こんにちは。二子玉川店手柴です。
メーカーさんのご厚意により、予てから気になっておりましたRIDEAのビッグプーリーゲージをお借りしました。
サイクルモードなどで実物は見ては いていましたが・・・
いざ取り付けしてみるとプーリの大きさが目立ちますね。
う~ん...
Big!!
上下のプーリーが 16T-16T。
ガイドプーリー(上のプーリー)の方が小さいメーカーが多いのですが、上下同じ。
更に、他社(テンションプーリーは15Tが比較的多い)と比べても大きい・・・
これよりも大きいC88 と言うモデルもあるのだから驚き。
(18T-18Tの組み合わせです。)
oh・・・
フルセラミック仕様じゃないですか・・・
ちなみにですが、取り付けに関しては 他社とあまり大きくは変わりません。
バネの強さを調整する穴がありますので いくつか試して元々の強さと同じぐらいのもので取り付けます。
流石にここまで大きいプーリーですと チェーンの長さが足りなくなります。
ガイドプーリーが11Tのものではなく16Tとなっておりますので・・・
Bテンションボルトで プーリーとカセットの位置が程よい距離になるように調整します。
ここが肝ですね。抜かりないようにきちっと調整。
さて、変速性能は・・・
ん!? あ!?
なんだこれ・・・
手で回して分かるレベルで軽い!!
アウターローの回転の軽さがおかしい!!
正直、ビックリ! ビッグりプーリーだ(謎)
あぁ、そうだった。変速性能でした(笑)
変速の調整は少しシビアになります。
ごまかしが効かない感じですね。
ちなみにですが、RIDEA のプーリーは 偶数の歯数を採用。
これは他ではほぼ見ないです。理由はチェーンとの噛み合わせが常に一定になってしまい、一定方向で削れ続けるから
ですが、それを逆手に取ってるのがRIDEAの凄いところ。
X-SYNC構造と言うプーリーの形状を取っており、プーリーの歯をチェーンのコマに合わせた形状とする(=隣り合う歯の形状を変える)ことで、チェーンの暴れを押さえます。変速動作もより安定します。
奇数ですと次の周には歯の噛み合わせが変わってしまうので、偶数のプーリーを使っているわけですね。
チェーンは幅が 広い → 狭い → 広い・・・の繰り返しになってますので、それに合わせてプーリーの形状を作っているので 取り付けの際は注意が必要ですが 変速性能に貢献してます。
ともあれ、サクサクと調整を終わらせて サクッと店から家までを乗ってみる・・・
手で回して綺麗に変速しても、実際トルクをかけると変速性能が悪いってこともあるにはあるのですが・・・
・・・
気にならない。と言うか、普通に変速するし、16Tだから変速性能が落ちると思っていたのですが正直拍子抜け・・・
私が鈍感なのか!?
そんな気分・・・
触りのインプレッションになってしまうのですが・・・
アウタートップやインナーローでは、「ん~ なんとなく軽いな~」
くらいでした。
ですが、アウターミドルからローになればなるほど・・・
「なんだこれ!?!?!?」 と感じるほどの変化!
こりゃ凄い!!!
私なりの表現では
「練習用の安いタイヤから高級タイヤに変えた。」
そんな感覚。初めてタイヤ交換したときの感動を思い出しました。
はっきり言います。
本当に全然違います!!
現時点でのデメリットは・・・
・変速調整にごまかしが効かない(Bテンションボルトをある程度適当な位置にしておけば決まる純正のようにはいきません)
・プーリーがアルミなので チェーンノイズがします(気になるには気になりますが性能的には問題なし)
せっかくなので 次回の休みの日はじっくりとビッグプーリーの良し悪しを感じてみたいと思います。
お客様からお問い合わせも多い商品ですので、ガッツリ乗ってきちんとインプレッションしたいですね。
次回の記事にご期待ください!!
2016/11/13
手柴 憲人
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