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こんなに快適になる!はいてみようレーパン!!

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大阪ウェア館】向井 未来 24年08月13日

おすすめサイクルウェア【レーパン】

自転車に乗る際、これを着なければいけないという服装の決まりはありませんが、快適なライドを楽しむならやはりサイクルウェアがマスト!特に、痛みを覚えやすいおしり部分とペダルを回す上で大きく動かす部位である腿~膝周りに関わるレーパンは、穿いているのといないのとでは快適さに大きく差が生まれます。

レーパンはいわゆるレーサーパンツの略称。他にもサイクルパンツ、サイクルショーツなどなど色々な呼び方がありますが、レーパンという呼び方が一番耳なじみが良いかと思いますので、以下レーパンと表記させていただきますね。

今回は『はいてみようレーパン』をテーマに、レーパンについてお話ししてみたいと思います!

レーパンってどんなもの?

レーパンとは、↑写真のようにおしりの部分にパッドが縫い付けてある、ピタピタシルエットのパンツを指します。短パンとレーパンの中間のような少しゆったりしたシルエットのアイテムも増えていますが、基本はこのようにピタピタです。膝の少し上くらいの丈のものが中心ですが、中には7分丈や10分丈のロングタイツタイプも。プロのロードレース選手や、颯爽と走っていくサイクリストさんが着ているのを見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。

「自転車を始めたばっかりだけど形や格好から入りたい!」という方もいらっしゃいますが(その意気、大歓迎です!)このピタピタのシルエットが恥ずかしくて手を出しづらい、という初心者さんも少なくないかと思います。ですが、レーパンにはスポーツ自転車に乗る上での多くのメリットがあり、色々な部分がぐっと楽ちんになるので、ぜひ着用をおすすめしたいサイクルウェアです。

通勤・通学だったり、ちょっとした街乗りならばカジュアルタイプのサイクルパンツやインナーパンツもおすすめですが、サイクリングを快適に楽しむならやはりレーパンが一番!では、なぜレーパンが快適なのか?レーパンをはくことでどのようなメリットがあるのか?そのあたりを詳しく見ていきましょう!

レーパンの特徴

①パッドがついている

股~おしり部分に衝撃吸収パッドが縫い付けられており、お尻とサドルの間のクッションの役割を果たしてくれます。パッドのおかげでお尻の痛みが軽減され、快適に走ることができます。

②ペダリングしやすい

身体にぴったりと密着し、かつ伸縮性に優れた生地で作られているためペダリングがしやすいです。普段着のズボンでもストレッチ性の高いものはありますが、ペダルを漕ぐという足の動きは腿や膝部分の動きが日常生活よりもかなり大きいため、膝部分の生地が突っ張ってしまったりしがち。レーパンは自転車に乗る上での稼働部分をサポートする作りになっているのでストレスフリーです。

また、一般的な運動ジャージのようなゆるいシルエットのズボンのように、裾がギアに引っかかったり汚れたりする危険性もありません。

③速く走れて疲れにくい

自転車で走る際に大きな障害となるのが、空気抵抗。「そんな空気抵抗を気にするような本気の走りしないし~」といったお声も聞きますが、空気抵抗は意識していない部分でも疲労という形で身体に蓄積していくため、のんびりポタリングを楽しむ方であっても、空気抵抗を抑えた服装をするだけでずっと楽ちんになります。また、ピタッと身体に密着することで筋肉の余計な振動を抑えることができるのも疲労の軽減に繋がります。

もちろん、ガッツリ走る方にとってはスピードへの影響も気になるところ。空気抵抗を抑えるだけで時速が数km速くなるとされ、逆に空気抵抗を受け続けるとスピードも落ちて疲労が募ってしまいます。

④摩擦から肌を守る

先述のとおり、ペダルを回転させるという動きは意外と大きな動作を繰り返す形になります。綿や麻など普段着に多く用いられる素材だと、回転動作に伴う衣類と肌の摩擦で太腿や股関節の皮膚を傷めてしまいます。レーパンに用いられる素材は滑りやすく肌触りの良い化繊で摩擦に強く、肌を守る役割もあります。

⑤吸汗速乾性が高い

自転車はスポーツの一環なので、たとえのんびりポタリング程度であっても大量の汗をかきます。太腿や膝に生地がまとわりついたり、じっとり湿った生地が擦れて不快感になったり、蒸れた状態が続くことで湿疹などの肌トラブルに繋がったりします。レーパンの生地は吸汗速乾性に優れているので、汗をかいても乾きやすく、ストレスがありません。

…と、これらの多くのメリットを受けられるレーパン。本格的に走る方のみならず、初心者さんやのんびりしたライドを楽しまれる方にもおすすめな理由が伝わったでしょうか?

ちなみに、普段のお洋服で乗っているとサドルと擦れてズボンの股部分の生地が薄くなり穴が開いたり、なんてこともあるのでちょっと注意が必要だったりします。そういった点でもレーパンは安心!

では、この機会にレーパンデビューを考えてみようかな…って方に、基本的な穿き方や選ぶ時のポイントを!

レーパンの穿き方

レーパンの下はノーパン

レーパンは基本的に、「1枚で」着用するように設計されています。レーパンの摩擦軽減、吸汗速乾性、動きやすさなどの機能を最大限に引き出すため上にも下にも何もつけず、素肌にレーパン1枚で穿くのが前提のつくりになっています。初心者さんにはめちゃくちゃびっくりされるところですね。とは言え、絶対そうしなければならないという強制ではないので、痛みやストレスが無く、ご本人が気にしなければどんなスタイルでも構いません。ただ、より快適にウェアを着こなし、サイクリングを楽しむためには是非取り入れていただきたい部分だったりします。

これについては別記事で詳しくまとめているので、よろしければそちらもあわせてご覧になってみてくださいね!
↓↓

サイズはピッタリを

せっかくレーパンを穿くのに、サイズの合わないものを選んでしまっては効果も激減。ぴったりサイズを身に着けてレーパンの良さを最大限引き出しちゃいましょう!!

このようにパッドがポコッと浮いた感じになっていたり、

裾が浮いてピラピラしている場合はサイズが合っていない(大きい)です。目で見てわかりやすいポイントなので、この2箇所を意識していただくと適正サイズを選びやすいですよ!

ビブとは?

ここでひとつ、レーパンのもうひとつの定番スタイルである『ビブ』についてもご紹介しておきましょう!

↑の写真のように肩に紐をかけて上から吊るすようなタイプのレーパンを【ビブショーツ(パンツ)】と言います。

本格的な印象があってサイクルウェアが初めてという方にはちょっぴりハードル高めに見えるこのビブショーツですが、より快適に、より楽ちんに着ていただけるため実は初心者さんにもおすすめ!

ビブショーツの特徴、メリット

①肩から吊るすので、ウエストの締めつけがない
②ウエストのサイズにとらわれず穿けるので、サイズ選びがしやすい
③おなかの部分にも布があるのでおなかや腰が冷えにくい
④肩から吊るしているのでペダルを漕いでいてパンツがずり落ちて来そうになることがなく、パッドもズレにくい

といったストレス軽減機能が盛りだくさん。一回これを穿くともうこれしか穿けない!穿いてみたらめちゃくちゃ楽だった!といったお客様の声を多く聞く、とっても楽ちんなアイテムなんです。

肩紐も伸縮性が高く薄いものが多く、ほとんど負荷がかからないようになっています。(※中には肩紐の感覚そのものが苦手な方もいらっしゃるので、是非試着をしてみていただくのをおすすめします!)

アンダーウェアを着る際には、写真のようにアンダーを下にしていただく方が汗をしっかり処理できるので効果的。おなかの部分もしっかり覆えるので、冷えやすいおなかも安心です。

ビブショーツのデメリット

ビブショーツの難点を上げるとすれば、肩ひもの上からジャージ等を着込むためトイレに行きづらいということなのですが…男性スタッフに聞いてみたところ、前面の布地はよく伸びるので、ぐいっと引き下ろしてしまえば用足しの際にはほとんど気にならないとのこと(このあたりのギモンを詳しく知りたい方は是非店頭の同性スタッフにお声がけくださいね!)

セットアップコーディネートがおすすめ!!

また、ビブショーツにはウエストタイプのものに比べ上下でセットアップできるものなどカッコいいデザインのものが数多く揃っています。コーディネートの楽しみが広がるのもオススメ理由のひとつです!

いかがですか?ちょっと良さそう…って思いませんか?

『まだ乗り始めたばっかりの自分にはちょっと恥ずかしい…』と敬遠されがちですが、めちゃくちゃ楽ちんですしコーディネート幅が広がるので、初心者さんでも気にせず是非チャレンジしていただきたいアイテムです。

レーパンの選び方

色々ご紹介してきましたが、では実際にレーパンを選ぶ時のポイントとおすすめ商品をざっくりと。

選び方のポイント

ショーツタイプorビブタイプ

初心者さんにはお値段が手頃で気軽に穿けるショーツタイプの方が人気があり、ビブタイプは乗り慣れた中~上級者さんが好む傾向がありますが、基本的にはパッドの形や性能は同じものが多いので、どれくらい快適性を求めるのか、コスト重視なのか、デザインは…などの好みで選んでいただければOKです。

パッドの形や厚さ、フィット感

パッドの形や大きさ、厚さは乗車距離・乗車時間によっておおよその目安はありますが、人によってそれぞれ骨格との相性や好みがあります。ぴったり身体にフィットするのが大前提ですが、着てみないとわかりませんよね。店頭ではレーパンからインナーパンツまでほとんどの商品が試着可能となっていますので、是非一度着てみていただくことをおすすめします!

自分の希望や乗り方に合うのがどういうものかわからない場合はお気軽に店頭スタッフにご相談くださいね!

ブランド別特徴とおすすめタイプ

安心・安定、定番ブランド。迷ったらココ!!

■パールイズミ

日本のサイクルウェアブランドとして定番の人気を誇るパールイズミ。日本の気候・日本人の体格にマッチする快適機能のベーシックなレーパンが揃います。薄手のものから極厚のものまで、実に5種類ものパッドに加え、ハーフ丈・7分丈・10分丈、ビブの有/無と多くのバリエーションを用意。サイズもS~3Lに加えてワイドサイズ展開もあるなどとにかく種類が豊富!!日焼けや疲労の原因となる紫外線をカット、衣服内部の温度の上昇を抑えるなどの快適機能に優れたアイテムも多く、価格帯もリーズナブルなものからプレミアムなものまでラインナップ。初心者さんで迷うようであればまずはここを押さえておけば間違いなしです。

【こんな人におすすめ!】
どれを買ったらいいか迷っている方/色々な種類を見たい方/夏でも涼しいものをお求めの方/大きいサイズをお探しの方

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リーズナブルなレーパンを探すなら

■KAPELMUUR

おしゃれでクラシカルな普段着テイストのウェアからレーシーでカッコいいスポーツラインのウェアまで、デザイン性の高さが人気のKAPELMUURのレーパンはブランドロゴのライオンプリントがアクセントとなっているシンプルなもの。トップスで色々遊べます。パッドはしっかり厚手のものが中心。価格帯もリーズナブルなものがあるため、初心者さんのコスト抑えめセットアップにもおすすめです!海外っぽさがありますが日本のブランドなので、サイズ感が合わせやすく着用しやすいのもポイント。

【こんな人におすすめ!】
KAPELMUURでウェアを揃えたい!という方/厚手のパッドでお探しの方/リーズナブルなレーパンをお探しの方

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デザイン、コーディネートを楽しみたい!

■CASTELLI

サソリのシンボルがトレードマークのCASTELLIはカッコいいデザインで人気の高いブランド。なんといっても上下でセットアップコーディネートで決めた時のカッコ良さは格別。ビブなしのショーツタイプもありますが種類が少ないため、おすすめはデザインやカラーのラインナップが揃うビブショーツ。グレードによってパッドや素材のストレッチ性などが異なりますので、試着していただくのがおすすめです。

【こんな人におすすめ!】
セットアップでカッコ良く決めたい方/レーシングスタイルでお考えの方

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■7ITA

7ITAはスマイルマーク☻や猫ちゃん、自転車モチーフなど遊び心に溢れたデザインで人気のブランド。上下で着た時のデザインのバランスが良く、セットアップコーディネートが映えます。初心者さんや女性でも気楽に手を出しやすいユニークなデザインが揃うため、コーディネートを楽しみたい方におすすめです。パッドもしっかり厚手で安心感があります。

【こんな人におすすめ!】
コーディネートを楽しみたい方/派手なデザインが気になる方

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はいてみようレーパン!!

初心者さんにとってはちょっぴり抵抗があるかもしれないレーパンですが、おしりの痛みを軽減するだけではないたくさんのメリットを得ることができます。サイクリングをもっと楽しく、もっと快適にしてくれるので、まだレーパンを穿いたことがない方も是非チャレンジしてみていただけたら幸いです!今回ご紹介したのはほんの一部なので、是非店頭やオンラインで色々なレーパンをチェックしてみてくださいね!!

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