CIPOLLINI。
かつてのロード界をけん引した
エディ・メルクスに並ぶ超人
マリオ・チポッリーニが立ち上げたブランドです。
高い剛性やライダーに合わせたフレームなど、
速さの為のこだわりがこれでもかというほど盛り込まれたバイクです。
これまで私はエントリーグレードの
カーボンバイクユーザーでしたが革命的な感動を受けました。
今回はそんなバイクをレースで使ってみたインプレをご紹介いたします!
究極とも言える1台、THE ONEのインプレ記事をぜひご覧ください!
使用したレース:長良川トライアスロン
年代別3位入賞。着替えたいがためにジャージでした(笑)
今年の7/17(日)のレースでしたが、
天候不順によりまさかのデュアスロンに。。。。
5km run→20km bike→2.5km run
と足がもげてしまいそうなレースでした。
単走での力、集団から抜け出すパワーなど
レーサーが気になる点を盛りだくさんでご紹介いたします!
ポイント①:剛性、進む力
結論から言うとめちゃくちゃに進みます。
トルクをかけながら左右の連動を上手くすることで
全くロスの無い高速巡行を可能にします。
低速時はクセの強いバイクだなぁと思っていましたが
高速巡行にその真価を発揮します。
圧倒的な推進力と
低速からの立ち上がりは台風一過の向かい風をものともしません。
まさに人馬一体を体現したバイクといえます。
ポイント②:集団から逃げることだってお手の物
トライアスロンはドラフティング禁止レースの為
集団になることはほぼありませんがコース短縮の
関係上どうしても集団になるシーンが何度かありました。
TTバイクがひしめく中CIPOLLINIはそれをも上回り、
集団をちぎっていきました。
私もFTPは260と決して高いわけではありませんが
パフォーマンスをフルに引き出す素晴らしいバイクです。
ポイント③:疲労時こそ真骨頂
一般的に高い剛性のバイクやホイールは
疲れた時にパフォーマンスが大幅に低下し
ペダリングが荒くなってしまいます。
一方でCIPOLINIは疲れてもクランクを
タイミングよく回せば
パフォーマンスの低減を最小限に抑えてくれるので、
上手く立ち回れば体力を回復し、再アタックに臨めます。
ピュアレーシングバイクといわれるだけあって
全局面において隙がありません。
結論:他のハイエンドと比べてどうなのか??
ワイズロード試乗会にて多くのハイエンドを試乗しましたが
どっしりとしたTREK
おおらかなCANNONDALE
安定性の高いMERIDA
ガンガン進むPINARELLO
のように特徴づけるのであれば
トリックスターのCIPOLLINIといえます。
今まで乗ったどのバイクとも異なるものの、
新たな視点から高いレベルに導いてくれるのがこのバイクの特徴だと感じました。
このインプレが参考になれば幸いです。