あっという間に11月もおしまいです。
言ってる間に年末ですね。
どうも京都店 吉野です。
さて、この時期になると洗車の話題が多くなります。
寒くて乗る気にはならないけど年末だし愛車をきれいにして新年気持ちよくライドに出かけたい。
という方が多くなるのでしょうかね。
話は変わりますが昔は今ほどマットカラーの車体はなかった気がします。
見た目がね、かっこいいんですよ。
かっこいいのはいいのですが油が付いたり汚れたりするとめちゃくちゃ目立ち、汚れを楽に落とせるようにコーティングをするとツヤが出てしまいマットカラーの良さがうまく活きません。困ったものです。
特にガラスコートは厄介です。軽い気持ちでセルフ施工して万が一失敗しようものなら目も当てられません。
なんでかって?
ガラスコーティングは液状のガラスによる被膜を作りますの一度硬化してしまうと剥がすには研磨するほかないのでマットカラーにあるまじき研磨によるツヤが出てしまいます。グロスカラーなら剥がしきってもう一度ガラスコートをすればいいだけなのですが・・・
私は先日遊び半分でシートポストにガラスコートをしましたがあまりにもツヤが出すぎてしまい、これは・・・アカン・・・!ということで硬化前にあらゆるケミカルを使って剥がしました。硬化前でよかった・・・。二度とやらん。
じゃあマットカラーのフレームにはコーティングが一切できないのかといえばそんなことはありません。多少のツヤは出ますが。
仕上がりのイメージが付かないですよね。とりあえずやってみたはいいけど思ったんと違う!なんてことになっても嫌ですし、マットカラーのフレームを持っている友達の自転車で実験するわけにもいかないですよね。
今回使用するのはこちら
WAKO'S バリアスコート
4,884円
当店売り上げNo.1ケミカルブランド「ワコーズ」。
元はアメリカのケミカルの輸入代理店でしたが自社商品を開発、中間代理店を通さず自社のセールスマンが小売店や自動車工場に直接販売に行くので意外と知らない方も多いメーカーです。自動車用エンジンオイルやグリスを扱っており、高品質です。
自転車にも使える商品も多く、チェーンクリーナー、パーツクリーナ―、ディグリーザーその他もろもろ、洗車に必要なケミカルがすべてワコーズで揃います。
さて、今日ご紹介するバリアスコートは被膜を作るコーティング剤。
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まずは表面のほこりや油汚れをパーツクリーナーで落としていきます。
しっかり汚れを落としたら準備完了です。
脱線 マットとグロスの違いは何なのか。
マットもグロスも実は同じ塗装です。
といえば言いすぎですが、簡単に違いを見ていきましょう。
雑なイメージ
まずはグロスには塗装面の上にあるクリア層が光を反射しツヤがあるように見えます。
このクリア層が塗装に直接ダメージを与えることなく、たとえクリア層が傷ついてもコンパウンドなどで磨いて何度でもコーティングをし直すことができます。表面がつるつるなので汚れを拭き取るのも容易です。
一方マットブラックは表面に凹凸があり、光が当たっても乱反射してしまうのでツヤがないように見えます。
冒頭で汚れが目立つ、手入れが大変と言いましたが理由はここにあります。
この凹凸に汚れが入り込んでしまったりすると表面がつるつるになるのでそこだけ光を反射してしまうことで悪目立ちします。服や洗車などで擦れて凹凸がなくなってもテカりますし当然コーティングしてしまうとこの凹凸は消えてしまいますのでマットではなくなってしまいます。
なのでマットは
・ワックスNG
・汚れやすく水を弾きにくい
・ゴシゴシ洗車ができない
・汚れたらとんでもなく目立つ
・傷が付くと直せない
などのデメリットがあります。
汚れやすいくせに洗車しにくいなんて・・・
では話を戻してマットはワックスNGと言いましたが
バリアスコートはOK。なぜなのか・・・
その秘密はバリアスコートの粒子の細かさにあります。
通常のコーティング剤、ワックスなどは粒子の粒が大きく、マットの凹凸を埋めてしまいツヤが出てしまいますがバリアスコートなら粒子が細かい分薄く密着して凸凹を埋めません。なのでマットの質感を維持できます。しかも堅い被膜を作るので一度施工すると2~3か月程度は撥水性、防汚性が保たれます。
全くツヤのなかったマットブラックが・・・・
濡れたようなしっとりブラックに!
施工前
施工後
個人的にはこのぬらっとしたブラックがかなり好みです。
施工は難しくありません。
汚れをきれいに拭き取ってから付属のマイクロファイバータオルにバリアスコートを噴いてから塗り広げていくだけです。直接噴きつけてもいいのですが思った以上に出てムラになったことがあります。
後はもう一枚のマイクロファイバータオルで乾拭きするだけです!
簡単!つゃつゃ!ぜひお試しあれ。
それでは。