先日の帰宅時。
家まであと5㎞くらいのところから雨がポツポツ降り始め、2㎞を残して本降りに。
気付くとチェーンからキュルキュル音が・・
と言うわけで。
そろそろ良い頃合いなので、チェーン洗浄&注油にトライ!
今回使用するのは、これらのWAKO'S三兄弟。
テキストはサイスポ11月号の「自転車道~潤滑の謎に迫る」です。
〇チェーンクリーナー ¥1,500-+TAX
まずはコレで汚れを溶かして緩めて、落としやすい状況を作ります。
今まではパーツクリーナー(SJとか)で汚れごと吹き飛ばしていましたが、
曰く、中までしっかり落とすならこちらの方が効率がいいとのこと。
確かに言われてみれば、ですね。
チェーンのローラー部を指で回して、洗浄液を行きわたらせるのも忘れずに。
フォーミングマルチクリーナー ¥1,000-+TAX
浮かせた汚れは大量の水でしっかりと水洗い、が本来の推奨手順ですが、
さすがに室内でそれは難しいので、コレを使います。
泡状のクリーナー成分が汚れを包み込んで落としてくれるのですが。
結構ボタボタと垂れるので、周囲を汚さないよう何かしらのガードを
してあげた方が良いでしょう。
今回はキッチンペーパーを厚めに敷いておきました。
チェーンルブ ¥1,600-+TAX
最後はコレで仕上げます。
ワコーズがチェーン洗浄の際に「水洗い」を推奨するのは、
このチェーンルブの「水置換性」機能があるからこそ。
油分が水の下に潜り込む(水よりも物体に吸着しやすい)特性があるために、
多少チェーンに水分が残っていても、ルブの成分が水気を追い出してくれるので
作業がサクサク進みます。
逆に言えば、この「水洗い」はワコーズならではの手順とも言えます。
他社製のケミカルを使う場合で、それに「水置換性」が無いのであれば、
少なくともチェーンを完全に乾燥させてからでないと注油できません。
チェーンのコマに、一滴一滴しっかりと差していって待つこと一日。
揮発成分が抜けて、本来の濃度になってからチェーン表面を拭き取ります。
さて実走。
手間暇かけた甲斐はあるのか??
・・・ありました。
それも相当良いです。
もともとキュルキュル言う直前までチェーンが油切れを起こしていた、
というなんとも情けない状態だったというのを差っ引いても、
明らかにコギが軽い。
大げさな表現をすれば「チェーンがなくなったよう」な感じと言いますか。
ペダリングに際して、チェーンの抵抗が明らかに減りました。
チェーンのコンディション次第で数ワット変わってくる、というのも納得の結果。
今回は「ピカピカになるまで」は追い込んでいなかったので、
作業に掛かった時間は大体30分くらい。
それで、この状態が手に入るなら・・・
通勤バイクとはいえもっとちゃんと面倒みないと、と反省することしきりです。