【Y's Road名古屋本館】
どうも。
スズキです。
さかのぼること、およそ2週間。
深まる秋をここ名古屋でも身にしみて感じるようになったある日のこと…
我らがてんちょー・梅林
(※この人です。たまにフィーバーもしてます)
「スズキさん、
VITTORIAの新型チューブラーのインプレ、する?」
などと言いつつ、にこやかにやってきたのです。
(いやいや待って待って、
今「チューブラー」って言いましたよね?
てんちょー、もう2年近く
「時代はカーボンクリンチャーじゃっ!!!」
って豪語されてませんでしたっけ…!?)
・・・
「…やります」
(※てんちょーの、この場合の「する?」は「やれ。」って意味なのであった)
というわけで、てんちょーによる先日の
クリンチャー(VITTORIA的には、オープンチューブラー)+ホイール編
グニャっと曲がって、ギュインと進む!!変革の老舗、VITTORIA【インプレ】
に引き続き、
チューブラー編をお届けしたいと思います。
今回私が試させて頂いたのは、
VITTORIAを代表するモデルCORSAの、新型。
間違えました。
正しくはこちらです。
自転車歴20数年のてんちょーはその昔
「ロードタイヤと言えばVITTORIA」と教えられて育ったと言いますが、
かくいう私もロードバイクに興味を持ち始めた頃は何となく
「タイヤはこのVITTORIAってところがメジャーっぽいなぁ」
という印象を持っていたのです。
それだけ、ロードバイク界を席巻していたってことですよね。
これを
スタッフ星野の私物である、昔のCampagnolo BORA G3に装着しまして
(BORAのインプレになってしまわないか心配でしたが…)
じゃん!!!
う~ん、かっこええ…
やはりスキンサイドのタイヤはかっこええです、はい。
さてさて。
いくらどんどんカーボンクリンチャー(orチューブレス)の時代が迫ってきても、
チューブラータイヤというものはなくなりません。
昔から特に競技の世界ではロードタイヤ=チューブラーという考えがあり、それが今に至るまで綿々と受け継がれているのでチューブラーは健在、というわけです。
しかしながら
皆さんご存知の通り(?)、私スズキはガチガチのロード乗りではございません。
そんなゆる系ライダーにもチューブラータイヤ、もっと言うとシン・コルサを使うメリットはあるのか?
という切り口でお届けしたいと思います…
このCORSA、全体としての印象は
「しっかりしたタイヤ」
これに尽きます!!!
「しっかりした」という表現をあえて使うのは、べつに「硬いタイヤ」というわけではないからです。
そこが不思議なところで、
べつに硬くは感じないにもかかわらず、「確実に地面を蹴り出している」のです。
いや~不思議。
なんとなくですけど、このトレッドパターン
そんなにぐいぐい地面を蹴り出してくれそうには見えないんですが…
とにかくこの「しっかり感」ゆえに、ロス無く前に出ている感じが強いです。
ところで硬いタイヤだとあまり変形せず路面に対する追従性が失われがちなのですが、じゃあこれはどうかというとまったくそんなことはなく。
コーナーでは自分の行きたいところに素直に行ってくれる、
そんな追従性を発揮してくれてました。
つまり、しっかりしてるけど変形するときは変形するってことなんでしょうね。
私の愛車CANNONDALE SUPERSIX EVO BLACK INC.はキレのあるハンドリングが身上ではありますが、
このタイヤがそれをより際立たせ、
それでいながらも安心感をもたらしてくれているように感じました。
そういうところも、実に不思議。
詳しくは知りませんでしたが、
あとでチラッと調べたところによると
今回のモデルチェンジで新たに投入された新素材「グラフェン」とやらが、
その不思議な乗り味の実現に一役買っているっぽいですね。
現在のところ自転車タイヤにこのグラフェンを採用しているのはVITTORIAのみですので、これはとりあえず試してみる価値はあるかもしれませんよ!
そしてこのVITTORIA CORSAチューブラーですが、中に縫い込まれているのがラテックスのチューブですので
やっぱりというか、全体として乗り心地が非常によいです。
チューブラーということもあって普段の設定よりはだいぶ高めの空気圧でテストしましたが、固すぎて乗り心地が悪くなるということは全くなく。
非常に快適なライドを楽しむことができました。
結論としてはこのCORSA、
アリです!!!
ゆる乗り系ライダーである私ですら、いつもより余分に乗りましたからね(笑)
そしてこのご時世にチューブラーという選択も、取り付けやメンテナンスといった手間暇を考えなければ全然アリ!!
むしろゆる乗りだからこそ、乗っている間の快適性という意味ではチューブラーは捨てがたいものがあるな、と思いました。
そうは言っても、利便性の面ではクリンチャーの方に分があるのもまた事実。
加えて現在はクリンチャーホイールを使用中という方が多いと思うので、今すぐにでも導入できるという意味では前回てんちょーがテストしていたCORSA OPEN TUBULARも同様のパフォーマンスを発揮するものと思われるのでオススメです。
オープンチューブラータイプは現在Y’s Road名古屋本館店頭にて
在庫しております!!!
先月の価格改定にともない、
競合他社のトップグレードクリンチャータイヤと十分に比較検討しうるプライスとなっておりますので、
「何かいいタイヤないもんかね…」とお悩みの方、
この機会にぜひ、お試しください!!!
私も、次のタイヤはコレにします!!!
うーん、それにしてもかっこええ…
2016-11-14
スズキ コウキ
今月は、Y's Road名古屋インプレ強化月間!!!
↓↓↓これまでの記事はこちら↓↓↓
・【驚愕】6.68kgのアルミロードとは!?【CANNONDALE】by: 藤井 蔵統
・CAAD OPTIMOでロードを始めませんか?【インプレ】by: 中川 敦嗣
・グニャっと曲がって、ギュインと進む!!変革の老舗、VITTORIA【インプレ】by: 梅林 康典
・ 紅い閃光 話題の新型 DOMANE を乗り倒す!!【TREK】by: 篠田 将利
・【インプレ】街乗りだって本格派揃い!!【ミニベロ・フォールディング編】by: 今宮 歩