シマノ社は本気であります
今後のロードバイクの世界
油圧ディスクブレーキが
スタンダードになることを!
長いくだりのルーズで連続的な減速
タイトなターンイン直前のハードブレーキ
市街地で繰り返す信号のストップ&ゴー
今回のブレーキングシステム開発は
日本国内でプロトタイプを造り
ヨーロッパのテストフイールドで徹底的にテスト
毎回5~6セットを試してもらうを
何回も何回も繰り返したそうです。
届ける先でチェックするテストライダーは某有名プロレーサー
ブレーキフイールをとことん突き詰めた
9170はダイレクトな制動フィーリングで
プロライダー好みな味付けを意識したそうです
確かにどんな状況でも極自然に
指先のチカラに反応して思いのままの減速。
MTBのディスクブレーキ聡明期にあったような
猪突猛進的なドッカンブレーキはもう微塵も無く
よく調教されたサラブレッドです。
ビギナーズライダーもベテランも
安心してレバーを引けます
しかもそれは・・・・・・
リムの加熱崩壊からくる落車の恐怖や
突然の雨で無力化から開放されてです
エンジニアさんいわく・・・・・・
MTB時代から永く培ったローターのノウハウ
オンロードシーンでのベストバランス140mm
シマノの140mmは世界に向けても胸をはれる逸品ですと
ローターの放熱特性は他社の追従を許しませんシマノの強みです
そうなんですよね ブレーキってのは
運動エネルギーを摩擦で熱エネルギーに変える装置ですから
熱を大気に放つローターは要です
9170のもうひとつのポイント
サイクリング中
常に握っているであろうブラケット
信じられないくらいコンパクトである
お話を聞いたエンジニアによれば
『STI躯体開発で最大の苦労は
パテント抵触回避の工夫の連続』
シマノ開発陣の血の滲む努力が
この見事に細く手になじむSTIに現れてます
本当にこれで油圧かっ!
と思うほど 自然で細い。
ロングライドでもレースでも
アナタ様の手を優しくかつ的確に支えます
さて
会場には・・・・・・
何社もメーカー様がいらっしゃいまして
われわれにディスクブレーキ
試乗車両を用意してくれました
BMCは内装具合が進歩してますねー
専用コラムからインストールされたラインは
特殊形状のコラムのサイド
を通りフレームインしますので
とてもスッキリとしたハンドル周りになります
2018からは・・・・・・
ジャンクションもダウンチューブに内装です
ザックさんイチオシのディスクロードです。
メリダもきっちり仕上がってました
もちろん全社ともスルーアクスルです
ロードのディスクは
スルーアクスル化がとても重要です
ジャイアントさんは
全サイズのTCRディスクを
お持込になる本気度120%でした。
あまりに試乗の時間が短く乗れませんのが
とても残念でした。
ジャイアント様は完成車グレードの機械式ディスクでも
いち早く【対向ピストン】を導入していました
時代を見据える目は確かなメーカー様でございます
わたし・・・・・・
ROAD×CV×DISC=幸せ!
と予想してます
嫌な振動をカットして最上のブレーキングが
天候に左右されず提供されるんですの
いいなああ・・・高価ですがね
2018年以降
急速にディスクの波は来るです
もう既にフォークは諸問題をクリアし
ナチュラルな加速感と
ブレーキングを手にしています
野寺監督も・・・・・・
『これからはディスクの時代です!』
と おっしゃります うん
そんな感じで実りの多い試乗会でした
どうぞ新時代でもYsRoad志木を御贔屓に!
by野澤