ロードのコンポをスラム化
日頃よりワイズロード入間店をご利用いただきありがとうございます。
自分のロードバイクのコンポーネントですがSRAMのFORCEを使ってみることにしました。これまではSHIMANOの11s R8000シリーズのアルテグラを使用しており、ロードでは初めて電動コンポを使う事になります。使い方としては、休みに乗る、レースは出ない、飛ばさない(飛ばせない)、上りの多い方面に走りに行くことが多い、といった感じのホビーライダーです。そのためコンポを選ぶ基準はレスポンスがどうとかいうよりは、しっかりと変速してくれれば良い…です。(自分の調整次第ではありますが)
シマノにするか、スラムにするか
電動コンポというか、やっぱり安定ならシマノな訳で、検討したのははR8170系のアルテグラ。ロードのコンポは世代は変われどシマノのアルテグラを使ってきており、セカンドグレードならではの高性能と価格のベストバランスといったところでしょうか。勝手知ったるということもありますが、無難なチョイスとも言えます。
対してスラムはMTBで何度か使っており、現在はGX EAGLE AXSという電動コンポを使っている、という経緯があります。そんな訳でフルワイヤレスの魅力というのも実感済み。シマノかスラムか悩みましたが、最終的にスラムを選びました。
決め手①フルワイヤレス
Di2が発表された当時、早速導入していた先輩スタッフのバイクを見て「もし、自分も使うなら無線化されたらかな」と思っていましたが、10年以上経過した現在もセミワイヤレス化したものの完全無線化せず。MTBでフルワイヤレスを使っている身としては、配線が一切無いので組み立てがし易く、バッテリーの充電もディレーラーから外して行う形なので楽チンです。
決め手②ギア比
FORCEには最小でフロント46/33T、リア10/36Tの組み合わせがあり、インナー×ローで33÷36=0.91の1を割るギア比を使うことが出来るのに、アウター×トップでは11Sで使っていた50÷11=4.54よりも、46÷10=4.60で重くなっています。インナー×ローを使う機会が多い自分としてはこれはありがたい。
決め手③シンプルな操作
左右のレバーにそれぞれスイッチが一つのみというシンプルな変速操作で使いやすいに違いない!
決め手④ブリーディングがしやすい
スラムのディスクブレーキで使われているDOTフルードは湿気を吸いやすい性質があるため、フルード交換の頻度がシマノと比べ高くなりますが、専用の注入器のプランジャーを押したり引いたりする作業でエアが抜けやすく効率的です。ただDotフルードは塗装面などへも攻撃性が高いため、付着してしまった場合は放置せずしっかりと拭き取る必要があります。
決め手⑤なんか楽しそう!
完全な主観ですが、見た目がカッコイイ!最終的にはコレに尽きるかも。
組付け
組付けにあたりいくつかの専用品も用意しました。
SRAM Professional Bleed Kit
元々持っていたAVID(SRAM系)のブリードキットがかなり古くこの機会に買い替えました。たまたまですが、元々持っていたキットが現行FORCEのキャリパー側の注入器の差し込み方式に対応しておらず、どちらにしろ必要でした。注入器の透明度が高く使いやすいです。
SRAM Dot Assembly Grease
Dotフルードに適合する専用グリスで油圧ブレーキホースの接続などに使います。
BON. DT240 12S XDR FREEHUB BODY (142MM)
自分の使っているボントレガーのホイールをSRAM XDRにコンバージョンするパーツです。ハブはDT SWISS製です。
NOGUCHI YC-325SC コンパクトチェーンカッター
12S対応のチェーンカッターも持ってなかったので購入。コンパクトですが作業性に問題はありません。
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NOGUCHI NBT-002 ハイグリップバーテープ {BLK}
自転車部品の卸問屋、野口商会オリジナルのバーテープ。海外ブランドのバーテープの価格が高騰する中でお求めやすい価格です。バーテープは交換頻度が高めですから、どんな使い心地が試してみたかったので今回初導入。
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走ってきました
雨のため組みあがってから間が空きましたが、よく使うコースを走ってきました。とりあえずは組み上げた状態のままです。スイッチ一つでスパスパとストレスなくシフトチェンジしていくのはさすが電動変速です。ブレーキのタッチはガツンとかかるシマノに比べて柔らかい感じ。上りに関しては12速になり1枚分の保険ができたので、心理的にも余裕を持って上れます。
慣れていないためですが、アウターを使ってるのかインナーなのか足元を確認してしまったりしたので、このあたりは乗り込んでいきたいです。