/
バイオレーサー5000施工者の大元です。
今日はTREK EMONDA SLをお乗りのM様からのご依頼です。
毎月500kmペースでヒルクライムとロングライドを嗜む健脚。
購入されてからほぼポジションを変えられていないという事で、
今までとは違う劇的な変化を期待してご来店を頂きました。
/
/
所見、170cm近い身長のM様からすると落差が浅く感じます。
アップライトな姿勢は悪くないですが、毎月500km乗る
M様のライドレベルを考えると物足りないポジションのはずです。
早速計測してポジションを合わせてみると・・・
/
/
サドル高:マイナス1mm
サドル後退量:プラス15mm
サドル~ハンドル距離:プラス16mm
サドル~ハンドル落差:プラス44mm
/
サドルの高さは理想値に近い数値でしたが、後退量が足りず
サドルが前に出ていたので15mmも大きく下げました。
ハンドルとサドル距離も数値上伸びましたが今回落差が44mmも増え、
大きく下に下がった関係でむしろステムは短い70mmに変更。
サドル後退量が15mm下がった事も起因しての長さになっています。
/
/
身体的な特徴として平均よりも股下が長く、胴がとても短め。
その影響かフレームサイズは従来は適正身長にも関わらず、
落差を考慮すれば更にもう1サイズ下でも大丈夫でした。
ステムはベタ下げし角度を66度にして理想落差に近づけました。
ローラーで早速試して頂いた感想は・・・
「前よりも太ももが上げ下げしやすくて回しやすい!」
「尻にかかっていた荷重が腕にもいき全身で支えてる感じ」
「完全に別物、自転車を買い替えたみたいだ」
「ポジションの重要さがとてもよく分かった!」
と、べた褒め頂けました!
これだけ喜んで頂けると嬉しいですね。
大きく変わった新ポジションは少し乗り込んで頂ければ
よりしっくりとくるフォームになると思います。
しばらくはこれで乗り込んでみてくださいね。