横浜店作業コーナーから松野です。
話題の最新DURA-ACE R9100シリーズの!
完成車が入荷してきたので組立したのでなんちゃってレビューします!!
・STI
ちょっと細くなって、長くなりました。握り込んだ時の窮屈さがなく手にフィットします。
ブラケットカバーには滑り止めのような加工がされていますね。厚みも増して丈夫になったので「めくろうとしたらちぎれた」なんてことが少なくなりそうです。
レバーのストロークも少なくなって操作しやすくなりました。
・ブレーキ
ワイドタイヤ(最大28C)まで対応になったので、ピボット間が9000シリーズに比べて広がりました。
それに合わせて新しくなったクイックリリースも動作量が増えてるようで、28Cでも難なく脱着できました!
ダイレクトマウントタイプの構造をそのまま通常タイプにも落とし込んだみたいで、左右調整のボルトの位置がかわったり、バネ力調整ができなくなりました。
裏はかなりエグい肉抜きです(笑 放置してたらクモの巣とかできちゃいそうです。
・RD
マウンテン系のディレイラーみたいにシャドータイプになりました。
みたいにっていうかほとんどマウンテンのRDの構造そのもので、スプロケに合わせてプーリーケージの長さとかスラント角とかが違います。
一つのRDでロー30Tからロー23Tに合わせるためでしょうか、シングルテンションになったので、操作感もマウンテンにかなり似てます。
訂正:CS-R9100はローギア最小25Tでした。
ロー30TとかになるとスプロケとRDのスラント角的に厳しく、トップ側でスプロケとガイドプーリーが結構離れます
その対策でしょうか、ガイドプーリーの歯が高いので社外品に交換するときは要注意です。
ワイヤーの差し込み位置が変わったので、今回のCAAD12みたいなエンド付近からアウターが出てるフレームの時は非常に窮屈なワイヤリングになるので
ココだけRDに付属する専用アウター(OT-RS900)を必ず使います。
普通のシフトアウターと違い、コイル状のブレーキアウターのような構造です。
中のライナーがするする動くので切る方向に注意です。
・FD
これも構造が一新しまして、Di2のFDの中身をごっそりそのまま機械式にした感じです。
なのでワイヤーの固定方法から調整方法まで今までの物とは全く違うので、自分で調整したい派の方は気を付けましょう!
アジャスターが付いたので、アウターの途中にアジャスターを付ける必要がなくなりましたが
いつもの癖でうっかり付けちゃいました。(後から直しました)
そのアジャスタ部分の構造ですが、アジャストボルトを回すとネジが入っていき
ワイヤークランプする部分ごと青い矢印方向に回転してワイヤーを引っ張る仕組みです。
・クランク
右アームが超ぶっとくなりました!いかにも高剛性な感じです。
チェーンラインが9000と変わったみたいなので9000と混ぜるときはFDもセットで交換しないといけないみたいなので注意です。
主要パーツはこんな感じでしょうか!
色も全体的に黒メインで落ち着いた感じで高級感が高まりました。
組み立てしただけで乗ったわけではないのですが、9000シリーズと比べると変速性能アップというよりはワイドタイヤやワイドギアに対応するためのモデルチェンジのような印象です。
写真はこちらのブログのほうが圧倒的にきれいなのでぜひご覧下さい(笑
まだ入ってきていない電動の方にも期待が高まりますね!!