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【府中×バラ完】ディスクロードを組む時の注意イロハ

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府中多摩川店】吉田 哲朗 22年11月09日

どのパーツが必要なんだ?

「デイスクロードが普及しました」と言って違和感を感じなくなった昨今。

ただ、いままでのリムブレーキ仕様のバイクと比べるとパーツの規格が煩雑になったように感じます。

BB規格、ブレーキの取り付け方、ヘッドパーツの規格は今まで通りに下調べする事はもちろんですが、、、

 

・ディスクブレーキ本体をマウントする部分のフレームの厚みやボルト挿入長

・フレームの許容できるローター径

・スルーアクスルのネジサイズとネジピッチ、ボルトの挿入長

・フレームがケーブルフル内装だった場合の対応ヘッドパーツ/ステム/ハンドル

 

などなど

 

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今回は、リムブレーキのフレームを組み上げるときと比べて、「特に勝手が違う」と感じた注意点を3つ紹介します。

 

新しいビットマップ イメージ

↑必要なパーツをリストアップした時のイメージ↑

 

スルーアクスルの規格

 

ホイールを固定するための長いボルト、スルーアクスル。

フレームにねじが切られている為、ネジピッチはもちろん、フレームの厚みによってスルーアクスル長さを選ぶ必要があります。

大きく分類するとロードバイクのスルーアクスルのネジピッチはM12の1.0、1.5、1.75、DoubleThreadの4種類があります。

長さはメーカー指定かあるいは、実測で調査していきます。

 

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今回は私のFarna Pro Aeroを例に実測。

フレームとホイールを仮組みした時点。まだスルーアクスルは付いてません。

 

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フレームを実測するとフロントもリアもフレームの厚みが左右で異なっていました。ネジピッチもフロントは1.5、リアは1.75でした。

フロントは貫通穴側の厚みが8.3mm,ねじ切り側が18.5mm。

エンド幅も併せて、スルーアクスルの長さは126.8mm近く必要という事になります。

126.8mmからねじ切り側の厚み18.5mmを引いて、108.3~126.8mmの範囲内にスルーアクスルの長さがあれば大丈夫そうです。

ただ、スルーアクスルのネジ山が十分な山数で噛みこんでほしいので、出来るだけ126.8mmの長さに近いスルーアクスルを選びます。

 

そして選んだのはRIDEAのBTA202。

M12のピッチ1.5。長さは126mmでねじ切りの長さは15mmです。

専用のワッシャー(下写真の赤いパーツ)も必要で、ねじ山の噛みこみ量を調整します。

 

といった具合でリアも必要な長さを調査します。

 

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ピッタリです。

 

ブレーキキャリパー取付ボルトの挿入長

 

主にリアのブレーキキャリパーの取り付けに関してですが、フレームの厚みによってボルトの長さを調整する必要があります。

殆どがキャリパー本体に付属のボルトで事足りるのですが、分厚いアルミフレームやエアロフレームなどでは長さが足りない事も。

 

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ローター径の限界

 

径が大きいほど制動力の高いディスクローターの直径ですが、ロードは140mmか160mmのどちらかです。

フレームによってどちらも選べたり、どちらかしか選べなかったりするので要注意です。

フレーム側のボルト位置や、フレーム形状のボリューム感によって変わるようです。

 

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全て調べ終えてようやく組上げ

 

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鬼門はスルーアクスルの調査ですが、ほとんどのバイクには最初から同梱されています。

ただ、軽量なもの、扱いやすいものにカスタムする際や、フレームから組上げる際には重要な情報になります。

 

バラ完、カスタムの際はお気軽にご相談下さい。

 

 

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