色のヤツ)は
同じRBCCでも、もっとネバネバしていてコギも重かったと記憶しています。
「ハイグリップ化と転がり抵抗の軽減の両立」を目指して進化したという
「RBC」コンパウンドの効果がいきなり感じられました。
乗り心地。
これは素直に「良い」と言っていいですね。
シャマル/レーゼロ特有の、アルミスポーク故のコツコツ感(特にフロント)
が、かなり緩和されています。
ちょっと大げさかもしれませんが・・・
スポークがアルミからステンレスになったような感じ、と言ったらいいでしょうか。
空気圧をもう少し落としたら、さらに良くなりそうな気がします。
衝撃の入力に対しての減衰が早いのも美点。
タイヤとチューブという別々の物体が、入力に対して別々の動きをすることで、
撓みと戻りが繰り返されていつまでも落ち着かない、という感じがありません。
まあこれは、チューブレスの構造を頭に入れて乗っているから「そんな気がする」
だけなのかもしれませんが
わずか15分程度の通勤ライドでしたが、チューブレスタイヤのメリットの片鱗は
確かに感じられました。
「レーゼロ+ワン」はしばらく出番が無さそうです。
摩耗やパンク、エア抜けといった耐久性に関わる点は、ある程度の距離や時間を
乗ってみないと判断ができませんが・・・
さしあたり来月予定しているイベントは、チューブレスで行ってみようと思います。