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【サドル分解】簡単なのに効果絶大?サドル交換の魅力。というか沼。

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京都店】 22年11月12日

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スポーツ自転車と切っても切れないもの「お尻の痛み」。

 

乗ってたら慣れてくるのですが慣れるまでがつらい。
痛くて自転車に乗るのが嫌になった人も少なくないでしょう。

 

では痛みを軽減するにはどうすればいいのでしょう。

 

パッド付きパンツを着用する?ライドポジションを見直す?

前者は買えばいいだけなので簡単ですが後者はそうもいきません。

 

正直、パッド付きパンツを着用するだけで痛くなくなる人もいれば、あまり変わらないという人も一定数います。

それはパッドが分厚くなってもです。

 

何故でしょう?

後者のライドポジションを見直したり体重をハンドルやペダルに分散させる乗り方で改善されたりしますが、あくまでもそれは慣れです。

 

痛みの大本はシティサイクル感覚でドシッとサドルに座ることで分厚いパッドも体重に負け、尾てい骨や男性であれば尿道が圧迫されるなどして痛みに繋がるそうです。

 

なので体重の分散ができるようになると改善されることが多いですね。ライドポジション、体重の分散は快適なライドを求めるなら必須なスキルだと思っています。

 

ライドポジションで思い出しましたがサドルも快適性が変わったりするパーツです。

 

価格は2,000円~青天井。店頭在庫品なら最大60,000円以内です。

 

このサドルがなかなかの沼みが深く
家に使わないサドルが転がっている方も多いのではないでしょうか。

 

 

カーボンがいいのかアルミがいいのか
普通のサドルにするのかショートにするのか

 

これがサドル沼の恐ろしいところ。

 

 

では何点かご紹介する前に完成車のサドルがどんなものか見ていきましょう。

 

 

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京都店で一番売れているロードバイクについているサドルです。

重量は300gオーバーと軽くはありませんね。

合皮っぽい硬めの触り心地ですが体重をかけるとその下のクッションの柔らかさを感じます。

 

こちらはお客様がいらないと仰ったので
分解していいですか?!と食い気味で聞いたところ
いいですよ~とのことでしたのでありがたく切り刻めます。

 

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とりあえず合皮っぽい部分剥ぎ取りました。

 

剥がす前の触り心地とは打って変わってかなり柔らかさを感じるようになりました。
このままの方がいいのでは・・・?なんて思いましたが雨に降られるとお尻がどえらいことになりますのでやはり防水素材は必要です。

 

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スチールレールに樹脂の台座、その上に1㎝くらいのウレタンのようなクッション素材が入っています。

 

正直、1㎝もクッションあったら十分な気もしますが。

 

 

全てのサドルのクッションがこれくらいというわけではありません。
ロードバイク界隈ではあまりサドルにクッション性を求めない人が多いような気がします

 

分解はさておき、本題に入りましょう。(今更)

 

京都店にあるサドルのご紹介

 

たくさん在庫はありますがわりとビギナー向けが人気です。
以前ほどカーボンサドルなどの高級品は多くありません。

 

ではビギナーに人気のサドルからご紹介しましょう。

 

SELLE ROYAL ( セラロイヤル ) R.E.MED

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3,450円

 

 

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身体は一つのユニットであり互いに関連して機能し合うことで自己治癒力を備えているという考え方のオステオパシー理論に基づいた3つのゾーンを設けることで、サドルにかかる圧力を常時再分配し、痛みのない(*1)快適なライディングを提供します。

私も家に置いてある京都店1番の売れ筋サドルです。
サドル先端のアクティブゾーンと、骨盤に当たる部分のサポートゾーンにメモリーフォームを埋め込み衝撃を吸収。またサドルセンターの穴とリカバリーゾーンと呼ばれる溝によって長時間のライドを快適にしてくれた印象があります。

 

カラーバリエーションが豊富でワンポイントほしい!という方におすすめです。

(*1)個人差があります。

軽くはありませんが完成車に付いているサドルはこれくらいの重量感ですね。

 

 

GIZA ( ギザ ) VL-3256 ゲル フィットサドル

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5,720円

 

 

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5,000円オーバーとちょっとお高めですが、ゲルパッドを内蔵しその下にはウルトラソフトウレタンを採用。超柔らかサドルで快適に乗ることができます。

 

 

 

 

共通して言えることですが、穴あきサドルに変えるだけで圧迫が少なくなり、痛くなくなった!という方も結構います。

穴あきは雨の日などはデメリットを感じなくもないですがメリットの方が個人的には大きいです。

 

 

TNI LITEFLY

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10,450円

 

 

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カーボンサドルとショートノーズを試したいならTNIのLITEFLYがおすすめです。某S社の力サドルを彷彿とさせますが、軽量でクッション性もあり、座面が広いので体重(圧力)の分散にもなります。私も気に入って2年ほど使っていました。長距離ライドなどにも使用していたので合う方はもうショートノーズ以外は使えない・・・と言います。

 

 

Prologo SCRATCH M5 PAS NACK

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30,300円

 

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一体ではないそれぞれのパッドが独立した働きをし、圧力の分散とペダリング時の踏み足・引き足の両方で自然な動きを促進、カーボンなので軽量なのはもちろんサドルに伝わる振動を軽減します。

 

 

 

REPENTE QUASARカーボンレール

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32,560円

 

 

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今日ご紹介しているサドルの中で最も軽量な118g。座面がフラットになっており中央は解剖学的にカットされ圧迫感が皆無です。無理に厚手のパッド付きパンツをはくよりも痛くないかもしれません。(個人差があります)

 

 

ここ数年で爆発的に普及したショートノーズタイプは143㎜と座面が広く、ものにもよりますがノーズが普通のサドルと比べると30㎜ほど短いという特徴があります。(そのまんまですね)

 

 

カーボンサドル、カーボンレールのものは場合にヤグラのクランプ方法によって取り付けができないことがあります。

 

アルミやスチールレールは丸型ですがカーボンレールは縦長の楕円になっていることが多くスポーツ自転車のヤグラには縦方向と横方向からのクランプがわりと一般的です。

 

最近は横方向からのクランプするタイプを見かけることは減りましたがメリダのリアクトやトレックで採用されていたようなφを変えられるタイプか別売りのアタッチメントがないと楕円のレールを取り付けるのは難しそうです。横方向からクランプするタイプは締めると丸型のレールがピッタリ合うようになっているので楕円になるとそもそも締まりきらないなんてこともあります。それとおすすめしませんが縦方向から締めるタイプは楕円でもクランプすることができます。

これだけでは誤解を招きそうなので

細かい話をすると金属製のレールの7×7㎜の丸型で、普通のヤグラはそれに対応するように作られています。

一方、カーボンレールは7×9~10㎜と先ほどご紹介したように楕円です。
それに対応するヤグラが別売りで存在しているか、もともとカーボンサドルに対応しているモデルなのかは調べて確認しておいたほうが良さそうです。

一部のメーカーで採用されているような極端に接点の少ないヤグラにするとカーボンレールがあっさり折れてしまうこともあるので注意が必要です。

 

 

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↑の商品はトレック製品で専用品なので京都店ではお取扱いできませんが
非常に見やすかったのでご紹介しました。

 

シートポストの記事は

 

[embed]https://ysroad.co.jp/kyoto/2022/11/11/99253[/embed]

 

 

もう少し脱線は続きます。

 

 

ショートノーズと前乗りポジション

 

もちろん合う合わないははっきり分かれます。前乗りポジションをする方は交換による効果が期待できます。前乗りポジションとは平たく言うとサドルを前の方で固定してそのサドルのセンターよりも前でペダリングすることで体重をかけて踏めるようになるので1回転あたりのトルクを増すことができます。

 

体重で踏むと力で回すよりも楽にペダリングできるのは想像しやすいですよね。その感覚に慣れてくると次は全体の筋力を使ったより効率のいい乗り方が可能になります。

 

前乗りポジションは万能ではない?

 

平坦やちょっとした登りを中~高強度で運動する人にはメリットがある前乗りポジションですが逆にのんびりとサイクリングするなら前乗りポジションよりもセンターや後乗り?の方が座面が広くなる分、圧力も分散されるので快適に乗ることができます。

 

また、重心も前寄りになるのでバイクコントロールがシビアになります。なのでまだ自転車に慣れていない方が前乗りするとバランスを崩して落車に繋がったりします。

 

私はゆるポタ勢ですが自転車の純正が0オフセットのシートピラーでプロロゴ ディメンションを使っているのでかなりの前乗りポジションになってしまいます。もちろんオフセットされたシートピラーも販売されていますが高くて断念・・・

 

 

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もともと前乗りのクセが付いていたのであまり違和感を感じませんでしたが、またがった人曰く、かなり前乗りだそうです。

 

慣れって怖いですね。

 

 

あれでもないこれでもないと言っていると気付いた時にはサドル沼に腰まで嵌っていたりします。

 

みなさんもぜひサドル交換して沼みを体験してみませんか?

 

 

それでは。 

 

 

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