こんにちは。新宿本館のタナカです。
やや時間が経過してしまいましたが2024年11月16日開催のスポーツバイクデモに先駆けて行われた、スタッフ向け試乗会でのインプレをご紹介します。まずは出展して下さったメーカー・代理店の皆様、ありがとうございました！この場を借りてお礼を申し上げます。
LOOK 785 HUEZ 2
外見はLOOKらしいシンプルかつクラッシクなデザイン(もう少し派手さがあっても良い気もするが・・・)。モンドリアンを彷彿とさせるカラーリングで、前作から大きな変化がないように見えますが、その中身はワイドリム対応の低重心最新ジオメトリを採用。軽快なクライミングと快適なダウンヒル性能を両立させており、ケーブル類内装、空力を考慮したフレーム形状等、至る所に工夫がなされています。またこちらのバイクは機械式、Di2のいずれにも対応している汎用性の高いバイクとなります。前作では785HUEZ “RS”とネーミングされていましたが“RS”のネーミングは今作の785ヒュエズ2には設定なし。ヒルクライムやグランフォンドを趣味として楽しむ愛好家向けの乗り味になっており、長いヒルクライムでも乳酸が溜まりにくいとか。UHMカーボンの過剰な剛性や空力性能は必要ないと判断されRSのネーミングは排除されました。メインのカーボンをUHMカーボンからHMカーボンへと変更をしたことで若干の重量増は在るかもしれませんが、より万人受けするような乗り味になったとメーカー担当者様からも説明頂きました。また、重心位置は下がり、ジオメトリーもヒルクライムに適正化されました。
フロントフォークの剛性
かなりガッチリしてる感があり、安定性の高さを感じました。真価を発揮する試乗コースではなかったのですが、登りと下りがしっかりと楽しめるハイレベルのバイクであると感じました。
ハンドル周り
TOKEN C-BOX規格のヘッドパーツと専用ステムです。ステム長を変更したい場合はステム単品での販売もあり。最近はステム一体型のハンドルがフラッグシップモデル等では主流になってきております。見た目はかっこいいのですが、リーチやアングルが選べない為、ポジション出しで苦労する事もあります。金額としてはだいたい10万円オーバーのものが殆どなのでハードルはまだ高めです。HUEZ2はハンドル・ステムが別体の為、融通利く点、メリットがあります。このあたりは好みですが、ハンドルをかなり軽量で剛性感高い物に変えても面白いなと感じました。
タイヤクリアランス
最大タイヤ幅は32㎜。ワイドリム対応の低重心最新ジオメトリを採用しています。チューブレス化して30cあたりを履かせてみたいです。
シートポスト
シートポスト径 は27.2mmの丸ポスト。汎用規格なので色々いじれます。ここのパーツも超軽量パーツなどもあるのでカスタムし甲斐があり楽しみがありますね。
ボトムブラケット
ＢB規格はT47です。85.5mm幅のT47規格ですのでお間違いなく。
さあ、乗ってみてどうだったんだ・・・
試乗する前の印象は特に目立った形状はなくトラディショナルな感じ。見た目の好みは明らかに795BLADE2です。見た目に惑わされては駄目ですね。。。正直、欲しくなりました。贅沢ですが、785 HUEZ 2を通勤用にしたいなと思いました。まずは走り出しの軽さとハンドリングの癖の無さ。フォークの剛性は強かったですがヒラヒラ感は全くなく下りでの安定感も期待出来るなと。レーシングバイクなんですが、カリカリ感はなく、ずっと乗っていたくなるような感覚でした。ですが、この辺りが重要なところだど思います。自分は買うならそのブランドのトップモデル且つレーシーな見た目や尖っているバイクを選ぶ傾向があります。そうなると乗っていて楽しいなぁという感覚ではなく常に追い込んでる感覚で踏んでる走り方になります。これは走り方というか癖のようなもので良いとは言えないと思ってます。ですので、ずっと乗っていたい、乗っていて楽で安定感があると体感出来るバイクが必要かなと試乗して思ったところです。人それぞれ好みや求める点も違う上にバイクのインプレッションはその方の走力や体重等、色々と条件が異なる為、必ずしも同じ感覚にはならない事もありますが、785 HUEZ 2に関しては複数の同僚から同様のインプレッションがあった為、どの方が乗っても大枠がズレる事はないかなと。価格も最近のフレーム価格と比較すると良心的と言えます。是非、お好きな拘ったパーツでバラ完をしてみて下さい。長い間、素晴らしい相棒でサイクリングライフを送れる事でしょう。
是非バラ完にてドリームバイクを
素晴らしいモデルですが、完成車販売が無い為、バラ完での対応になります。105機械式コンポーネント,105-DI2コンポーネント,その他のコンポーネントでも組み立ていたします。是非店頭にてご相談ください。
